「追い越される」は英語で?overtaken・passed・fall behindの違い

「追い越される」は英語で?be overtaken・be passed・fall behindの違い

車に追い越された、レースで抜かれた、仕事の実績で後輩に追い越された。日本語では同じ「追い越される」でも、英語では道路上の追い越し、競技中の追い抜き、順位や成長で遅れを取る場合を分けます。

車・数値・競争相手に追い越されるなら be overtaken、走者や車に目の前で抜かれるなら be passed、進歩や順位で遅れるなら fall behind が基本です。米語の日常会話ではpass、英語圏の道路表現や書き言葉ではovertakeがよく使われます。

「追い越される」は英語で?先に結論

場面 自然な英語 ニュアンス
車・競争相手に追い越される be overtaken 後ろから来たものが前に出る
走者・車に抜かれる be passed 相手が横を通って前へ出る
順位・進歩で遅れる fall behind 相手に抜かれた結果、遅れを取る

overtakenとpassedは追い越す側が前に出る出来事、fall behindは自分の進歩が相対的に遅れる状態です。「誰に抜かれたか」だけでなく、実際の移動か比喩的な競争かを確認しましょう。

しゅみすけ(大山俊輔)

道路やレースなら「前に出た人」を考え、仕事や勉強なら「自分が遅れた」と考えると、passとfall behindを選びやすくなります。

be overtaken:車・競争相手に追い越される

overtakeは、同じ方向へ進む車・人・企業・数値などが後ろから追いつき、前に出ることです。受け身のbe overtaken byで「~に追い越される」となります。

  • We were overtaken by a truck.
    トラックに追い越されました。
  • Japan was overtaken in the rankings.
    日本は順位で追い越されました。
  • Our sales were overtaken by a competitor.
    売上で競合に追い越されました。
  • He was overtaken near the finish line.
    彼はゴール直前で追い越されました。

overtakeは物理的な追い越しのほか、売上・人口・順位など数値比較にも使えます。

be passed:走者・車に抜かれる

passは「そばを通り過ぎる」という基本語です。競技や道路で、相手が自分の横を通って前へ出た場面に自然です。

  • I was passed by two runners.
    2人の走者に抜かれました。
  • A motorcycle passed us on the left.
    バイクが左側から私たちを追い越しました。
  • She passed me on the last lap.
    最終周で彼女に抜かれました。
  • Don’t speed up when you’re being passed.
    追い越されているときに加速しないでください。

日常の短い会話ではovertakeよりpassのほうが言いやすく、特にアメリカ英語で一般的です。

fall behind:順位・進歩で遅れる

fall behindは、仕事、勉強、支払い、技術、競争などで他者や予定より遅れる表現です。誰かが追い越す一瞬より、遅れた状態に焦点があります。

  • We are falling behind our competitors.
    競合に追い越されつつあります。
  • I fell behind in my studies.
    勉強で遅れを取りました。
  • The project has fallen behind schedule.
    プロジェクトは予定より遅れています。
  • Don’t let yourself fall behind.
    遅れを取らないようにしてください。

人を続けるならfall behind someone、分野ならfall behind in something、予定ならfall behind scheduleです。

be overtaken・be passed・fall behindで表す「追い越される」の違い

受け身にしないほうが自然な場合

日本語は「後輩に追い越された」と自分を主語にしますが、英語では相手を主語にしてMy junior colleague passed me.、結果を述べてI’m now behind her. と言うほうが簡単な場合があります。

  • My younger colleague is now ahead of me.
    後輩に追い越され、今は彼女が先です。
  • Their sales are now higher than ours.
    売上で彼らに追い越されました。
  • He ran past me at the end.
    最後に彼が私を走り抜けました。

文型・語順の注意

be overtaken by+追い越した相手、be passed by+相手が基本です。fall behindは受動態ではなく自動詞句です。behindの後ろへ比較相手を置けます。

  • We were overtaken by Team B.
    Bチームに追い越されました。
  • I fell behind my classmates.
    クラスメートに遅れを取りました。
  • Our industry is falling behind in digitalization.
    業界はデジタル化で遅れています。

日常・仕事・人間関係で使える例文

  • I hate being passed on the final hill.
    最後の坂で抜かれるのが悔しいです。
  • We were overtaken while driving uphill.
    上り坂で追い越されました。
  • New technology quickly overtook the old system.
    新技術が旧システムをすぐ追い越しました。
  • I don’t want to fall behind at work.
    仕事で遅れを取りたくありません。
  • She has overtaken me in English ability.
    英語力で彼女に追い越されました。

短い会話例

A: Did you win the race?
B: No. I was passed near the finish line.
A: レースに勝った?
B: いいえ。ゴール近くで追い越されたよ。

日本人が間違えやすい言い方

× I was overtake by a car.

受け身では過去分詞overtakenを使い、I was overtaken by a car. とします。

× I was fallen behind.

fall behindは自動詞句なので、I fell behind. が正しい形です。

overtakeを常に使わない

会話で単に車に抜かれたならA car passed me. が簡単で自然です。

この表現を知らなければ、どう言えばいい?

言いたいこと 簡単な言い換え
車に追い越された A car went past me.
レースで抜かれた She ran faster and went ahead of me.
売上で追い越された Their sales are now higher than ours.
勉強で遅れを取った My classmates are ahead of me.
後輩に追い越された My younger colleague is doing better than I am.

難しい語が出なくても、go past、go ahead、be higher、be aheadを使えば、追い越された事実を具体的に伝えられます。

しゅみすけ(大山俊輔)

「追い越された」が出なければ、「相手が今は前にいる」「相手の数字のほうが高い」と結果を言いましょう。基本語だけで十分伝わります。

場面から逆算する実践チェック

「追い越される」を英語にする直前に、速さ・順位・能力のどれを追い越されたのかを一度確認しましょう。使い分けの軸は、車や人が物理的に前へ出るならbe overtaken / be passed、競争や成績で自分が後ろになるならfall behindです。英単語の日本語訳を暗記するだけでは、この区別が抜けやすくなります。話す前に場面を一枚の写真のように思い浮かべ、誰が主語で、何が原因で、どんな結果になったかを整理すると選択が安定します。

Our competitor overtook us in sales.(売上で競合に追い越されました。)

They passed us near the finish line.(ゴール近くで追い越されました。)

また、相手への感情を強く出したくない仕事の場面では、行為者を言わない受動態が便利です。一方、責任の所在を明確にしたいときは、能動態で人や組織を主語にしたほうが伝わります。メールでは事実を先に、会話では自分の気持ちや結果を先に置くと自然です。同じ出来事でも、焦点が変われば文の形も変わります。

時制にも注意しましょう。過去の一回ならwas / were、現在の状態ならis / are、過去から今まで続くならhas / have beenが基本です。「今もその影響がある」と言いたいときは現在完了が役立ちます。主語が単数か複数かも含め、be動詞を機械的にwasだけにしないことが大切です。

FAQ

「抜かされた」は英語で?

競走ならI was passed.、道路ならA car passed me. が自然です。

「先を越された」は?

Someone beat me to it. が定番です。行動を先にされた意味で、移動の追い越しとは異なります。

「時代に取り残される」は?

be left behind by the times、簡単にはThe world changed, but we didn’t. と言えます。

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まとめ

車・競争・数値で追い越されるならbe overtaken、走者や車に目の前で抜かれるならbe passed、成長や予定で遅れを取るならfall behindが基本です。

出てこないときは、A car went past me. やThey are ahead of us. のように、移動後の位置や数字の結果を基本語で説明しましょう。

さらに自然に伝えるための補足

否定文ではwas not / were not+過去分詞、経験を尋ねるときはHave you ever been+過去分詞を使います。たとえばI wasn’t told about it.(そのことを知らされませんでした)、Have you ever been treated like that?(そのように扱われたことはありますか)のような形です。英会話では、まず短い事実を言い、その後に理由や気持ちを加えると自然です。受動態が長くなりそうなら、主語を入れ替えてThey didn’t tell me.のような能動態にしても、伝える内容は保てます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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