今日は勤労感謝の日

今日は勤労感謝の日
今日は勤労感謝の日です。
丁度、今年はその前の日の22日がアメリカではThanksgiving Dayでした。
もともと、勤労感謝の日制定以前の11月23日は、宮中祭祀の「新嘗祭」の日でした。
今も新嘗祭は行われていて、皇居にある神嘉殿という場所に天皇陛下が今年収穫されたお米を捧げて
その年の収穫を神様に感謝する、という日でした(多分、今日も雨の中行われています)。
今でこそ、普通に食事が出来るのが当たり前のことですから
食事をすることに対する感謝が分からないですが、お米が無事収穫できるまでには、
農家の人達が大変苦労して種をまき、水をまき、台風や日照りがあったときも何とかお米を守って
そして、この時期に全てがうまくいき、はじめて収穫してその年の冬を越せるわけです。
いわば日々の労働の成果が今日、この日に結果として現れる日でそのことに
対して感謝する日なわけです。アメリカのThanksgiving Dayもその扱いは非常に似ています。
昔は日本でもアメリカでも農業という分かりやすい形で、労働に対する成果が
見えましたが、今は、産業が分化されて私たちのような教育サービス業もあれば製造業、
金融業と様々な産業があることから、農業のみならず全ての人たちが日々の勤労に感謝する日として
制定されたものです。
頭の中を一瞬自分が農家の人になった気持ちにして、自分が今年どうやって
努力してきたかを振り返ってみましょう。昔だったら一瞬でもそこが抜けてしまうと今日この日は
食べ物がなくて飢えてしまうわけです。
恵まれた時代に生まれたからこそ、食べること自体が当たり前になってしまって
そうしたことに感謝する気持ちを持ちにくいですが、ごく当たり前に日々働くこととは何か、ということを
考えさせられる一日としてみましょう。

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