
「両手をお椀の形にする」は英語でどう言えばよいのでしょうか。結論から言うと、最も一般的なのは cup your hands です。ただし、動く方向、力の強さ、回数、動作の目的によって curve your hands や hold your hands like a bowl のほうが自然になります。
先に結論:通常は cup your hands。形や動き方を限定するなら curve your hands、別の目的・ニュアンスを明示するなら hold your hands like a bowl と使い分けます。
Contents
「両手をお椀の形にする」の英語表現を比較
| 英語表現 | 中心の意味 | 例文 |
|---|---|---|
| cup your hands | 手のひらで深いくぼみを作る。水や小物を受ける目的が自然に伝わる。 | Cup your hands and catch some water. 両手をお椀の形にして水を受けて。 |
| curve your hands | 指や手のカーブという形に注目する。運動や作業の指示にも使える。 | Curve your hands gently around the ball. ボールを包むように両手を軽く丸めて。 |
| hold your hands like a bowl | 比喩を使った平易な説明。cupが出てこないときにも安全。 | Hold your hands like a bowl under the tap. 蛇口の下で両手をお椀のようにして。 |
日本語では同じ「両手をお椀の形にする」でも、英語は動作の形だけでなく、動いた方向や本人の意図まで区別します。一語を機械的に当てはめるより、まず基本表現を決め、必要な情報を副詞や前置詞で足すと自然です。
しゅみすけ(大山俊輔)
3つの表現を場面別に使い分ける
cup your hands
手のひらで深いくぼみを作る。水や小物を受ける目的が自然に伝わる。 迷ったときに最初に選びたい表現です。
Cup your hands and catch some water.
両手をお椀の形にして水を受けて。
curve your hands
指や手のカーブという形に注目する。運動や作業の指示にも使える。 基本表現より焦点が限定されます。
Curve your hands gently around the ball.
ボールを包むように両手を軽く丸めて。
hold your hands like a bowl
比喩を使った平易な説明。cupが出てこないときにも安全。 形や目的を具体的に描きたいときに向きます。
Hold your hands like a bowl under the tap.
蛇口の下で両手をお椀のようにして。

日常会話と指示での違い
日常会話では短い動詞を使う
目の前で動作を見せられる会話では、cup your hands. のような短い指示で十分です。丁寧に頼むなら Please cup your hands.、相手に試してもらうなら Can you cup your hands? と言えます。命令口調を避けるには Could you …? や Try to … が便利です。
運動・診察・仕事では条件を明示する
正確な再現が必要な場面では、slowly(ゆっくり)、gently(優しく)、slightly(少しだけ)、as far as you comfortably can(無理のない範囲まで)を加えます。痛みを避けるなら Stop if it hurts.(痛ければやめてください)も添えましょう。
描写では理由や感情を付け足す
人の仕草を文章で描くときは、動作だけで感情を断定しないことも大切です。理由が分かるなら in anger(怒って)、with excitement(興奮して)、to keep warm(温まるために)のように補います。客観的に伝えたい場合は、見えた動きだけを基本表現で述べます。
自動詞・他動詞、目的語と語順
handsは通常複数形です。cup your hands togetherなら、両手を寄せる動きまで明確です。open your handsは「手を開く」で、くぼみを作る意味までは含みません。
身体動作の基本語順は 主語+動詞+所有格+身体部位 です。日本語では「手」「足」だけで済みますが、英語では my / your / his / her / their を付け、誰の身体かを示すのが普通です。単数・複数も、一本なのか両方なのかに合わせます。
自然に起きた動きは自動詞、本人が意識して身体部位を動かした場合は他動詞になることがあります。たとえば My hand moved. は「手が動いた」、I moved my hand. は「私は手を動かした」です。例文の目的語を丸ごと覚えると、会話で語順に迷いません。
方向・強さ・回数を補う
- gently:力を入れすぎず優しく
- slowly:ゆっくり
- a little / slightly:少しだけ
- three times:3回
- for five seconds:5秒間
- and hold it there:その位置で保つ
cup your hands gently. なら「優しく両手をお椀の形にする」、cup your hands and hold that position. なら「両手をお椀の形にする、その姿勢を保つ」です。無理をさせたくない場合は Don’t force it.、ほかの部分を固定するなら Keep the rest of your body still. と続けられます。
日本人が間違えやすいポイント
handsは通常複数形です。cup your hands togetherなら、両手を寄せる動きまで明確です。open your handsは「手を開く」で、くぼみを作る意味までは含みません。
日本語の一語に似た英単語を当てるだけでは、方向や強さが抜ける場合があります。迷ったら「どこを」「どちらへ」「どの程度」「何のために」の順で情報を整理してください。専門語より、相手が同じ動きを再現できる具体的な英語を優先します。
難しい単語が出ないときの「しゅみすけ式」
cup your hands が出てこなくても会話は止めなくて大丈夫です。基本動詞の make, move, put, hold, get, keep を使い、動作そのものではなく形・方向・結果を説明します。一文が長ければ二文に分けましょう。
- Make a bowl with your hands.
両手でお椀の形を作って。 - Put your hands together and make a small space.
両手を合わせて小さなくぼみを作って。 - Hold the seeds in both hands.
両手で種を受けて。
この言い換えは辞書的な一語訳ではありませんが、相手へ動作を伝える目的は果たせます。身体部位と方向を先に言い、必要なら身ぶりを見せるのがコツです。言い終えたら Like this.(こんな感じです)や That’s right.(それで合っています)で確認できます。
しゅみすけ(大山俊輔)
短い会話で練習
A: Can you cup your hands?
両手をお椀の形にすることはできますか。
B: Like this?
こんな感じですか。
A: Yes. Do it gently and hold that position.
はい。優しく動かして、その姿勢を保ってください。
B: Okay. Please tell me if I need to move more.
分かりました。もっと動かす必要があれば教えてください。
よくある質問
最も無難な表現はどれですか?
文脈がないときは cup your hands が最も使いやすい表現です。相手が動きを知らなければ、しゅみすけ式の簡単な説明も添えます。
命令文は失礼になりませんか?
運動や撮影など手順を案内する場面では自然です。日常で頼むなら please、could you、try to を付けると柔らかくなります。
動作をもっと正確に伝えるには?
左右・上下などの方向、回数、速さ、動作後に姿勢を保つかを足してください。相手に実際に動いてもらい、短い英語で一項目ずつ修正すると誤解を減らせます。
あわせて覚えたい関連表現
cup your hands と一緒に、cup both hands together、cup one hand around も覚えておくと、似た動作を区別しやすくなります。身体動作の英語は、動詞だけでなく目的語との組み合わせが大切です。単語帳では一語ずつではなく、短い命令文または主語のある一文として記録しましょう。
練習するときは、まず自分で動きをしながら英語を声に出します。次に、目を閉じても相手が再現できるよう、方向・速さ・回数を一つずつ加えます。最後に過去形へ替えて「何をしたか」を説明すると、指示と描写の両方を練習できます。
- Please show me how to do it.
やり方を見せてください。 - Do the same movement with the other side.
反対側でも同じ動きをしてください。 - Return to the starting position.
最初の位置に戻ってください。
まとめ
「両手をお椀の形にする」の基本は cup your hands です。curve your hands と hold your hands like a bowl は、形・目的・強さを限定したいときに使います。所有格と身体部位の組み合わせ、動く方向、動作の目的まで意識すると、日常会話でも運動や仕事の指示でも自然に伝えられます。
ほかの身体動作も確認したい方は、ジェスチャーを英語で表す関連記事も参考にしてください。










