
「優先的に」を英語で表すときは、まず as a priority が候補です。ただし、会話で「それを先にする」と簡単に言うなら first、特定の対象を他より優遇して扱うフォーマル表現なら preferentially のほうが自然です。日本語一語だけで決めず、話し手が方法・結果・程度・立場のどこを伝えたいかで選びましょう。
この記事では3表現の違いを、日常会話と仕事の例文、語順、フォーマル度、よくある誤り、中学英語での言い換えまで含めて整理します。
Contents
「優先的に」の英語を先に結論から
- as a priority:優先事項として正式に扱う
- first:会話で「それを先にする」と簡単に言う
- preferentially:特定の対象を他より優遇して扱うフォーマル表現
3つは同じ日本語訳になることがありますが、完全な同義語ではありません。対象が人なのか、行動なのか、制度や結果なのかを確認すると選びやすくなります。
しゅみすけ(大山俊輔)
as a priority・first・preferentiallyの違い

| 英語 | ニュアンス | よく使う場面 |
|---|---|---|
| as a priority | 優先事項として正式に扱う | 日常・仕事の基本 |
| first | 会話で「それを先にする」と簡単に言う | 焦点を明確にする場面 |
| preferentially | 特定の対象を他より優遇して扱うフォーマル表現 | 具体的な説明 |
as a priorityの意味と使い方
as a priority は、優先事項として正式に扱うときに使います。副詞なら動詞の前後や文末、形容詞ならbe動詞の後ろや名詞の前が基本です。何を修飾しているかが伝わる位置へ置きましょう。
We will handle urgent cases as a priority.
緊急案件を優先的に扱います。
We need to deal with this as a priority.
私たちはこれに優先的に対応する必要があります。
firstの意味と使い方
first は、会話で「それを先にする」と簡単に言うときに選びます。基本表現と訳が重なっても、話し手の焦点が違います。報告では対象や基準まで補うと明確です。
Let’s help the children first.
子どもたちを優先的に助けましょう。
Could you explain it first?
それを優先的に説明してもらえますか。
preferentiallyの意味と使い方
preferentially は、特定の対象を他より優遇して扱うフォーマル表現ときに役立ちます。複数語の表現は一つのかたまりとして覚え、前置詞の後ろに名詞・代名詞・動名詞が必要かも確認します。
Local suppliers were treated preferentially.
地元の供給業者が優先的に扱われました。
They made the decision preferentially.
彼らは優先的にその決定をしました。
日常会話で自然に使う
日常会話では、難しい副詞より短い動詞と具体的な補足が自然なことがあります。日本語の「優先的に」をそのまま訳すのではなく、「多すぎる」「先にする」「相談しなかった」など、その場の事実へ言い換えてみましょう。
I did it this way because it worked better.
こちらのほうがうまくいくので、この方法で行いました。
We didn’t plan it. It just happened.
計画したわけではありません。自然にそうなりました。
Please don’t use too much.
使いすぎないでください。
仕事の英語では対象と基準を示す
仕事では「優先的に」という評価だけでは情報が足りないことがあります。誰を対象にしたのか、いつ行ったのか、どのルールに基づいたのかを添えましょう。受け身は処理や決定そのものへ焦点を置くときに便利です。
The requests were reviewed according to the same standard.
依頼は同じ基準で確認されました。
We checked the impact before making the change.
変更前に影響を確認しました。
The team explained why this option was chosen.
チームはこの選択肢を選んだ理由を説明しました。
語順と文型のポイント
方法を表す副詞は動詞の後ろまたは文末に置くと組み立てやすくなります。話し手のコメントとして文全体にかかる副詞は文頭にも置けます。複数語の副詞句は途中で分けず、まとまりのまま使います。
- 主語+動詞+目的語+副詞:We handled the case as a priority.
- 文頭の副詞:First, we need a different plan.
- 受け身:The samples were selected preferentially.
形容詞として状態を表す場合は、be動詞の後ろに置きます。副詞形と形容詞形を混同しないよう、単語だけでなく短い文で覚えてください。
フォーマル度と感情の強さ
as a priority は幅広い場面で使えます。first は説明的またはフォーマルになる場合があり、preferentially は具体的な状況を伝えたいときに便利です。強い否定や批判に聞こえる表現では、could、may、a little などを使うと柔らかくできます。
This may be a little difficult for our current needs.
これは現在の必要性には少し合わないかもしれません。
日本人が間違えやすいポイント
- 日本語訳が同じだけで3表現を入れ替えない
- 副詞と形容詞の形を混同しない
- 複数語表現の語順や前置詞を変えない
- 対象や基準を省略しすぎない
- フォーマルな語を日常会話で無理に使わない
また、英語では副詞の位置によって、動詞だけを説明するのか文全体を評価するのかが変わります。書いたあとに「この語は何を説明しているか」を一度確認しましょう。
しゅみすけ式:簡単な英語で言い換える
難しい表現が出てこないときは、①基本動詞を使う、②目的を説明する、③結果を説明する、④一文を二文に分ける、の順で組み立てます。
We did this first because it was more important.
こちらのほうが重要だったので、先に行いました。
No one chose the names. We picked them by chance.
誰も名前を選別していません。偶然に選びました。
We did not ask them before we changed it.
変更前に相手へ相談しませんでした。
It was more than we needed.
必要な量を超えていました。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
「優先的に」は、基本の as a priority に加え、会話で「それを先にする」と簡単に言うなら first、特定の対象を他より優遇して扱うフォーマル表現なら preferentially を選びます。場面を短い日本語へ分解し、対象・方法・結果のどこに焦点を置くか決めることが使い分けの鍵です。
迷ったときは主語+基本動詞+目的語から始め、必要なら理由や結果を次の文で加えましょう。それだけでも「優先的に」の意図を自然に伝えられます。
関連表現も確認しよう
程度・比較・強調を表す日本語の英語表現一覧では、関連する副詞・状態表現をまとめて確認できます。
さらに、主にの使い分けもあわせて読むと、似た場面での選び分けが明確になります。










