「○○にする」は英語で?状態を変えるmake・keep・turn・set・put一覧

「○○にする」は英語で?make・keep・turn・set・putの使い分け

日本語では「明るくする」「短くする」「無料にする」「保留にする」のように、物・人・状況を変える表現をまとめて「○○にする」と言えます。しかし英語では、何かを変化させる make、状態を保つ keep、別の状態へ変える turn、条件を決める set、特定の状態に置く put などに分かれます。

この記事では、「○○にする」を表す基本動詞の違いと、場面別の個別記事を一覧で整理します。

先に結論:「○○にする」の基本は make+目的語+状態

最も基本的な形は make + 人・物 + 形容詞 です。

  • This lamp makes the room brighter.
    このランプは部屋を明るくします。
  • Can you make the explanation simpler?
    説明をもっと簡単にできますか。
  • We need to make the rules clear.
    規則を明確にする必要があります。

日本語では「部屋明るくする」ですが、英語では make the room bright のように、「変える対象」の直後に「結果の状態」を置きます。

しゅみすけ(大山俊輔)

まず「誰・何を、どんな状態にするのか」を二つに分けてください。make the room bright の the room が対象、bright が結果です。この順番が「○○にする」の土台になります。

make・keep・turn・set・put・leave・getの違い

動詞 中心の感覚 基本形
make 働きかけて状態を作る make + 目的語 + 形容詞 make it clear
keep 今の状態を保つ keep + 目的語 + 形容詞 keep the room quiet
turn 別の性質・状態へ変える turn + 目的語 + into / 形容詞 turn it into a habit
set 数値・条件・位置を定める set + 目的語 + at / to set the price at $10
put 特定の状態・位置に置く put + 目的語 + 前置詞句 put it on hold
leave その状態のままにする leave + 目的語 + 形容詞 leave the door open
get 働きかけて望む状態に至らせる get + 目的語 + 形容詞/過去分詞 get it ready

「○○にする」をmake・keep・turn・set・putで使い分ける図

状態や説明を変える「○○にする」

性質・見た目・理解しやすさを変えるときは、make+目的語+形容詞が中心です。ただし、英語では専用動詞が自然な場合もあります。

make it shorter は幅広く使えますが、文章を削るなら shortencut down、味を弱くするなら dilute のように対象によって自然な動詞が変わります。

価格・制度・条件を変える「○○にする」

法律上の扱い・必須か任意か・対象範囲・公開状態をまとめて比べる:制度・公開条件を変える「○○にする」の英語まとめ

価格・料金に関する表現をまとめて比べる:価格・料金を変える「○○にする」の英語|free・charge・discount・waiveの使い分け

価格や料金は make it free だけでなく、値段を設定する set、料金を免除する waive、価格を下げる cut などを使います。

  • We made the first lesson free.
    初回レッスンを無料にしました。
  • They cut the price in half.
    価格を半額にしました。
  • We set the fee at $20.
    料金を20ドルに設定しました。

人間関係や立場を変える「○○にする」

人を味方・敵にする場合、単純な状態変化だけでなく、説得・対立・関係の変化を表す動詞が必要です。

  • We need to win her over.
    彼女を味方にする必要があります。
  • Don’t make an enemy of your manager.
    上司を敵に回さないでください。

物・人・考えをまとめる「○○にする」

まとめる・そろえる・順番をばらす・空にする・満たす表現を横断比較:並べ方・まとまり・中身を変える「○○にする」の英語まとめ

「一緒にする」は、物を一か所へ置くなら put together、複数の要素を結合するなら combine、材料を混ぜるなら mix と分かれます。

  • Put these files together.
    これらのファイルを一緒にしてください。
  • Let’s combine the two ideas.
    二つの案を一つにしましょう。

扱い・評価・結果を変える「○○にする」

日本語の「にする」が、英語では一つの動詞になる代表例です。

ruin the planwaste time のように、英語では「make+状態」を使わず、結果まで含む動詞一語で表すことがよくあります。

判断・進行を特定の状態にする

保留・中止・取り消しから、冗談・無駄・台無しという結果の扱いまでまとめて比べる:判断・進行・扱いを変える「○○にする」の英語まとめ

進行中の案件を止めるなら put on hold、出来事を起きなかった扱いにするなら pretend it never happened など、決まった組み合わせを使います。

伝え方・見せ方を「〜にする」表現

分かりやすさ・読みやすさ・聞きやすさ・見やすさなどを横断して比べる場合は、伝え方・情報を分かりやすくする英語まとめをご覧ください。

情報や音声、文章を受け手に合わせて調整するときは、make+目的語+状態を基本にしつつ、対象に合う専用動詞を選びます。

makeを使わないほうが自然な場合

日本語 説明的な英語 自然な専用動詞
短くする make it shorter shorten / trim
長くする make it longer extend / lengthen
弱くする make it weaker weaken / dilute
明確にする make it clear clarify
台無しにする make it bad ruin / spoil
無駄にする use it for nothing waste

make + 目的語 + 形容詞 は便利な土台です。ただし自然な専用動詞を知っている場面では、そちらを使うと短く正確になります。

しゅみすけ(大山俊輔)

make に全部押し込む必要はありません。まず make it shorter のような簡単な形で伝え、余裕があれば shorten に置き換える。この二段構えが実際の会話では強いです。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

専用動詞が出てこないときは、makeと簡単な形容詞、または具体的な動作に分けます。

  • Make it easier.
    もっと簡単にしてください。
  • Make it shorter.
    もっと短くしてください。
  • Keep it quiet.
    静かな状態にしてください。
  • Put these in one place.
    これらを一か所にしてください。
  • Let’s wait before we decide.
    決める前に待ちましょう。

説明的でも、「対象+結果」を明確にすれば十分伝わります。

よくある質問

Q. 「~にする」は全部makeで言えますか?

いいえ。状態を作るならmakeが基本ですが、維持するkeep、設定するset、特定の状態に置くput、一語で結果を表すruin・wasteなども使います。

Q. make+人+形容詞は使えますか?

使えます。You make me happy. は「あなたは私を幸せにする」です。ただし、人に行動させる make me do とは後ろの形が違います。

Q. 「~になる」と「~にする」の英語の違いは?

「~になる」は主語自身の変化ですが、「~にする」は誰か・何かが対象へ働きかけます。たとえば The room became quiet. は「部屋が静かになった」、We made the room quiet. は「私たちが部屋を静かにした」です。

まとめ

「○○にする」の基本は make + 目的語 + 状態 です。ただし、状態を保つなら keep、別の状態へ変えるなら turn、条件を定めるなら set、特定の状態に置くなら put、そのままにするなら leave と使い分けます。

さらに、shorten・clarify・ruin・wasteのように、日本語の「○○にする」全体を英語では動詞一語で表す場合があります。まず簡単なmake構文で意味を組み立て、個別記事で自然な専用動詞を確認していきましょう。

追加の「○○にする」表現

追加記事:「安全にする」は英語で?make it safe・safer・ensure safetyの違い

追加記事:「便利にする」は英語で?make it more convenient・easier・save timeの違い

追加記事:「快適にする」は英語で?make more comfortable・keep・improve comfortの違い

「柔らかくする」は英語で?soften・make softer・tone downの使い分けでは、物・表現・態度・肉で変わる英語を詳しく解説しています。

「自然にする」は英語で?look natural・sound natural・blend inの使い分けでは、見た目・文章・周囲との調和で変わる英語を解説しています。

「重くする」は英語で?make heavier・add weight・weigh downの違いでは、物理的な重さ・重量追加・心理的負担の違いを解説しています。

見せ方・設定・制度を「〜にする」表現

有効・無効、自動・手動、匿名、一時的、一定などの設定表現は、設定・機能を切り替える「○○にする」の英語まとめで横断的に確認できます。

見た目、設定、制度、運用などを特定の状態へ変える表現です。日本語では同じ「にする」でも、英語ではmakeのほか、対象に合う専用動詞を選びます。

形・程度・範囲を変える「〜にする」表現

数値・音量・幅・濃さ・上限や下限など、程度と範囲を横断して比べる場合は、程度・範囲を変える「○○にする」の英語まとめをご覧ください。

形、数値、見え方、効果などを変える表現です。対象によってmake型と専用動詞を使い分けます。

形・向き・距離・見せ方を変える「〜にする」表現

このうち、細さ・太さ・距離・正方形・縦横・反転をまとめて比較したい方は、形・向き・距離を変える「○○にする」の英語まとめをご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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