「先入観を捨てる」は英語で?let go of assumptions・keep an open mind・set aside preconceptionsの違い

「先入観を捨てる」の英語表現と使い分け

「先入観を捨てる」を英語で言うときは、状況に応じて表現を選びます。最も大切なのは、日本語一語に英語一語を機械的に当てるのではなく、何を対象に、どの段階で、どんな判断や行動をするのかを分けることです。

代表的な表現は let go of assumptionskeep an open mindset aside preconceptions です。以下の比較表で、まず使い分けの軸を確認しましょう。

英語表現 中心となる意味 よく使う形
let go of assumptions 無意識に置いていた思い込みを手放す about what customers want
keep an open mind 結論を決めず柔軟に話や情報を受け入れる when hearing the proposal
set aside preconceptions 既存の先入観を意識的に脇へ置く for the moment

「先入観を捨てる」の意味を英語ではどう分ける?

日本語の「先入観を捨てる」には、情報を集める途中、内容を検討する段階、結果として判断できた状態など、複数の場面が含まれます。英語では、動詞・目的語・前置詞の組み合わせによって焦点を明確にします。「今しているのは調査か、比較か、決定か」「伝えたいのは過程か結果か」を確認してください。

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語だけを見て英単語を決めると、場面に合わないことがあります。誰が何をして、何を明らかにしたいのかまで短く分解すると、自然な表現を選びやすくなります。

let go of assumptions:無意識に置いていた思い込みを手放す

let go of assumptions は、無意識に置いていた思い込みを手放すときに使います。日本語の「先入観を捨てる」だけを一語に置き換えるのではなく、話し手が行っている作業と、相手に伝えたい結果を具体的にすると自然です。

  • We need to let go of our assumptions about what customers want.
    顧客が望むものについての思い込みを手放す必要があります。
  • Let go of assumptions about what customers want.
    先入観を捨てる場面で使える基本形です。目的語や前置詞まで一緒に覚えましょう。

幅広い会話や仕事で使いやすい中心表現です。 報告では主語を we にして完了した作業を述べ、提案では Let’s や We may need to を添えると、命令調にならず協力的に聞こえます。

keep an open mind:結論を決めず柔軟に話や情報を受け入れる

keep an open mind は、結論を決めず柔軟に話や情報を受け入れるときに使います。日本語の「先入観を捨てる」だけを一語に置き換えるのではなく、話し手が行っている作業と、相手に伝えたい結果を具体的にすると自然です。

  • Try to keep an open mind when you hear the proposal.
    提案を聞くときは先入観を持たず柔軟に考えてみてください。
  • Keep an open mind when hearing the proposal.
    先入観を捨てる場面で使える基本形です。目的語や前置詞まで一緒に覚えましょう。

前の表現より焦点が限定されています。 報告では主語を we にして完了した作業を述べ、提案では Let’s や We may need to を添えると、命令調にならず協力的に聞こえます。

set aside preconceptions:既存の先入観を意識的に脇へ置く

set aside preconceptions は、既存の先入観を意識的に脇へ置くときに使います。日本語の「先入観を捨てる」だけを一語に置き換えるのではなく、話し手が行っている作業と、相手に伝えたい結果を具体的にすると自然です。

  • Let’s set aside our preconceptions and look at the data.
    先入観はいったん脇へ置いてデータを見ましょう。
  • Set aside preconceptions for the moment.
    先入観を捨てる場面で使える基本形です。目的語や前置詞まで一緒に覚えましょう。

前の表現より焦点が限定されています。 報告では主語を we にして完了した作業を述べ、提案では Let’s や We may need to を添えると、命令調にならず協力的に聞こえます。

「先入観を捨てる」の英語表現を場面別に比較したイラスト

仕事で「先入観を捨てる」と言うとき

会議で検討を提案する

会議では、いきなり命令形にせず、Let’s、We should、We may need to、Could we …? などを使うと協力的に聞こえます。対象と判断の目的も加えると、相手が次に何をすべきか理解しやすくなります。

  • Let’s let go of assumptions about what customers want.
    最も基本的な表現を使って検討を提案しています。
  • We may need to keep an open mind when hearing the proposal.
    必要性を断定せず、柔らかく検討を促す言い方です。
  • Before we decide, could we set aside preconceptions for the moment?
    決定前に必要な作業を丁寧に提案しています。

メールや報告で進捗を伝える

完了した作業は過去形、現在も進行中なら進行形、完了した結果が現在の判断に関係するなら現在完了を使えます。曖昧な it だけに頼らず、何を検討・確認したのかを名詞で示しましょう。

  • We completed the initial review yesterday.
    昨日、最初の検討を終えました。
  • We’re looking into it now.
    現在、その点を詳しく調べています。
  • We’ve made the main points clear.
    主要な点は明確にできました。

日常会話では短く具体的に言う

日常会話では、抽象的な専門語よりも、look、think、check、find、decide などの基本動詞が自然な場合があります。難しい表現を無理に使わず、今分かっていることと次にしたいことを短い二文に分けても構いません。

  • Let’s not decide before we see the facts.
    事実を見る前に決めつけないようにしましょう。
  • I may be wrong, so I want to hear your view.
    私が間違っているかもしれないので、あなたの意見を聞きたいです。

語順・目的語・前置詞の注意点

「何を」を具体的に置く

英語では、対象を省略しすぎないことが大切です。the problem、the plan、the data、our assumptions、the options など、何を扱っているのかを明示すると意味が安定します。日本語では文脈から分かる目的語を省略できますが、英語では主語と対象を置いたほうが自然です。

表現をかたまりで覚える

let go of assumptions about what customers wantkeep an open mind when hearing the proposalset aside preconceptions for the moment のように、動詞だけでなく目的語や前置詞まで一緒に覚えます。前置詞を日本語から逆算せず、実際によく使う語のまとまりとして練習してください。

フォーマル度を調整する

let go of assumptions は比較的幅広い場面で使えます。keep an open mind は焦点を具体的に示しやすく、set aside preconceptions は文脈によってやや説明的・実務的に響きます。難しい語を選ぶことより、相手に行動と目的が伝わることを優先しましょう。

日本人が間違えやすいポイント

日本語の一部分だけを直訳する

throw away prejudice は物を捨てるような響きが強く、通常の会話では不自然です。柔らかく促すなら keep an open mind、特定の思い込みなら let go of assumptions が自然です。

強すぎる命令形にする

職場でいきなり Let go of assumptions. と言うと、命令に聞こえる可能性があります。提案なら Let’s …、Could we …?、It might help to … の形にすると柔らかくなります。

一文へ情報を詰め込みすぎる

抽象語をいくつも一文へ入れると、文法が正しくても伝わりにくくなります。「今の問題」「確認したこと」「次の行動」の順に二文または三文へ分けると、会話でもメールでも明確になります。

しゅみすけ式:簡単な英語で言い換える

専門表現が出てこなくても、目的・現在の状況・次の行動を基本動詞で説明すれば十分です。難しい日本語をそのまま訳そうとせず、「見る」「確認する」「考える」「決める」などの小さな動作へ分けます。

  • Let’s not decide before we see the facts.
    事実を見る前に決めつけないようにしましょう。
  • I may be wrong, so I want to hear your view.
    私が間違っているかもしれないので、あなたの意見を聞きたいです。
  • Let’s look at this with fresh eyes.
    これを新鮮な目で見てみましょう。

さらに、結果を先に言ってから理由を加える方法もあります。たとえば We can’t decide yet. We need more information.(まだ決められません。もっと情報が必要です)のように、短い二文へ分けると即座に話せます。

しゅみすけ(大山俊輔)

表現を思い出せないときは、「まだ分からない」「確認する」「一つずつ考える」「次を決める」のように、簡単な動作へ分けてください。難しい単語がなくても、考え方の流れは十分伝えられます。

似た表現を選ぶための確認ポイント

迷ったときは、①対象は何か、②作業はどの段階か、③相手に伝えたい結果は何か、の三点を確認します。let go of assumptions は「無意識に置いていた思い込みを手放す」、keep an open mind は「結論を決めず柔軟に話や情報を受け入れる」、set aside preconceptions は「既存の先入観を意識的に脇へ置く」に焦点があります。

関連する英語表現

関連表現も一緒に確認すると、思考・判断・計画の流れを場面ごとに言い分けやすくなります。

まとめ

「先入観を捨てる」は、一つの英単語へ固定せず、場面と目的に合わせて let go of assumptionskeep an open mindset aside preconceptions を使い分けます。表現が出てこないときは、基本動詞を使って状況と目的を二つの短い文で説明しましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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