
Never say die. は「決して諦めるな・最後まで希望を捨てるな」という意味の英語表現です。ひとことで言えば、失敗や苦境に直面しても、もう駄目だと決めつけず挑戦を続けようという考えを伝えます。日本語訳だけでなく、なぜその意味になるのか、現代の英語でどう聞こえるのか、似た表現と何が違うのかまで確認しましょう。
Contents
Never say die.の意味をひとことで
基本の意味は「失敗や苦境に直面しても、もう駄目だと決めつけず挑戦を続けよう」です。ことわざや引用句は短い一文で状況を評価するため、辞書的な意味に加えて、話し手が励ましているのか、批判しているのか、文学的にまとめているのかを読む必要があります。
自然な日本語では、必ずしも直訳を繰り返しません。「決して諦めるな・最後まで希望を捨てるな」を土台に、その場に合う短い日本語へ置き換えると理解しやすくなります。
直訳から意味が生まれる仕組み
neverが表すもの
never=決して〜ない。この部品がことわざ全体のイメージを支えています。単語をばらばらに暗記せず、具体的な場面と教訓を結び付けましょう。
say dieが表すもの
say die=「もう終わりだ」「もう駄目だ」と言う。この部品がことわざ全体のイメージを支えています。単語をばらばらに暗記せず、具体的な場面と教訓を結び付けましょう。

ネイティブが感じるニュアンス
現代英語での響き
短く力強い励ましです。スポーツ、勉強、仕事などで再挑戦を促すときに使われ、少し古風でスローガンのような響きもあります。自分やチームを奮い立たせる場面では前向きですが、心身ともに疲れている相手へ一方的に言うと「休むな」という圧力にもなります。
誰が誰に言うかで印象が変わる
自分自身の経験を説明するときは、説教くささが弱くなります。相手への助言として使うときは、相手の事情を聞いてからにしましょう。短い格言は便利ですが、複雑な問題を一文で片付ける力も持っています。
しゅみすけ(大山俊輔)
よく使われる形・語順・文法
ことわざ全体を一文として使う
基本形は変えず、独立した一文として引用するのが安全です。As the saying goes, “Never say die.”(ことわざにもあるように)を前に置くと、昔からある表現を借りていることが明確になります。
断定を弱めて紹介する
It reminds me of the saying…(そのことわざを思い出します)や People sometimes say…(人は時々〜と言います)なら、自分の絶対的な判定ではなく、一つの見方として示せます。
Never say die.の自然な例文
| 英語 | 日本語訳 |
|---|---|
| We’re behind, but never say die. | 遅れていますが、最後まで諦めないで。 |
| The first interview went badly, but I won’t give up. | 最初の面接はうまくいきませんでしたが、諦めません。 |
| Never say die—we still have ten minutes left. | 諦めるな。まだ10分残っています。 |
| She failed the test once and decided to try again. | 彼女は一度試験に落ちましたが、もう一度挑戦すると決めました。 |
| I know you’re tired. Let’s rest first and decide tomorrow. | 疲れているのは分かっています。まず休んで、明日決めましょう。 |
| Our plan did not work, so we changed the method. | 計画がうまくいかなかったので、方法を変えました。 |
日常会話で使うコツ
最初に具体的な状況を一文で示し、その後で表現を添えます。ことわざだけを突然言うより、なぜこの言葉を選んだのかが伝わります。
仕事や文章で使うコツ
仕事では格言を根拠の代わりにしません。事実、影響、提案を述べたうえで、最後の要約や印象的な一文として使います。相手が知らなくても理解できる説明を続けてください。
人間関係で使うコツ
助言より共感が必要な場面もあります。I understand why you feel that way.(そう感じる理由は分かります)と受け止めてから話すと、教訓を押しつける印象が弱まります。
似た表現との違い
Don’t give up は現代の日常会話で最も直接的です。Keep going は「そのまま続けて」、Hang in there は苦境にいる人への「もう少し踏ん張って」に近い表現です。Never say die は、敗色が濃くても希望を捨てないという劇的な力強さがあります。
日本語訳の近さだけで選ばない
類似表現は、話題の範囲、強さ、口語性、話し手の目的を比べます。同じ日本語に訳せても、励まし、批判、観察、文学的な引用では使いどころが異なります。
日本人が間違えやすいポイント
文字どおりの場面に限定しない
具体的な単語が使われていても、実際には人の感情、判断、社会状況を表す比喩です。直訳の絵と現実の意味を二段階で覚えましょう。
使わない方がよい場面
病気、燃え尽き、ハラスメント、安全上の危険などでは、続けることが最善とは限りません。休む、撤退する、助けを求める判断も尊重しましょう。
出てこない時の「しゅみすけ式」
難しいことわざを思い出せなくても、基本単語で意味を直接伝えれば問題ありません。
簡単な英語で言い換える
Don’t give up yet. We can try one more time.
この一文なら、聞き手がことわざを知らなくても意図を理解できます。まず簡単な英語を確実に言えるようにし、余裕があるときだけことわざを添えましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
会話で使えるようになる練習
状況・判断・ことわざの3段階
- 何が起きたかを基本文型で言う
- 自分の判断や気持ちを短く述べる
- 場面に合う場合だけことわざを添える
短い会話例
A: I’m not sure what to do.
B: Let’s look at the facts first. Don’t give up yet. We can try one more time.
A: That makes sense.
自分の例文を作る
最近の経験から、誰が、何をして、どうなったかを一つ選びます。最初はことわざを使わず簡単に説明し、最後に本当にこの表現が合うかを考えてください。
「諦めない」と「方法を変える」は両立する
同じやり方を繰り返す必要はない
Never say die. が勧めるのは、失敗した方法へ固執することではありません。目標を残しながら、期限、道具、順番、協力者を変えることも立派な継続です。試験に落ちたなら勉強法を見直す、提案が通らなければ相手の懸念を聞く、試合で劣勢なら役割を組み替える、といった判断ができます。We are not giving up. We are changing our approach.(諦めるのではなく、やり方を変えます)と説明すると、根性論ではない前向きさが伝わります。
休息も継続の一部
一度休むことは surrender(降参)とは限りません。疲労で判断力が落ちているなら、休息後に再評価する方が目標へ近づけます。Let’s take a break and try again tomorrow.(休憩して明日もう一度やろう)は、Never say die. の精神を相手に優しく伝える実用的な一文です。励ます側は「まだ続けられるはず」と決めつけず、相手に選択肢があることを示しましょう。
よくある質問
今も日常会話で使いますか?
表現によって頻度は異なります。毎日使わなくても、聞いて意味が分かり、必要なら簡単に言い換えられれば実用上は十分です。
フォーマルな文章で使えますか?
引用や導入、結論には使えます。ただし、証拠や具体的な説明の代わりにはなりません。引用後に自分の論点を明確に述べましょう。
全文を暗記すべきですか?
まず意味と簡単な言い換えを優先します。定型表現として使うなら基本形をそのまま覚え、単語や語順を無理に変えないのがおすすめです。
関連する英熟語・定型表現
英熟語・定型表現のまとめでは、完成した表現を意味や場面から探せます。関連表現を比べると、同じ日本語訳に見える英語の距離感が分かります。
もう一つ大切なのは、成功の可能性が低くなったときに目標を小さく区切ることです。全部を一度に取り戻そうとせず、次の10分、今日の一歩、今週の改善点へ集中します。We may not finish today, but we can make progress.(今日終わらなくても、前進はできます)のように言えば、結果だけでなく進歩へ目を向けられます。Never say die. を現実的な行動へつなげるには、続ける理由と次に試す具体策をセットで考えましょう。
まとめ
Never say die. は「決して諦めるな・最後まで希望を捨てるな」を表し、失敗や苦境に直面しても、もう駄目だと決めつけず挑戦を続けようという考えを伝えます。直訳、現代の響き、使わない方がよい場面をセットで理解しましょう。
- 基本の意味:失敗や苦境に直面しても、もう駄目だと決めつけず挑戦を続けよう
- 簡単な言い換え:Don’t give up yet. We can try one more time.
- ことわざを根拠の代わりにせず、具体的な説明と一緒に使う
このことわざのテーマ別一覧
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