「扱われる」は英語で?be treated・be handled・be regarded asの違い

扱われるは英語で?be treated・be handled・be regarded asの違い

「扱われる」を英語にしようとして、受動態を一つ作ればよいと思っていませんか。日本語の「〜られる/〜される」は便利ですが、英語ではbe treated、be handled、be regarded asのように、場面ごとに自然な動詞や言い回しが変わります。

先に結論を言うと、基本は be treated です。ただし、物・案件・問題が取り扱われるなら be handled、ある立場・種類だと見なされるなら be regarded as が自然です。主語・語順・ニュアンスを、日常と仕事で使える例文とともに整理します。

「扱われる」の英語を先に比較

表現 中心イメージ 代表例
be treated 人がある態度で接される、または物が処置される I was treated with respect.
be handled 物・案件・問題が取り扱われる This equipment must be handled with care.
be regarded as ある立場・種類だと見なされる The payment is regarded as taxable income.

三つは完全な言い換えではありません。一語ずつ置き換えるのではなく、「実際に何が起きたか」を短く説明してから選ぶのがコツです。

しゅみすけ(大山俊輔)

「〜される」を見たら、まず受動態の形を作るのではなく、誰に何が起きたのかを思い浮かべてください。場面が見えると、選ぶ英語も自然に決まります。

1.be treated:人がある態度で接される、または物が処置される

be treatedは、人がある態度で接される、または物が処置されるときに選ぶ表現です。日本語では同じ「扱われる」でも、英語では何が起きたか、誰の判断か、結果が一時的か継続的かによって語を替えます。訳語だけでなく、典型的な主語と一緒に覚えると会話で出やすくなります。

I was treated with respect.
私は敬意をもって扱われました。

受け身では影響を受けた人・物を主語に置きます。行為者が重要でなければby以下は不要です。誰がしたかを示す必要がある場合だけ、by+人・組織を加えましょう。

2.be handled:物・案件・問題が取り扱われる

be handledは、物・案件・問題が取り扱われるときに選ぶ表現です。日本語では同じ「扱われる」でも、英語では何が起きたか、誰の判断か、結果が一時的か継続的かによって語を替えます。訳語だけでなく、典型的な主語と一緒に覚えると会話で出やすくなります。

This equipment must be handled with care.
この機器は注意して扱わなければなりません。

受け身では影響を受けた人・物を主語に置きます。行為者が重要でなければby以下は不要です。誰がしたかを示す必要がある場合だけ、by+人・組織を加えましょう。

3.be regarded as:ある立場・種類だと見なされる

be regarded asは、ある立場・種類だと見なされるときに選ぶ表現です。日本語では同じ「扱われる」でも、英語では何が起きたか、誰の判断か、結果が一時的か継続的かによって語を替えます。訳語だけでなく、典型的な主語と一緒に覚えると会話で出やすくなります。

The payment is regarded as taxable income.
その支払いは課税所得として扱われます。

受け身では影響を受けた人・物を主語に置きます。行為者が重要でなければby以下は不要です。誰がしたかを示す必要がある場合だけ、by+人・組織を加えましょう。

扱われるを表すbe treated・be handled・be regarded asの使い分け図

英語では「誰がしたか」を言わないことも多い

日本語の受け身表現は、被害・迷惑・恩恵・結果状態まで幅広く表します。英語の受動態は「行為を受けた側」に焦点を当てる形です。行為者が分からない、明らか、重要でない場合はbyを付けません。たとえば I was treated with respect. だけで十分です。

責任者や原因を明確にする必要がある場面ではbyを加えます。ただし、予定・規則・会社の決定などでは、by the companyやby themを毎回足すと不自然に重くなります。「何が起きたか」を先に伝える英語の流れを意識しましょう。

be動詞と過去分詞の時制

現在の状態ならam / is / are+過去分詞、過去ならwas / were+過去分詞。今まさに進行中ならam / is / are being+過去分詞、それ以前に起きていたことならhad been+過去分詞を使えます。

  • I am treated. 今、その状態にあります。
  • I was treated yesterday. 昨日起きた出来事です。
  • I am being treated. 今まさに働きかけを受けています。

過去分詞が形容詞のように定着している表現もあります。形だけを見て必ず誰かが行為をしたと考えず、状態なのか出来事なのかを文脈で判断します。

日常会話で使える例文

I was treated with respect.
私は敬意をもって扱われました。

This equipment must be handled with care.
この機器は注意して扱わなければなりません。

The payment is regarded as taxable income.
その支払いは課税所得として扱われます。

I didn’t expect this to happen.
こうなるとは思っていませんでした。

How would you feel in my situation?
私の立場ならどう感じますか。

I asked why this had happened to me.
なぜ自分にこうなったのか尋ねました。

仕事・人間関係で使える例文

We need to know who made the decision.
誰がその決定をしたのか知る必要があります。

Please let us know if anything changes.
何か変わったら知らせてください。

I would appreciate a clear explanation.
明確に説明していただけると助かります。

The situation should be handled carefully.
その状況は慎重に扱うべきです。

No one explained the reason to us.
誰も私たちに理由を説明しませんでした。

短い会話で感覚をつかもう

A: What happened?
どうしたの?
B: I was treated without warning.
事前の知らせもなく扱われるんです。
A: Did they explain why?
理由の説明はあった?
B: Not yet. I’m going to ask today.
まだです。今日聞いてみます。

A: Is everything okay now?
今は大丈夫?
B: Yes, but I wish they had told me earlier.
はい。でも、もっと早く知らせてほしかったです。

日本人が間違えやすいポイント

「される」があるから必ずbyを付ける

byは「〜によって」の機械的な印ではありません。相手が重要なときだけ使います。byなしが自然な場面は非常に多いです。

三つを同じ意味だと思う

be treatedは「人がある態度で接される、または物が処置される」、be handledは「物・案件・問題が取り扱われる」、be regarded asは「ある立場・種類だと見なされる」に焦点があります。辞書の日本語訳が同じでも中心イメージは異なります。

日本語の主語をそのまま省略する

英語では原則として主語が必要です。自分ならI、予定ならthe meeting、規則ならitなど、影響を受けるものを具体的に置きます。主語を先に決めるだけで語順の迷いが減ります。

この表現が出てこないときの「しゅみすけ式」

難しい語が出てこないときは受動態に固執せず、知っている主語+基本動詞で出来事を説明します。少し直接的・説明的にはなりますが、会話では十分に伝わります。

  • They were kind to me.
    彼らは私に親切でした。
  • Please be careful with this.
    これは注意して扱ってください。

They changed the plan.(彼らが計画を変えました)、They didn’t include me.(彼らは私を入れませんでした)、I had no choice.(私には選択肢がありませんでした)のように、「誰が何をしたか」「自分がどうなったか」を二文に分けてもかまいません。完璧な一語を探して黙るより、簡単な英語を組み合わせて伝える方が実践的です。

しゅみすけ(大山俊輔)

言いたい単語が出ないときは、短い二文に分けてみましょう。「何が起きた」「私はどう感じた」まで言えれば、難しい受け身表現を知らなくても会話は前へ進みます。

よくある質問

扱われるはいつでもbe treatedでいいですか?

基本表現として使える場面は多いですが、いつでも同じではありません。物・案件・問題が取り扱われるならbe handled、ある立場・種類だと見なされるならbe regarded asの方が具体的です。

getを使った受け身も使えますか?

日常会話ではget+過去分詞も使われます。予想外の出来事や変化を生き生きと伝えますが、正式な報告や規則の説明ではbe動詞の受け身が無難です。すべての表現がget受け身に自然になるわけではありません。

能動態で言い換えてもよいですか?

もちろんです。行為者が分かり、そこを伝えたいなら能動態の方が短く自然です。日本語が受け身だから英語も必ず受け身、という決まりはありません。

現在完了形は使えますか?

過去の出来事が今に影響しているならhave been+過去分詞が使えます。ただし、単に過去の時点を報告するならwas / wereで十分です。時間表現と合わせて選びましょう。

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まとめ

「扱われる」の基本はbe treated。ただし、物・案件・問題が取り扱われるならbe handled、ある立場・種類だと見なされるならbe regarded asを選びます。影響を受ける人・物を主語にし、行為者が重要な場合だけbyを加えましょう。

表現が出なければ、They were kind to me.のように簡単な英語で状況を説明できます。一語の直訳ではなく、場面を英語で組み立てることが自然な使い分けへの近道です。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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