迷ったら後ろめたくない方を選ぼう
最近思っていることです。
誰もがそうだと思うのですが、人間っていうのは矛盾を背負って生きる
生き物だなぁと思います。
自分のやりたいことだけやりたいと思う本能の部分と、一方で、
公の立場としての自分の立場を考えて、その行動を律する理性の部分。
あるいは、人によっては既に介護をしている人もいるでしょう。
子供の頃、お父さん、お母さんに「あなたはやりたいことをやって生きなさい」
なんて言われたことあるかもしれません。
一方で、年を取ってくると「お前、うちをどう守るんだ」なんて男だと言われたりするかもしれません。
自由に生きたい、という気持ちの部分と、背負うべきものを背負って
動きに制約が出ることもある。この矛盾するものをバランスを持って生きていくことこそが、
人生の醍醐味なんだろうと思います。
もし、子供の時の「自由に生きなさい」という言葉をそのまま世界中の人が
実践しちゃったらどうなるでしょう？きっと、もう、わがままな人間だけのとんでもない世界になってしまうでしょう。
一方で、堅苦しく背負うことばかり気張ってもきっと、硬直的な社会になるかもしれませんね。
こんな時のバランスを取る一つの基準って、「後ろめたくなく」生きることじゃないかなと
思います。
仕事をしていても、お客様の希望を全て叶えたい、という希望と、
でも、もし、それを全て受け入れたら会社は採算が悪化して潰れちゃうよ、という現実があります。
潰れちゃったら、希望を叶えるどころか全てのお客様に不義理をしてしまいますよね。
一方で、お客様によりよいサービスを提供するには会社としてどうしたいか。
あるいは、一人一人のスタッフがどうするべきなのか。これを常に考える気持ちを忘れてしまったら、
それはおしまいです。
後ろめたいと思わないところまで、やってみる。
それが出来ればこそ、時には、自分の主張を正論としていうことも出来ますよね。