「コツがある/ない」は英語で?there’s a trick to・the key is・have a knack forの違い

「コツがある・ない」の英語表現

「コツがある/ない」を英語で言うとき、日本語の「ある」をそのまま there is に置き換えるだけでは自然になりません。誰・何について述べるのか、客観的な事実なのか、話し手の判断なのかによって、英語の主語と表現が変わります。

先に結論:「コツがある/ない」は英語で?

基本候補は there’s a trick tothe key ishave a knack for です。trick はうまく行う小技、the key is は成功の要点、knack は人が自然に持つ上手さ・要領を表します。

表現 中心となる意味 使いやすい場面
there’s a trick to このふたを開けるにはコツがあります。 基本・日常・仕事
the key is コツはシンプルに保つことです。 説明・判断
have a knack for 彼女は説明するコツをつかむのが上手です。 会話・具体的場面

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語の「ある」に引っ張られず、「誰がどうなのか」「何がどうなるのか」を先に決めると、自然な主語と動詞を選びやすくなります。

there’s a trick to の意味と使い方

there’s a trick to は「コツがある/ない」の検索意図に最初に答えやすい表現です。ただし、名詞の可算・不可算、後ろに置く前置詞や不定詞まで含めて一つのかたまりとして覚えることが大切です。

There’s a trick to opening this lid.
このふたを開けるにはコツがあります。

否定するときは not を足すだけでよい場合もありますが、「まったくない」「まだ十分ではない」「今回は当てはまらない」の違いを示すと、英語がぐっと自然になります。

the key is の意味と使い方

the key is は、trick はうまく行う小技、the key is は成功の要点、knack は人が自然に持つ上手さ・要領を表します。 日本語訳だけを見ると似ていますが、話し手がどこに焦点を置いているかが異なります。

The key is to keep it simple.
コツはシンプルに保つことです。

have a knack for の意味と使い方

have a knack for は会話や具体的な説明で便利です。一語の直訳よりも、英語が自然に使う動詞・形容詞の組み合わせを選びます。

She has a knack for explaining things.
彼女は説明するコツをつかむのが上手です。

「コツがある・ない」の英語表現の使い分け

3表現の使い分け

trick はうまく行う小技、the key is は成功の要点、knack は人が自然に持つ上手さ・要領を表します。 どれか一つだけを正解として覚えるのではなく、言いたい内容に合わせて選びます。迷ったら、最も具体的で短い文から始めましょう。

  • 事実を直接述べる:there’s a trick to
  • 状態・判断を説明する:the key is
  • 会話で具体化する:have a knack for

文型・語順・主語の注意

日本語では主語を省略できますが、英語では「人」「物・案」「状況」のどれを主語にするかを明示します。人が持つ知識・権利・考えなら 人 + have、性質や状態なら 人/物 + be、作用や行動なら一般動詞、状況内の存在を初めて紹介するときは There is / are が候補です。

また、前置詞の後ろには名詞か動名詞、不定詞の後ろには動詞の原形を置きます。表現単体ではなく、there’s a trick to の後ろまで含む短い例文で覚えると語順を再現しやすくなります。

日常会話の例文

There’s a trick to opening this lid.
このふたを開けるにはコツがあります。

The key is to keep it simple.
コツはシンプルに保つことです。

She has a knack for explaining things.
彼女は説明するコツをつかむのが上手です。

There is an easy way to do it.
簡単なやり方があります。

There’s a trick to opening this lid in this situation.
このふたを開けるにはコツがあります。このように場面を具体化できます。

The key is to keep it simple in this situation.
コツはシンプルに保つことです。このように場面を具体化できます。

She has a knack for explaining things in this situation.
彼女は説明するコツをつかむのが上手です。このように場面を具体化できます。

There is an easy way to do it in this situation.
簡単なやり方があります。このように場面を具体化できます。

仕事・人間関係での例文

Could you explain the situation in more detail?
状況をもう少し詳しく説明していただけますか。

We should check the facts before we decide.
決める前に事実を確認したほうがよいです。

I understand your point, but we may need another option.
おっしゃる点は分かりますが、別の選択肢が必要かもしれません。

Let’s talk about what we can do next.
次に何ができるか話しましょう。

短い会話例

A: What do you think about this?
これについてどう思いますか。

B: There’s a trick to opening this lid.
このふたを開けるにはコツがあります。

A: I see. What should we do next?
なるほど。次に何をすべきでしょうか。

日本人が間違えやすいポイント

第一に、「ある」をすべて There is … で始めないことです。第二に、日本語の名詞を英語の名詞へ一対一で置き換えないことです。英語では動詞や形容詞を使うほうが自然な場面が多くあります。

第三に、強さを区別します。「少しある」「十分にある」「まったくない」を同じ形にせず、a little / enough / not much / no などを使い分けます。第四に、人への評価は断定が強くなりやすいため、I thinkseem を使うと柔らかくできます。

しゅみすけ(大山俊輔)

ぴったりの表現が出てこないときは、難しい単語を探し続けなくても大丈夫です。知っている基本動詞で「何が起きるか」を一文ずつ説明すれば、十分伝わります。

この表現を知らなければ、どう言えばいい?

しゅみすけ式では、難しい語を思い出せないときに There is an easy way to do it.(簡単なやり方があります。)のように、中学英語へ分解します。

  1. I think … で自分の判断だと伝える。
  2. It can / may … で起こることを説明する。
  3. People want / know / do … のように、具体的な人と動作に言い換える。
  4. 必要なら because で理由を一つ添える。

少し説明的でも、直訳して不自然になるより確実に伝わります。短い文を二つに分けても問題ありません。

FAQ

「コツがある/ない」は英語一語で言えますか?

場面によっては一語で言えますが、日本語が含む意味の幅が広いため、主語や状況によって表現が分かれます。まず結論として使いやすい there’s a trick to を覚え、必要に応じてほかの表現を使い分けましょう。

there is と have はどう違いますか?

there is は場所・状況に何かが存在すると紹介する形です。have は人や組織が情報・性質・権利などを持つ形です。

否定形はどう作りますか?

not、no、not any のほか、別の肯定的な文で「十分ではない」「まだ確認できない」と説明するほうが自然な場合もあります。

関連記事

まとめ

「コツがある/ない」は、there’s a trick tothe key ishave a knack for を意味と場面で使い分けます。日本語の「ある」ではなく、誰・何が主語か、所有・状態・作用・存在のどれを述べるのかを決めることが、自然な英語への近道です。

監査で確認した「コツ」の実践チェック

作業に小さな要領があるなら There’s a trick to it.、成功の最重要点を示すなら The key is …、人に生まれつき・経験上の得意さがあるなら have a knack for を使います。There’s a trick to opening this jar. は方法、The key is to stay calm. は要点、She has a knack for explaining things. は人の才能です。There is no trick は「特別な裏技はない」であって「上達方法が一切ない」とは限りません。

迷ったときは、意味を分解する

言葉が出なければ、The best way is to practice slowly. や This is easier if you hold it here. のように、最も良い方法や具体的な動作を説明します。「コツ」という名詞を訳さず、相手が実際にできる手順に変えるのが、しゅみすけ式の実用的な伝え方です。

最後に、英語を選ぶ前に「人・物・状況のどれが主語か」「一時的な話か、繰り返す話か」「事実か、話し手の評価か」を確認しましょう。この三点を決めると、日本語の「ある/ない」を there is だけで直訳せず、短く自然な英文を作れます。声に出して主語を入れ替える練習も効果的です。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

ご相談専門お電話番号

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

※『すぐに体験してみたい!』派のあなたには、<無料体験レッスン>WEB見た、で特典あり。

無料体験レッスン

日本語のニュアンス表現を英語での一覧