
「背負う」を英語で伝えるときは、動きだけでなく、対象・方向・力加減・目的まで見る必要があります。背中に載せて運ぶcarry on your back、リュックを身につけるwear、責任を担うshoulderを場面で分けます。
先に結論を言うと、物や人を背中で運ぶなら carry … on your back、リュックを背負った状態なら wear a backpack、責任を背負うなら shoulder responsibility が自然です。 日本語の1語に英語を1語対応させず、聞き手に見せたい動作を基準に選びましょう。
Contents
「背負う」の英語を先に整理
| 英語 | 中心イメージ | 向いている場面 |
|---|---|---|
| carry … on your back | 背中に載せて運ぶ | 荷物・子ども・人 |
| wear | 身につけている | リュック・背負う装備 |
| shoulder | 責任・負担を担う | 責任・費用・非難 |
迷ったら「手渡しなのか」「支えているのか」「勢いがあるのか」のように、日本語の場面を短い要素へ分けます。辞書の訳語より具体的な動作を優先すると、不自然な直訳を避けられます。
しゅみすけ(大山俊輔)
carry … on your back:背中に載せて運ぶ
carry something on your backは、背中で支えながら運ぶ物理動作を明確にします。人をおぶう場合もcarry a child on your backと言えます。
carry + 目的語 + on + 所有格 + back。人ならcarry him on my backの語順です。
wear:リュックを身につける
wearは衣服や装備を身につけている状態を表します。wear a backpackはリュックを背負っている状態で、移動や重さより装着に焦点があります。put on a backpackなら背負う瞬間です。
wear + 装着物。動作の開始はput on、外すならtake off。wearは状態動詞です。
shoulder:責任や負担を背負う
shoulderは責任、負担、費用などを引き受ける比喩に向きます。日本語の「会社を背負う」「責任を背負う」を直訳してcarry on one’s backにしないようにします。
shoulder + responsibility/burden/cost。前置詞なしで目的語を直接取ります。

日常会話と仕事での使い分け
日常会話
子どもをおぶう、荷物を背中で運ぶならcarry on your back。リュックを背負って出かける状態はwear a backpackが自然です。
仕事・丁寧な説明
責任を背負うならshoulder responsibility、費用を負担するならbear/shoulder the costが使えます。carry a project on my backの直訳は通常避けます。
比喩的な使い方
carry a burdenも精神的・経済的な重荷を抱える表現です。have a lot on one’s shouldersは多くの責任を抱えている状態を表します。
自然な例文
- She carried the child on her back.
彼女は子どもを背負って運びました。
物理的におぶう - He was wearing a heavy backpack.
彼は重いリュックを背負っていました。
装着状態 - I put on my backpack and left.
リュックを背負って出発しました。
動作の開始 - She shouldered the responsibility for the decision.
彼女はその決定の責任を背負いました。
比喩的責任 - The company will bear the cost.
会社が費用を負担します。
負担の定型表現
例文は主語や名詞だけでなく、前置詞や副詞まで一緒に確認してください。同じ動詞でも、to、at、from、overなどが変わると、方向や相手との関係が変わります。
自動詞・他動詞、目的語と語順
carry、wear、shoulderはいずれも目的語を取りますが、carryは運ぶ動作、wearは装着状態、shoulderは担う動作や責任の受容です。
on my backは位置、onto my backは移動の到達です。He lifted the pack onto his back. とHe carried it on his back.を区別します。
日本語は対象を省いても通じますが、英語では「誰が何をどうしたか」を示すのが基本です。目的語が必要な動詞では、対象を動詞の直後に置き、場所や方向をその後ろへ続けます。
日本人が間違えやすいポイント
- wearは「着る瞬間」ではなく身につけている状態です。開始はput onです。
- 責任を物理的にcarry on my backと直訳すると不自然になりやすいです。
- backpackを背負うならwear/carry a backpackで、背中という意味のbackを重ねる必要はありません。
意味が通じるだけでなく、乱暴さ・丁寧さ・動作の完成度まで含めて選びましょう。特に人を目的語にする文では、強い語を使うと意図しない威圧感が出ます。
難しい単語が出ないときの「しゅみすけ式」
専門的な動詞を思い出せないときは、基本動詞で動きを言い、次に方向や結果を足します。目的を先に説明したり、長い1文を2文に分けたりしても構いません。
- I put the bag on my back.
バッグを背中に載せました。 - I carried my son on my back.
息子をおぶって運びました。 - I had to take responsibility for it.
私はその責任を取らなければなりませんでした。
物理動作はputとcarry、比喩はtake responsibilityで十分です。日本語の同じ「背負う」を無理に同じ英語へまとめないことが大切です。
しゅみすけ(大山俊輔)
似た表現との違い
piggybackは背負って運ぶことや便乗すること、bearは重さ・費用・責任に耐えること、take onは仕事や責任を引き受けることです。
似た表現は日本語訳だけで暗記せず、典型的な対象、力の向き、動作後の状態をセットで覚えると使い分けやすくなります。
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まとめ
「背負う」は、物理的なcarry on your back、装着状態のwear、責任を担うshoulderを意味領域で分けます。 専用語が出ないときは、しゅみすけ式で基本動詞+方向+結果に分ければ、自然で分かりやすく伝えられます。










