
「手首を振る」は、場面により shake your wrist、flick your wrist、loosen your wrist などで表せます。大切なのは日本語の「つける」「振る」「上げる」だけを直訳せず、動きの方向、速さ、力の入れ方、最終姿勢のどれを伝えたいかで選ぶことです。
運動、ストレッチ、リハビリ、ダンスの指示では短く具体的な英語が好まれます。この記事では、自然な使い分け、目的語や語順、初心者でも伝えられる簡単な言い換えまで整理します。
Contents
「手首を振る」の英語を先に整理
- shake your wrist:手首を力を抜いて何度か小さく振る
- flick your wrist:手首を一瞬すばやく利かせる
- loosen your wrist:運動前などに手首をほぐす目的を述べる
迷ったときは、動作そのものを素直に示す shake your wrist が第一候補です。ただし、相手が動きを目で確認できないオンラインレッスンや音声指示では、方向や結果を補うと誤解が減ります。
しゅみすけ(大山俊輔)
3つの表現の違い

shake your wrist
shake your wrist は、手首を力を抜いて何度か小さく振る表現です。レッスンの指示、家庭で動きを説明するとき、相手に実演してもらう場面などで使えます。命令文では主語の you を省き、動詞から始めるのが自然です。
Shake your wrist slowly.
ゆっくり手首を振る。
Can you shake your wrist again?
もう一度、手首を振ることはできますか。
Try to shake your wrist without forcing it.
無理をせずに手首を振るようにしてください。
flick your wrist
flick your wrist は、手首を一瞬すばやく利かせる言い方です。main の表現より、動きの範囲や方法が具体的です。トレーナー、理学療法士、ダンスの先生などが細かなフォームを示すときにも役立ちます。
Flick your wrist gently.
やさしく手首を振る。
Keep breathing as you flick your wrist.
手首を振る間も呼吸を続けてください。
Do not rush when you flick your wrist.
手首を振るときは急がないでください。
loosen your wrist
loosen your wrist は、運動前などに手首をほぐす目的を述べる表現です。専門的な動詞が思い出せないときにも使いやすく、相手へ「何をすればよいか」を段階的に伝えられます。
Loosen your wrist and hold that position.
手首を振る、その姿勢を保ってください。
First, loosen your wrist. Then relax.
まず手首を振る。そのあと力を抜いてください。
You only need to loosen your wrist a little.
少しだけ手首を振るば大丈夫です。
場面別の自然な選び方
運動・ストレッチの指示
集団レッスンでは、短く聞き取りやすい命令文が向いています。最初に動詞、次に体の部位、最後に方向や回数を置くと理解しやすくなります。必要なら slowly、gently、as far as comfortable を加えて安全な範囲を示します。
Shake your wrist five times.
手首を振る動きを5回行ってください。
Loosen your wrist, but stop if it hurts.
手首を振るてください。ただし、痛ければやめてください。
日常会話で動きを説明する
誰かの動作を説明するときは、現在進行形や過去形にします。指示とは違い、主語が必要です。She is …、He …、I tried to … の形を土台にすると簡単です。
She was trying to shake your wrist.
彼女は手首を振るようとしていました。
I flick your wrist during the warm-up.
ウォームアップ中に手首を振る動きをしました。
仕事・医療・オンラインで正確に伝える
相手がこちらの動きを見られない場合は、体の部位と方向を省かないことが重要です。使用しやすい目的語は wrist / hand、方向や様子を補う語は gently・back and forth・up and down です。専門家へ症状を伝えるときは、できる範囲と痛みの有無も一緒に述べます。
I can shake your wrist, but it feels tight.
手首を振ることはできますが、張る感じがあります。
Please watch my form while I flick your wrist.
私が手首を振る間、フォームを見てください。
自動詞・他動詞、目的語、語順
このテーマの中心表現は、多くの場合、動詞の直後に体の部位を置く他動詞型です。基本語順は 動詞+your+体の部位+方向・様子 です。your を使うと「自分のその部位を動かす」という指示が明確になります。
- 動作:shake your wrist
- 様子を追加:shake your wrist slowly
- 範囲を追加:shake your wrist as far as comfortable
- 禁止:Don’t shake your wrist too hard.
左右を指定するなら right / left を体の部位の前に置きます。両方なら複数形を使います。方向を表す副詞句は通常、目的語の後ろです。安全を意識する指示では、gently、slowly、without pain を文末に置くと自然です。
前置詞と方向表現のポイント
to は到達点、toward はその方向、by は近くの位置、away from は離れる方向を示します。「完全に触れる必要はない」「その方向へ少し動かす」という場合は toward が便利です。side to side は左右への反復、left and right は方向を平易に並べる表現です。
運動指示では前置詞一つで姿勢が変わるため、直訳より実際の配置を優先します。相手に伝わりにくければ、指差しや実演と一緒に短い文を二つに分けます。
日本人が間違えやすいポイント
flick は一回の鋭い動きです。何度もぶらぶら振る場面へ機械的に使わないようにします。
また、「体に」「外側に」など日本語の助詞を、そのまま on、at、outside へ置き換えると不自然になりがちです。英語では、接触なのか近接なのか、方向なのか到達点なのかを区別します。命令文なのに You を毎回置く必要もありません。丁寧にしたい場合は Please を加えるか、Could you …? の質問形にします。
Could you shake your wrist once more?
もう一度手首を振るてもらえますか。
Please keep the movement small.
動きは小さく保ってください。
しゅみすけ式:難しい単語が出ないときの言い換え
専用の動詞を思い出せなくても、move、turn、put、keep、bring と方向説明を組み合わせれば十分伝わります。コツは一文へ詰め込まず、「最初の位置」と「次の位置」を二文に分けることです。
Move this part slowly.
この部分をゆっくり動かしてください。
Move it this way. Then hold it there.
こちらへ動かしてください。その位置で止めてください。
Put your body in this position.
体をこの姿勢にしてください。
Do the same on the other side.
反対側も同じようにしてください。
言葉だけで難しければ、Watch me first.(まず私を見てください)に続けて実演し、Now you try.(では、やってみてください)と言えます。これは中学英語だけで手順を安全に伝える実用的な方法です。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連表現も一緒に覚えよう
- hold the position:その姿勢を保つ
- return to the starting position:開始位置へ戻る
- relax your muscles:筋肉の力を抜く
- switch sides:左右を入れ替える
- repeat the movement:動きを繰り返す
動作を表す英語をさらに探すときは、身ぶり・動作の英語表現も参考になります。体の移動やバランスを説明するなら、「重心を移す」の英語表現もあわせて確認できます。
まとめ
「手首を振る」は、一般的には shake your wrist、動きの方法を具体化するなら flick your wrist、結果や手順を明確にするなら loosen your wrist が使えます。体の部位を目的語にし、方向や速さを後ろへ加えるのが基本です。
難しい表現が出てこないときは、Move it this way. / Hold it there. のように基本動詞で二段階に分けましょう。正確さは難しい単語の数ではなく、動く部位・方向・終わりの姿勢を具体的に示せるかで決まります。










