by and largeの意味は?「概して・全体として・おおむね」の使い方・ニュアンスと例文

by and largeの意味・使い方・例文を示すアイキャッチ

by and largeは「概して・全体として・おおむね」を表す英熟語・定型表現です。中心にあるのは、細かな例外はあるものの、全体を見れば一つの評価が成り立つという感覚です。日本語訳だけを暗記せず、話し手が見ている場面と一緒に理解すると、自分の会話でも使いやすくなります。

この記事では、基本的な意味、成り立ち、語順、自然な例文、類似表現との違い、日本人が間違えやすい点を整理します。最後には、表現が出てこないときに基本英語で伝える「しゅみすけ式」も紹介します。

by and largeの基本的な意味

by and largeの基本は「概して・全体として・おおむね」です。詳しくは、細かな例外はあるものの、全体を見れば一つの評価が成り立つことを表します。日本語訳は文脈に応じて変わりますが、英語側の中心イメージは共通しています。

一つの日本語訳へ固定すると、別の場面で出てきたときに意味が取れません。まず中心の方向感覚をつかみ、どの用法でも共通している部分を見つけましょう。

しゅみすけ(大山俊輔)

by and largeは、訳語を一つに固定しすぎないことが大切です。まず中心の場面を思い浮かべ、文脈に合う自然な日本語へ置き換えてみましょう。

なぜby and largeでこの意味になるの?

航海用語に由来するとされる定型表現です。現代では部品を直訳せず、「全体として」と一まとまりで使います。

理解するときは単語や前置詞へ分け、使うときはby and largeを一つのチャンクとして扱います。毎回直訳して組み立てず、短い例文ごと取り出せるようにするのがポイントです。

by and largeの意味と覚え方を示す解説図

語順とよく使われる形

  • 文頭のBy and large,
  • 文末のby and large
  • 挿入句としてのby and large

主語・時制・後ろの名詞を入れ替えて使います。過去の話では中心動詞を過去形にし、助動詞の後ろでは原形に戻します。まず短い肯定文を作り、否定文や疑問文へ広げましょう。

場面別の自然な例文

By and large, the event was successful.
全体としてイベントは成功でした。

The feedback was positive by and large.
概して反応は好意的でした。

By and large, people followed the new rule.
おおむね人々は新しい規則に従いました。

The two plans are, by and large, similar.
二つの案は概して似ています。

人名・場所・時期・金額などを自分の状況へ置き換えて音読してください。仕事なら実際の会議、日常なら家族や友人との会話を想定すると、知識を発話へ移しやすくなります。

似た表現との違い

  • overall=全体として一般的
  • generally=一般的に
  • on the whole=全体としてほぼ同義

類似表現は完全な同義語ではありません。焦点、感情、文章の硬さに違いがあります。迷ったときは基本的で直接的な表現を選べば意味は十分に通じます。by and largeは固有のニュアンスを足したいときに使いましょう。

日本人が間違えやすいポイント

一語ずつ日本語の順番で組み立てない

by and largeは語順を含めた一まとまりです。日本語から単語を一つずつ当てはめると、前置詞が抜けたり不要な語が入ったりします。基本形を音読して内容語だけを入れ替えましょう。

中心動詞の時制を確認する

熟語全体を暗記すると、過去形や三人称単数の変化を忘れがちです。現在・過去・未来の三種類で一文ずつ作ると、会話で使える形になります。

場面の硬さと相手との距離を考える

意味が正しくても、文章的な表現を軽い会話で多用すると不自然です。重要な仕事の場面では慣用表現だけに頼らず、具体的な事実や条件も続けて説明してください。

「でてこない時」のしゅみすけ式

by and largeがすぐに出てこなくても、そこで黙る必要はありません。意味を基本動詞と短い文へ分解して直接伝えます。

  • Overall, it went well.
  • Most people liked it.
  • There were some problems, but it was successful.

最初に結論を短く言い、必要ならbecause、so、butで理由や結果を足します。同じ内容を熟語と基本英語の二通りで練習しておけば、一方を忘れても会話を続けられます。

しゅみすけ(大山俊輔)

難しい表現が出てこないときは、知っている単語で意味を分けて伝えれば大丈夫です。短い文を先に言い、必要なら二文目で背景を補足しましょう。

by and largeが自然な場面・避けたい場面

by and largeは、状況が明確で相手と前提を共有できる場面で使うと自然です。仕事では結論を先に伝え、その後でニュアンスを補う形にすると誤解が減ります。日常会話では表情や声の調子も意味の一部です。

契約・法律・医療など曖昧さが問題になる場面では、慣用表現だけで結論を済ませず、対象・条件・数値を直接説明します。相手が英語学習者なら簡単な言い換えを先に示すと親切です。

30秒でできる発話トレーニング

最初の10秒で基本形を三回音読し、次の10秒で主語や名詞を自分用に変え、最後の10秒で簡単な言い換えを言います。翌日は過去形、その次は未来の話へ変えてください。

録音して聞き返し、単語間で不自然に止まっていないかを確認します。完全に例文と一致しなくても、意味が正しく伝わり語順が自然なら成功です。

短い会話で使ってみよう

A: By and large, the event was successful.
全体としてイベントは成功でした。

B: Overall, it went well.
熟語と簡単な言い換えを同じ場面で練習すると、理解と発話を同時に伸ばせます。

by and largeを読むときの文脈チェック

by and largeを記事や会話で見つけたら、表現だけを切り取らず、前後の文から主語・対象・話し手の評価を確認しましょう。同じ日本語訳でも、一時的な出来事か長く続く状態か、事実の説明か個人的な感想かによって自然な訳し方が変わります。例文を保存するときは、表現の後ろに続く名詞や前置詞まで一緒に残すと、実際の語順を再現しやすくなります。

練習では、肯定文を否定文へ、現在形を過去形へ変えた後、疑問文を一つ作ります。そのうえで基本英語の言い換えも声に出してください。意味を保ったまま形を変える練習によって、暗記した一文だけでなく、初めての場面にも応用できるようになります。

まとめ

by and largeは「概して・全体として・おおむね」を表し、中心には細かな例外はあるものの、全体を見れば一つの評価が成り立つというイメージがあります。基本形を一つ覚え、自分の場面へ置き換えましょう。出てこないときは基本英語で直接説明すれば問題ありません。

ほかの表現は英熟語・定型表現の親記事でも確認できます。一日一文、自分の状況に置き換えて声に出してみてください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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