see to it thatの意味と使い方|make sureとの違い・語順を例文で解説

see to it thatの意味と使い方・make sureとの違い

see to it that は、「責任を持って、必ず〜となるようにする」「〜するよう取り計らう」という意味です。単に状況を確認するだけではなく、望む結果になるまで自分が面倒を見る、という責任感を含みます。

たとえば I’ll see to it that this gets done today. は、「今日中にこれが終わるよう、私が責任を持って対応します」という意味です。

仕事では頼もしい約束として使えますが、相手への命令にすると強く響くこともあります。この記事では、意味の成り立ち、語順、時制、make sureとの違い、自然な例文、出てこないときの簡単な言い換えまで整理します。

see to it thatの意味を一言でいうと?

see to it that+文 の基本的な意味は、次のとおりです。

  • 必ず〜となるようにする
  • 責任を持って〜を実現する
  • 〜するよう取り計らう
  • 〜であることを確実にする

ここで大切なのは、seeを「見る」と直訳しないことです。seeには「様子を見る」「面倒を見る」「必要な処置をする」という意味の広がりがあります。to itは「その件に対して」、that以下は「実現させる内容」です。

I’ll see to it that everyone receives a copy.
全員がコピーを受け取れるよう、私が手配します。

話し手は「配られたか確認します」と言っているだけではありません。必要なら担当者へ連絡し、部数を確認し、実際に全員へ届くところまで責任を持つ、という含みがあります。

しゅみすけ(大山俊輔)

see to it thatは、「見る」よりも「その件は私が引き受けます」と捉えると使いやすくなります。

なぜsee to it thatで「必ず〜する」になる?

この表現は、部品に分けるとイメージしやすくなります。

  • see to:必要な処置をする、面倒を見る
  • it:その件、その状況
  • that節:確実に実現させたい内容

つまり、直線的に捉えれば「that以下が実現するよう、その件に対処する」です。日本語では文脈に応じて「必ず〜する」「〜するようにしておく」「責任を持って手配する」と訳すと自然です。

it は具体的な物を指す目的語ではなく、後ろのthat節を受ける形式的な語です。そのため、基本の型は see to it that+主語+動詞 で覚えます。

see to it thatは責任を持って結果を確実にするというニュアンス

see to it thatの語順と文法

基本形はsee to it that+完全な文

thatの後ろには、主語と動詞を含む文を置きます。

Please see to it that the door is locked.
ドアに必ず鍵がかかっているようにしてください。

She saw to it that the guests were comfortable.
彼女は、来客が快適に過ごせるよう気を配りました。

× see to it the door のように、that以下を名詞だけにするのは基本的ではありません。物や用件そのものに対処するときは、see to+名詞 を使えます。

I’ll see to the arrangements.
手配については私が対応します。

一方、「手配が今日中に終わるようにする」と結果まで述べるなら、次の形です。

I’ll see to it that the arrangements are completed today.
今日中に手配が完了するよう、私が責任を持って対応します。

thatは省略されることもある

会話やくだけた文では、thatが省略されることがあります。

See to it everyone is ready by nine.
9時までに全員が準備できるようにしておいて。

ただし、学習者はthatを残す方が構造を把握しやすく、書き言葉でも明確です。まずは see to it that を一まとまりで覚えるのがおすすめです。

時制に応じてseeが変化する

  • 現在形:see / sees to it that
  • 過去形:saw to it that
  • 未来・約束:will see to it that
  • 現在完了:have / has seen to it that

He always sees to it that new staff feel welcome.
彼はいつも、新しいスタッフが歓迎されていると感じられるよう配慮します。

We have seen to it that your information remains confidential.
お客様の情報が機密として保たれるよう、必要な対応を行っています。

see to it thatとmake sureの違い

どちらも「確実に〜する」と訳せますが、焦点が少し違います。

表現 中心となる感覚 よく合う場面
make sure 確認する・間違いなくそうする 日常の確認、注意、準備
see to it that 責任を引き受け、結果まで面倒を見る 仕事、手配、約束、強い指示

Make sure the lights are off. は「電気が消えていることを確認して」という日常的な依頼です。See to it that the lights are turned off every night. は「毎晩必ず消灯されるよう、あなたが責任を持って管理して」という響きが強くなります。

ただし、境界は絶対ではありません。多くの場面で意味は重なります。会話で自然かどうかを優先するなら、一般的な確認にはmake sure、担当や責任を明確にしたいときにはsee to it that、と使い分けるとよいでしょう。

日常会話での自然な使い方

I’ll see to it that the kids eat before we leave.
出かける前に子どもたちが食事をするよう、私が見ておきます。

Can you see to it that the package goes out today?
その荷物が今日発送されるように対応してもらえますか。

Don’t worry. I’ll see to it that she gets home safely.
心配しないで。彼女が安全に帰宅できるよう、私が責任を持ちます。

日常会話では少し改まった、頼もしい響きがあります。小さな確認ならmake sureの方が軽く自然です。一方、移動、安全、重要な手配など「任せて」と言いたい場面ではよく合います。

仕事・ビジネスでの使い方

I’ll see to it that the revised proposal reaches you by Friday.
修正版の提案書が金曜日までに届くよう、私が手配します。

Please see to it that all customer data is backed up.
すべての顧客データがバックアップされるよう、必ず対応してください。

The manager saw to it that the issue was resolved before launch.
マネージャーは、公開前に問題が解決されるよう取り計らいました。

Who will see to it that the venue is ready?
会場の準備が整うよう責任を持って対応するのは誰ですか。

I’ll see to it that… は、問題への謝罪や顧客対応でも使えます。「善処します」より強く、実行を約束する表現です。そのため、実際に自分が管理できないことへ軽々しく使わない方が安全です。

しゅみすけ(大山俊輔)

I’ll see to it that…と言うと、確認だけでなく結果への責任まで引き受ける印象になります。約束として使うなら、実行できる範囲かも意識しましょう。

恋愛・人間関係で使うときのニュアンス

I’ll see to it that you have everything you need.
必要なものが全部そろうよう、私が準備するよ。

She saw to it that no one felt left out.
彼女は、誰も仲間外れに感じないよう気を配りました。

相手を支える文脈では、思いやりと頼もしさが出ます。ただし、See to it that you call me. のような命令形は「必ず電話しなさい」とかなり強く聞こえます。対等な相手へ柔らかく頼むなら、Could you make sure to call me?Please call me when you arrive. の方が自然です。

日本人が間違えやすいポイント

see it thatとはしない

toを落として × see it that としないようにしましょう。決まった形は see to it that です。

thatの後ろを動詞の原形だけにしない

× I’ll see to it that finish today. では、that節の主語がありません。

○ I’ll see to it that we finish today.
今日中に私たちが終えられるようにします。

○ I’ll see to it that it is finished today.
それが今日中に終わるようにします。

単なる「見る」には使わない

映画を見る、状況を目で確認する、といった意味ではこの熟語を使いません。see to it that には、必要な行動を取り、結果へつなげる感覚があります。

でてこない時のしゅみすけ式

see to it thatが出てこなくても、会話は止めなくて大丈夫です。「誰が何をするか」と「必ず」を簡単な英語で説明しましょう。

I’ll make sure it happens.
必ずそうなるようにします。

I’ll take care of it.
私が対応します。

I’ll check everything and make sure it’s ready.
全部確認して、準備が整うようにします。

I’ll ask the team to finish it today.
今日終えるようチームに頼みます。

難しい熟語を思い出そうとするより、I’ll… で自分の行動を言い、make sure… で望む結果を足す方が伝わります。たとえば「資料が会議前に届くようにする」なら、I’ll send the files before the meeting. だけでも目的は十分伝わります。

似た表現との違い

take care of

take care of+名詞 は「〜を処理する・面倒を見る」。用件そのものを引き受ける表現です。I’ll take care of the booking. なら「予約は私がやります」。see to it thatは、その結果を文で具体的に示せます。

ensure

ensure は「〜を確実にする」というフォーマルな動詞です。規程、契約、報告書などにもよく合います。see to it thatは、人が責任を持って動く感じがより見えやすい表現です。

make certain

make certain that も「必ず〜となるようにする」。make sureより少し強く、やや改まった響きがあります。ただし、責任者が案件を引き受けるニュアンスはsee to it thatの方が明確です。

よくある質問

see to it thatは命令形で使えますか?

使えます。See to it that this never happens again. は「二度とこのようなことが起きないようにしなさい」です。ただし非常に強い指示です。上司から部下、権限を持つ人から担当者への指示には合いますが、丁寧な依頼ならpleaseやcould youを使いましょう。

see thatだけでも同じ意味ですか?

see that… にも「〜するように取り計らう」という用法があります。ただし、seeには「〜だと分かる」という意味もあるため、see to it that の方が「責任を持って確実にする」という意図が明確です。

that節は未来のことでも現在形ですか?

内容に応じて現在形や受動態を使うのが一般的です。I’ll see to it that he gets the message. のgetsは現在形ですが、意味はこれから実現させることです。必要に応じてwillを使う場合もありますが、機械的に未来形へする必要はありません。

日常会話では古く聞こえませんか?

古語ではありません。現在も使われます。ただし、make sureより改まっていて責任の響きが強いため、日常の小さな確認では頻度が下がります。仕事、顧客対応、約束、強い指示では自然です。

まとめ

see to it that+文 は、「責任を持って、必ず〜となるようにする」という表現です。see toが「必要な処置をする」、itが「その件」、that以下が「実現させる内容」を表します。

一般的な確認ならmake sure、担当として結果まで引き受けるならsee to it thatがよく合います。まずは約束で使いやすい I’ll see to it that… を一つ覚えておくと、仕事でも日常でも頼もしさのある英語になります。

英熟語を意味だけでなく、成り立ちや言い換えまで学びたい方は、英熟語・定型表現の総合ガイドもあわせてご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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