
「作り置きする」を英語で言うときは、日本語一語に英語一語を当てるのではなく、いつ作るか、何食分を準備するか、保存まで含めるかを見て表現を選びます。最も基本になるのはmake aheadです。料理を前もって作るならmake ahead、数日分の食事を計画的に準備するならmeal prep、同じ料理をまとめて大量に作るならbatch-cookが自然です。
この記事では、家庭でそのまま使える短い言い方から、仕事や表示で使う表現、目的語・前置詞・語順、似た表現との違い、難しい語が出ないときの簡単な言い換えまで整理します。
Contents
「作り置きする」は英語で?先に結論
| 英語 | 中心イメージ | 向いている場面 |
|---|---|---|
| make ahead | 必要な時より前に作る | パーティー、翌日の食事、下ごしらえ |
| meal prep | 食事計画と準備 | 週末の作り置き、健康管理 |
| batch-cook | 一度に一まとまりを調理 | スープ、カレー、冷凍用料理 |
今日より前に準備しておくことを伝えるだけならmake aheadが最も無難です。習慣や計画を語るmeal prepと、一度に大量調理するbatch-cookは焦点が異なります。
しゅみすけ(大山俊輔)

make ahead:前もって作る
make aheadは、食べる時や使う時より前に料理や材料を準備する表現です。保存期間や量を強調せず、「先にやっておく」ことが中心です。make-aheadとハイフンを付けると、make-ahead mealsのような形容詞になります。
I made the soup ahead for tomorrow.
(明日のためにスープを作り置きしました。)
This sauce can be made ahead.
(このソースは前もって作っておけます。)
I’ll make the side dishes ahead tonight.
(今夜、副菜を作り置きします。)
語順と使い方
make + 目的語 + ahead、または受け身のbe made aheadを使います。make ahead the soupよりmake the soup aheadが自然です。
meal prep:数日分の食事を計画的に準備する
meal prepは名詞として「食事の事前準備」、動詞的にdo meal prepやmeal-prepとして使われます。献立を考え、調理し、容器へ分ける一連の作業まで含みやすい表現です。
I do my meal prep on Sundays.
(日曜日に作り置きをします。)
These containers are useful for meal prep.
(この容器は作り置きに便利です。)
I prepped five lunches for the week.
(1週間分の昼食を5食準備しました。)
語順と使い方
会話ではdo meal prepが分かりやすく、個々の食事を目的語にするならprep mealsやprepare mealsを使います。
batch-cook:まとめて大量に作る
batch-cookは、時間や手間を減らすために同じ料理を一度に多く作ることです。保存する場合が多いものの、語の中心は大量調理であり、必ずしも冷凍を意味しません。
We batch-cook curry once a month.
(月に一度、カレーをまとめて作り置きします。)
I cooked a big batch of chili.
(チリを大量に作りました。)
Batch-cook the beans and freeze half.
(豆をまとめて煮て、半分を冷凍してください。)
語順と使い方
batch-cookを動詞で使うほか、cook a big batch of + 料理も自然です。batchは可算名詞なのでa batch of soupの形を取ります。
場面別に「作り置きする」を使い分ける
翌日の朝食を準備する
一回分を先に作る場面なのでmake aheadが合います。
I made the breakfast sandwiches ahead.
(朝食用サンドイッチを作り置きしました。)
平日5日分の昼食を準備する
計画・容器分けを含むならmeal prepです。
I meal-prepped lunches for the whole week.
(1週間分の昼食を作り置きしました。)
冷凍用に大量調理する
一度に大量に作る点を示すならbatch-cookです。
We batch-cooked the pasta sauce and froze it.
(パスタソースをまとめて作り、冷凍しました。)
似た表現との違い
prepareは一般的な「準備する」、cookは単に「料理する」です。make aheadは時間的に前、meal prepは計画的な食事準備、batch-cookは量に焦点があります。cook extraは「多めに作る」という簡単で自然な言い換えです。
文型・目的語・前置詞のポイント
make A ahead、prepare A in advance、cook a batch of Aが基本です。ahead of timeやin advanceを文末に置けば、難しい複合語を使わず前もって行う意味を出せます。
- make dinner ahead:夕食を前もって作る
- do meal prep:食事の事前準備をする
- cook a big batch of soup:スープを大量に作る
- freeze individual portions:一食分ずつ冷凍する
単語だけで覚えず、実際に一緒に使う目的語や前置詞まで一つのかたまりにすると、会話中に語順で止まりにくくなります。主語をI、we、youに替え、現在形・過去形・依頼文でも練習しましょう。
日本人が間違えやすいポイント
make stockと直訳する
stockは在庫やだしを意味し、「作り置きする」の一般表現にはなりません。
meal prepを料理名のように扱う
meal prepは作業全体を指します。一品だけ先に作るならmake it aheadが自然です。
作り置き=freezeと決める
冷蔵する作り置きもあります。freezeは保存方法を別に示す動詞です。
難しい表現が出てこないときの「しゅみすけ式」
make aheadが出なければ、cook now and eat laterと目的を説明できます。 専門的な一語を思い出せなくても、状況を「今どうなっているか」「次に何をするか」に分ければ、中学英語で十分に伝えられます。
- I’ll cook it today and eat it tomorrow.
(今日作って明日食べます。) - I made enough food for three days.
(3日分の料理を作りました。) - I cooked extra and put it in the freezer.
(多めに作って冷凍庫に入れました。)
しゅみすけ(大山俊輔)
短い会話で練習しよう
A: Do we need to cook tomorrow?
(明日も料理する必要がある?)
B: No, I made dinner ahead.
(ううん、夕食を作り置きしてあるよ。)
A: What are all these containers for?
(この容器は全部何に使うの?)
B: I’m doing meal prep for the week.
(1週間分の作り置きをしているんだ。)
フォーマル度と日常会話での選び方
make aheadとprepare in advanceは幅広く使えます。meal prepとbatch-cookは日常的な生活・健康管理の文脈でよく使われます。業務手順ではprepare in advance、prepare batches、store safelyのように具体化します。
会話で使える形に変える
予定・完了・習慣を言い分ける
これから作り置きする予定ならI’m going to make the soup ahead.、すでに完成しているならI’ve already prepared three meals.、毎週の習慣ならI do meal prep every Sunday.と時制を替えます。「作り置き」という名詞だけで覚えず、いつ行う作業かまで文に入れましょう。
I made extra rice so we can eat it tomorrow.
(明日も食べられるよう、ご飯を多めに作りました。)
保存方法と期間を加える
作った後の安全な保存まで伝えるなら、in the fridge、in the freezer、for three daysなどを添えます。make ahead自体には保存方法が含まれないため、Store it in the refrigerator and use it within three days.のように別文で示すと誤解がありません。
関連表現
作った料理を保存する段階では、冷凍・冷蔵・小分けの表現が必要です。 「冷凍保存する」の英語表現もあわせて確認すると、似た場面の表現を整理できます。
よくある質問
最も無難な表現はどれですか?
一回分を前もって作るならmake aheadです。週単位の習慣ならdo meal prepと言えます。
一語で言わなければ不自然ですか?
いいえ。英会話では、短い基本動詞を使って二文に分けるほうが、曖昧な難語を使うより自然で正確なこともあります。相手が状況を想像できる目的語を必ず添えましょう。
依頼するときはどう言いますか?
Could you make the sauce ahead? や Can we prepare lunch in advance? のように、Could you / Can weを付けます。
まとめ
「作り置きする」は、時間を前倒しするmake ahead、計画的なmeal prep、大量調理のbatch-cookに分けます。迷ったらcook it today and eat it laterのように時間の流れを説明すれば十分です。










