push outの意味は?「押し出す・追い出す」の使い方と例文

push outの意味と使い方を解説するアイキャッチ画像

push outは「押し出す・外へ追いやる」を表す句動詞です。短い表現ですが、目的語の位置や文脈によって日本語訳が変わるため、単語帳の訳だけでは実際の会話で迷いやすい表現でもあります。

先に答えると、中心イメージは「内側から外側へ力を加えて出す」です。この記事では、意味、ネイティブが感じるニュアンス、語順、場面別例文、似た表現との違い、間違いやすい点、簡単な英語での言い換えまで整理します。

push outの意味と基本イメージ

push outの基本的な意味は「押し出す・外へ追いやる」です。動詞pushが動作を、outが方向・結果を加えます。丸暗記せず「内側から外側へ力を加えて出す」と捉えると、物理的な用法と比喩的な用法が一本につながります。

  • Push the tray out from the other side.
    反対側からトレーを押し出してください。
  • The roots pushed the soil out.
    根が土を外へ押し出しました。
  • High rents are pushing local shops out.
    高い家賃が地元の店を追い出しています。

物を外へ押すのが基本で、競争相手・住民・古い商品などを市場や場所から追い出す比喩にも使います。自発的に出るのではなく、外部の圧力で居場所を失う含みがあります。

しゅみすけ(大山俊輔)

push outは、日本語訳を一つだけ覚えるより、「内側から外側へ力を加えて出す」という動きを思い浮かべると、初めて見る文脈でも意味を推測しやすくなります。

push+outから意味を理解する

pushは動作の中心を表し、outはその動作が向かう方向や到達した状態を示します。英語の句動詞では、後ろの短い語が「どこへ・どんな状態へ」を補うため、同じ基本動詞でも意味が変わります。

push outの場合は、内側から外側へ力を加えて出すという場面をまず想像してください。そこから、目に見える物の移動だけでなく、仕事、計画、数値、人間関係などの抽象的な対象にも意味が広がります。文脈に応じて自然な日本語に直すことが大切です。

push outの方向感覚と代表的な使い方を示す解説イラスト

ネイティブが感じるニュアンス

物を外へ押すのが基本で、競争相手・住民・古い商品などを市場や場所から追い出す比喩にも使います。自発的に出るのではなく、外部の圧力で居場所を失う含みがあります。

会話では、話し手が動作の方向や結果を具体的に見せたいときに選ばれます。一方、日本語訳は毎回同じにはなりません。直訳が不自然なら、その場面で実際に何が起きたかを考え、「進める」「下げる」「片づける」など自然な動詞に置き換えましょう。

語順と文法:目的語はどこに置く?

名詞なら2つの語順が使える

push outは多くの場面で分離できる句動詞です。目的語が名詞なら、push out the drawerpush the drawer outの両方が可能です。長い目的語は後ろに置くほうが読みやすくなります。

  • Push out the drawer.
    引き出しを処理してください。
  • push the drawer out.
    引き出しを処理してください。

代名詞は必ず間へ置く

目的語がitthemhimなどの代名詞なら、push it outの語順にします。push out itのように後ろへ置くのは、分離型の他動詞用法では避けます。

ただし目的語を取らず、主語自身が動く自動詞用法がある表現では、We pushed out.のようにそのまま終わります。辞書の型だけでなく、「誰が何を動かすのか」を文全体で確認してください。

日常・仕事で使える例文

  • Push the tray out from the other side.
    反対側からトレーを押し出してください。
  • The roots pushed the soil out.
    根が土を外へ押し出しました。
  • High rents are pushing local shops out.
    高い家賃が地元の店を追い出しています。
  • The new model pushed the old one out of the market.
    新型が旧型を市場から押し出しました。
  • She pushed out her chair and stood up.
    彼女は椅子を後ろへ押して立ち上がりました。
  • The company is pushing out updates quickly.
    その会社は更新版を次々に公開しています。
  • Could you push out the drawer, please?
    引き出しを押し出すてもらえますか。
  • We pushed out it before the meeting.
    私たちは会議前にそれを処理しました。
  • They are pushing out the drawer now.
    彼らはいま引き出しを処理しています。
  • Do not push out it without asking.
    確認せずにそれをしないでください。

命令形は操作や指示に便利ですが、職場や店ではCould you …?Please …を加えると柔らかくなります。完了を報告するときは過去形、進行中の動作ならbe + -ingを使えば十分です。

よく使われる形と時制

push out with+名詞/push out to+目的

句動詞の後ろには、手段を示すwithや目的を示すtoが続くことがあります。たとえばWe used a tool to push out the drawer.なら「道具を使って引き出しを処理した」という流れです。前置詞まで一度に暗記するのではなく、「手段なのか、目的なのか」を考えて選びます。

否定文・疑問文

現在形の否定はdo not push out、過去の否定はdid not push outです。疑問文ならDid you push out it?(それをしましたか)のように、助動詞の後ろで句動詞を原形に戻します。句動詞だからといって特別な時制変化をするわけではありません。

  • Did you push out it already?
    もうそれをしましたか。
  • We did not push out the drawer.
    私たちは引き出しを処理しませんでした。
  • Why are they pushing out it?
    なぜ彼らはそれをしているのですか。

短い会話で確認

A: Should I push out the drawer now?
今、引き出しを処理したほうがよいですか。

B: Yes, please push it out before we leave.
はい、出発前にそれをしてください。

このように、最初は名詞で対象を示し、次の文では代名詞itに替えるのが自然な会話の流れです。2文をセットで音読すると、代名詞を間に置く語順も身につきます。

push outと似た表現の違い

pull outとの違い

pull outは引いて外へ出す、または撤退する表現です。 push outを選ぶときは、「内側から外側へ力を加えて出す」という方向感覚が必要かを考えると判断しやすくなります。

force outとの違い

force outは強制的に辞めさせる・追い出す意味を明示します。 push outを選ぶときは、「内側から外側へ力を加えて出す」という方向感覚が必要かを考えると判断しやすくなります。

drive outとの違い

drive outは継続的な圧力で場所や市場から追い払う表現です。 push outを選ぶときは、「内側から外側へ力を加えて出す」という方向感覚が必要かを考えると判断しやすくなります。

日本人が間違えやすいポイント

日本語訳を一つに固定しない

押し出す・外へ追いやるのどれになるかは目的語と状況で決まります。単語ごとに直訳するより、動作の前後で対象がどう変化したかを見ると自然な訳を選べます。

代名詞の位置を後ろにしない

名詞を使った形だけ覚えると、代名詞でも同じ位置に置きがちです。会話ではpush it outを一まとまりとして練習すると、語順を迷いにくくなります。

場面に合わない強さを避ける

句動詞には、単なる移動だけでなく、圧力・継続・排除などの含みが出る場合があります。丁寧な依頼が必要なら、命令形だけでなくCould you …?を使い、相手や場面に合う調子に整えましょう。

しゅみすけ式:出てこないときの簡単な言い換え

push outを思い出せなくても、基本語彙で起きたことを直接説明すれば通じます。大切なのは難しい句動詞を無理に探して会話を止めないことです。

  • Move it outside.
    それを外へ動かしてください。
  • High costs made the shops leave.
    高い費用のため店は撤退しました。

最初の文は具体的な動作、次の文は比喩的な意味を基本動詞で表しています。短い主語+動詞の文に分ければ、句動詞を知らなくても必要な情報を正確に伝えられます。

しゅみすけ(大山俊輔)

push outが出てこないときは、Move it outside.のように、知っている基本動詞で直接説明してみてください。伝わる英語を先に作ることが、表現を増やす近道です。

会話で自分の表現にする練習法

まず身近な対象を一つ選び、現在形・過去形・依頼文の3通りを作ります。たとえばdrawerを使い、普段すること、昨日したこと、相手に頼みたいことを声に出します。次に目的語をitへ替え、語順がpush it outになることを確認します。

最後に、似た表現へ置き換えてニュアンスを比較します。正解を暗記するだけでなく、「方向や結果を強調したいからpush outを選ぶ」と理由まで言えるようになると、実際の会話でも定着します。

関連表現も確認しよう

句動詞は基本動詞や後ろの語を軸につなげて覚えると効率的です。ほかの表現は英熟語・定型表現のまとめから確認できます。リンク先の記事と例文を比べ、同じ方向語が意味をどう変えるか観察してみましょう。

まとめ

push outは「押し出す・外へ追いやる」を表し、中心には「内側から外側へ力を加えて出す」というイメージがあります。意味を一語の日本語に固定せず、目的語と前後の状況から自然な訳を選びましょう。

名詞ならpush out the drawerpush the drawer outの両方が使え、代名詞はpush it outのように間へ置きます。似た表現との違いを確認しつつ、出てこないときはMove it outside.のような簡単な英語でまず伝えてみてください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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