「差がある/ない」は英語で?there is a difference・there is a gap・make a differenceの違い

「差がある/ない」の英語表現

日本語の「差がある/ない」は、英語では一つの単語に固定できません。同じ日本語でも、人の気持ちを述べるのか、物や状況の性質を説明するのか、客観的な事実として伝えるのかによって、主語と表現が変わります。

先に結論:「差がある/ない」の基本表現

二つを比べて違いがあるなら there is a difference、能力・金額・意見などに開きがあるなら there is a gap、結果に影響するほどの差なら make a difference を使います。

  • there is a difference:最も基本となる場面
  • there is a gap:意味をもう少し限定する場面
  • make a difference:別の主語・視点で表す場面

まず日本語の「ある/ない」を訳そうとせず、英語で誰や何を主語にするかを決めましょう。人の状態なら人を主語にし、状況の存在を示すなら there is、物の性質なら物を主語にすると、自然な語順が見えてきます。

しゅみすけ(大山俊輔)

「ある」を見た瞬間に there is と決めないことが大切です。何がどういう状態なのかを先に考えると、知っている英語でも自然に言えます。

主要表現の違いとニュアンス

there is a difference

difference between A and B が基本語順です。 日本語では名詞で表していても、英語では人や物の状態を形容詞・動詞で言い切るほうが自然な場合があります。場面で最も伝えたい情報を主語の直後に置きます。

there is a gap

gap は埋めるべき大きな隔たりを感じさせることがあります。 この表現は対象や後ろに続く形を確認することが重要です。前置詞の後ろに名詞を置くのか、to の後ろに動詞を置くのかを、短いかたまりで覚えましょう。

make a difference

It makes no difference. は「違いがない」だけでなく「どちらでも構わない」にもなります。 日本語の表面だけでなく、話し手が評価しているのか、事実を説明しているのかにも注意してください。強い表現は、相手への批判として響くことがあります。

比較表

表現 中心イメージ 向いている場面
there is a difference 基本的な状態 日常・仕事の幅広い場面
there is a gap 対象を限定 理由や対象を具体化するとき
make a difference 別視点から説明 結果・評価・状況を述べるとき

「差がある/ない」の英語表現の使い分け

主語と語順で迷わないための考え方

日本語では主語を省いて「差がある/ない」と言えますが、英語では主語が必要です。自分の気持ちなら I、相手の性質なら you / he / she、物や方法なら it / this method、場全体なら the situation や there is を選びます。

否定形も機械的に no を置くのではなく、be動詞なら not、一般動詞なら do not、存在なら there is no / there are no と文型に合わせます。断定が強すぎるときは not really、not much、little、may not などで程度を調整できます。

日常・仕事で使える例文

英語 日本語
There is a big difference between them. 両者には大きな差があります。
The price gap is small. 価格差は小さいです。
A few minutes can make a difference. 数分でも差が出ます。
I can’t tell the difference. 私には違いが分かりません。
There is no noticeable difference. 目立った差はありません。
Our views are not that far apart. 私たちの意見にそれほど差はありません。

短い会話で確認

A: How do you feel about it?
B: There is a big difference between them.
A: I see. Can you explain why?
B: Sure. Let me give you an example.

最初から長い英文を作る必要はありません。結論を一文で言い、その後に理由や例を一つ足せば、会話として十分に機能します。

日本人が間違えやすいポイント

  • 「ある」だからといって毎回 there is で始めない。
  • 日本語で省略されている主語を確認する。
  • 名詞を直訳するより、状態を表す形容詞や動詞を優先する。
  • 強い否定が必要でなければ、not really や not much で柔らかくする。
  • 前置詞と動名詞を一つのチャンクとして覚える。

しゅみすけ(大山俊輔)

ぴったりの表現を忘れても、意味を二つか三つの簡単な文に分ければ大丈夫です。難しい一語より、相手に伝わる短い英語を優先しましょう。

この表現が出てこなければ、どう言えばいい?

「差がある/ない」に対応する表現がすぐに出なくても、意味を具体的な行動・状態・結果へ分けると、中学英語で伝えられます。

  • These two are not the same.
  • One is much higher than the other.
  • The change helps a lot.

しゅみすけ式では、日本語の名詞を英語の名詞へ置き換えることより、「誰が、何をする/どう感じる/どうなる」を作ることを優先します。be、have、know、want、say、feel、work、help など、すでに知っている基本語で十分です。簡単な言い換えは少し説明的でも、何を意味しているかが明確になる利点があります。

場面別の選び方

日常会話

自分の感覚を短く述べ、I think …、I feel …、I’m okay with … などを使います。相手を評価する内容では、断定を避けて sometimes や seem to を加えると柔らかくなります。

仕事

人そのものを批判せず、データ・提案・結果を主語にします。This plan …、The evidence …、There is … のように客観的な対象から始めると、建設的な説明になります。必要に応じて because や for example で根拠を一つ添えます。

人間関係

You are … と決めつけるより、I feel … when … や It seems … と自分の観察として伝えると安全です。肯定・否定の程度を調整し、相手が説明できる余地を残しましょう。

FAQ

there is を使ってはいけませんか?

状況の中に何かが存在することを伝えるなら使えます。ただし、人の気持ちや性質を言うときは、人を主語にした形容詞・動詞のほうが自然なことが多いです。

「ない」は no で作れますか?

名詞の不存在なら no が使えますが、状態や行動の否定は not / do not が必要です。まず肯定文の文型を作り、その文型に合う否定を選びましょう。

どの表現を最初に覚えればよいですか?

まず there is a difference を短い例文ごと覚え、次に there is a gap と make a difference を場面の違いと一緒に追加するのがおすすめです。

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まとめ

二つを比べて違いがあるなら there is a difference、能力・金額・意見などに開きがあるなら there is a gap、結果に影響するほどの差なら make a difference を使います。 一語の対応だけを暗記せず、主語・場面・話し手の意図を確認してください。表現が出なければ、These two are not the same. のように意味を簡単な英語へ分ければ、会話を止めずに伝えられます。

監査で補強した「差」の実践ポイント

数値なら The gap has narrowed from ten points to three.、品質なら I can’t see much difference in quality.、行動の効果なら Small changes make a big difference. と言えます。difference は中立的な違い、gap は埋めるべき開き、disparity は不公平を感じさせる大きな格差です。

簡単な英語へ分解する確認

比較する二つを between A and B で示し、差の基準も price、age、quality、opinion のように加えます。One costs more.、This one works better. と比較級を使えば、「差」という名詞を使わず中学英語で具体的に説明できます。

仕上げに、同じ内容を I / we / the situation の三つを主語にして声に出してみましょう。主語を変えると、be動詞、一般動詞、there is のどれを使うべきかが見えます。また、強い断定を避けたいときは seem、may、not really、a little を加えます。相手を評価する内容ほど、人そのものではなく、観察した行動・データ・結果を主語にすると、自然で建設的な英語になります。

練習では、まず肯定文を一つ作り、次に否定文と疑問文へ変えてください。そのあと主語を I から we、he、the plan、the situation へ入れ替えます。たとえば、事実を述べる文、話し手の感覚を述べる文、相手に確認する文の三種類を作ると、単語だけでなく語順まで定着します。最後に、専門表現を使わず know、feel、want、need、work、help のどれかで同じ意味を説明できるか確認しましょう。言い換えができれば、会話中に最初の表現を忘れても止まらずに話せます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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