最近のサッカー代表を見ていて思ったこと（韓国代表に思うこと）

最近のサッカー代表を見ていて思ったこと
（韓国代表に思うこと）

たまたま、昨晩テレビを見ていて韓国代表がワールドカップでギリシャを圧倒して2-0で勝っているシーンを見ました。

正直すごいなと思いました。
ギリシャはヨーロッパではそれなりの強豪。
でも、試合内容は完全に希薄で相手を飲み込んでい
ました。

最近だと経済誌を
見ていても、サムソン1社の利益が、日本の大手7社（ソニー、
パナソニック、日立、東芝、パイオニア・・・）合計の利益よりも大きくなってしまった。

そんなニュースを見かけます。

も
ちろん、今でも日本の経済規模は韓国の10倍強はあります。
でも、一社一社の企業努力や、今回のサッカー代表の気合のようなものを見て
いると、
このまま行ったら、いつか、一人当たりGDPでは負けてもおかしくないなと思ったりもします。

もともとの人間の個々の能力ってそんなには差がないもので、
差がつく一番の理由は、教育と環境といわれていま
す。

たまに朝礼に出している経済学者の大前研一さんは、日本が、もう一回、
世界でトップクラスに戻るためには、韓
国式の教育か北欧式の教育を導入するしかないといっています。

韓国式の教育はどちらかというと、昔の日本の教育スタイルを韓国がかつて学んで自分たちに合わせたスタイル。いわば、少し、良悪ありますが詰め込みと根性式の軍隊の厳しい環境が残っているようなもの。サムソンに入社したいのなら、大学時代にTOEICは900点は必要とか。

北欧式は自由闊達なスタイル。
自然と強制し、その中からリーダーシップを生み出すよう
なもの。
小国が多い北欧は、国の規模の割には優秀な会社と経営者を生み出し、そし
て、スポーツでも
人口以上に大健闘しています。

ただ、一般的には日本やアメリカみたいな大国では、一人一人
にそこまでケアを
する余裕がないし、日本人は指示待ち族が多いので、やはり、北欧式は導入が難しい。

逆に、私達の世
代。

特に私や皆さんの世代からその先の世代はゆとり世代とい
われている世代でもあります。

戦争が終わって両親は戦後をあまり知らない世代で生活にゆとり
がある世代だから、
その子供達である私達は、頑張って豊かになろうという、ハ
ングリーさが
弱まりつつある世代。

学校もゆとり教育ということで、学習要綱がかなり甘くなり始めた時期で
す。

韓国は、男性は全員強制で徴兵で数年間、血のにじむような訓練を受けます。
女性も受験勉強は相当厳しい。私も留学しているときに、現代自動車から派遣されていた幹部の
人は、
「山に10日間食料、飲み物ナシで放り込まれて最後は虫を食べて飢えをしのいだ」と
聞
いてびっくりしたことがあります（それは大げさだけ
ど）。

サッカーを見ていても、「絶対に勝つ」というか、「絶対に一
次リーグを突破する」
という気迫のようなものが韓国のイレブン全員の顔に出ていました。

もちろん、思いつめすぎることが
いいとは思わないけど、どうせ仕事をするなら
絶対にみんなにもゴールに到達するときの達成感みたいなものを感じてもらいたい。

い
まの日本人の中でも、組織では別として、個人個人でイチローや松井、
あるいは、一人
で世界で戦っている人の中には、韓国代表に負けない人が沢山います。

それは、意外と海外に行って自分を客観的に見つめなおす機会があった一個人に
多い気がします。

み
んなも折角、ご両親に機会をもらって海外に行ってきたわけだから、
素質はあると思います。

日本代表も韓国代表に負けずに頑張ってもらいたいものです！