
「派手にする」を英語にするとき、一つの単語だけを当てはめると意味がずれやすくなります。英語では、変える対象が物の形なのか、数値・設定なのか、人から受ける印象なのかによって自然な動詞が分かれるからです。この記事では、最初に使いやすい結論を示し、そのあと日常と仕事の具体的な場面で使い分けを整理します。
Contents
先に結論:「派手にする」の基本表現
中心となる表現はmake something flashyです。ただし、対象によってbrighten up a room or design、dress up a display or eventが自然です。
| 英語 | 向いている対象・場面 |
|---|---|
| make something flashy | 色・装飾・演出を派手にする |
| brighten up a room or design | 色や光を加えて明るく華やかにする |
| dress up a display or event | 飾りを加えて見栄えを派手にする |
しゅみすけ(大山俊輔)
make flashy・brighten up・dress upの違い
make something flashy
色・装飾・演出を派手にするときに使います。会話で広く使える中心表現です。目的語を具体的に置けば、状況が短く明確に伝わります。 その動詞と一緒によく使われる名詞まで組み合わせで覚えましょう。
brighten up a room or design
色や光を加えて明るく華やかにするときに使います。対象に合った自然な組み合わせです。仕事の指示や説明では、一般的なmakeより短く正確になることがあります。 その動詞と一緒によく使われる名詞まで組み合わせで覚えましょう。
dress up a display or event
飾りを加えて見栄えを派手にするときに使います。特定の動作や結果に焦点を当てる表現です。日本語では同じ「する」でも、英語ではこの専用動詞が好まれます。 その動詞と一緒によく使われる名詞まで組み合わせで覚えましょう。

make+目的語+形容詞の語順
専用動詞が出てこないときは、make + 目的語 + 形容詞が便利です。「変える対象」をmakeの直後に置き、その後ろに「変更後の状態」を置きます。たとえばmake the entrance widerのような順です。日本語の「入口を・広く・する」と要素は同じですが、英語ではmakeの直後に対象を置くことが重要です。
make it more …のitは、会話ですでに話題になっている物や案を指します。初めて話題に出すときはitだけにせず、対象の名詞を明示しましょう。また、比較級だけで意味が完成する形容詞にmoreを重ねないよう注意します。
動作と結果状態を分ける
「派手にする」という変更の動作を述べる文と、「変更後にその状態である」という文は別です。前者ではmakeや専用動詞、後者ではbe動詞や形容詞を使えます。誰が変更したかより現在の状態が重要なら、It is … now.のように結果だけを言うほうが自然です。
主語には人だけでなく、設定・変更・道具・出来事も置けます。This setting …、The new design …、More practice …のように、変化を生む原因を主語にすると英語らしい説明になります。
よく使うコロケーション
- make something flashy:色・装飾・演出を派手にする
- brighten up a room or design:色や光を加えて明るく華やかにする
- dress up a display or event:飾りを加えて見栄えを派手にする
- make it a little …:少しだけ状態を変える
- make it more … than before:以前よりさらに〜にする
- keep it …:変えた状態を保つ
- change it back:元の状態へ戻す
日常・仕事で使える例文
- Don’t make the design too flashy.
デザインを派手にしすぎないでください。 - We brightened up the room with flowers.
花で部屋を派手で明るい雰囲気にしました。 - They dressed up the stage with lights.
照明で舞台を派手に飾りました。 - Use brighter colors for the poster.
ポスターにはもっと派手な色を使ってください。 - The animation makes the opening flashy.
アニメーションが冒頭を派手にします。 - We added gold decorations.
金色の装飾を加えました。 - Add more color and light.
色と光をもっと加えてください。 - Make it stand out more.
もっと目立つようにしてください。 - It looks too plain now.
今は地味すぎます。
程度・基準・期限を加える
実際の依頼では「派手にする」だけでなく、どの程度まで変えるかが重要です。a little、slightly、much more、as much as possibleなどを加えます。数値で示せる対象ならby 10 percent、to 20 degreesのように、変化量にはby、到達点にはtoを使い分けます。
仕事では、基準と期限も一緒に伝えると誤解が減ります。than the current version、for beginners、by Fridayのように、比較対象・利用者・締切を補いましょう。「もっと」だけでは、話し手と聞き手が想像する完成状態が違うことがあります。
短い会話例
A: Can we change this part?
B: Yes. I’ll make something flashy today.
A:この部分を変えられますか。
B:はい。今日、派手にするようにします。
A: How much should we change it?
B: Just a little. We can adjust it again later.
A:どのくらい変えればよいですか。
B:ほんの少しです。後でまた調整できます。
日本人が間違えやすいポイント
makeだけで全部を済ませない
make型は意味を組み立てやすい一方、対象によっては専用動詞のほうが自然です。まずmakeで伝え、その後よく使われる組み合わせへ置き換える二段階で覚えると実践的です。
「〜にする」と「〜になる」を混同しない
誰かが対象を変える「〜にする」では他動詞を使います。対象そのものが変化する「〜になる」では自動詞、get+形容詞、becomeなどが候補です。文の中に変化を起こす主体があるか確認してください。
日本語より対象を具体的にする
日本語では目的語が省略されても通じますが、英語では何を変えるかを示す必要があります。itを使う前に、聞き手が指す対象を分かっているか考えましょう。
この英語が出てこなかったら?【しゅみすけ式】
専門的な一語を忘れても、変化前と希望する変化後を基本語で説明できます。It is … now.とI want it to be …の二文に分ける、またはuse more / use less / add / remove / moveで具体的な操作を言う方法です。
- Add more color and light.
色と光をもっと加えてください。 - Make it stand out more.
もっと目立つようにしてください。 - It looks too plain now.
今は地味すぎます。
しゅみすけ(大山俊輔)
表現を選ぶ5つの手順
- 何を派手にするのか具体的な名詞にする
- 物理的な変化・数値・印象・制度のどれかを判断する
- make+目的語+状態で基本文を作る
- 対象に合う専用動詞があれば置き換える
- 程度・基準・期限を加えて完成させる
この順なら、最初から唯一の正解を探して会話が止まることを避けられます。自然さは一語の難しさではなく、対象と動詞の組み合わせで決まります。
FAQ
いちばん簡単な言い方は?
make + 対象 + 形容詞が使える場合は初心者にも組み立てやすい表現です。ただし、形容詞にしにくい対象ではchange、add、removeなど具体的な操作を使います。
「少し派手にする」は?
a littleやslightlyを使います。比較級ならa little widerのように比較級の前へ置きます。
「できるだけ派手にする」は?
as … as possibleやas much as possibleが便利です。何を最大・最小にするのかを名詞で明示してください。
受け身にできますか?
できます。変更した人ではなく対象や結果を中心にするときに使います。ただし現在の状態だけならbe動詞+形容詞のほうが簡潔です。
まとめ
「派手にする」は一語に固定せず、make something flashy、brighten up a room or design、dress up a display or eventを対象別に選びます。専用動詞が出なければ、make型または基本動詞で変化前と変化後を説明しましょう。
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