「代替案を用意する」は英語で?prepare an alternative・have a backup plan

代替案を用意するの英語表現を紹介するアイキャッチ

「代替案を用意する」と英語で言いたいとき、日本語を一語ずつ置き換えるだけでは、意図と違う表現になりがちです。英語では、考えている段階、相手との関係、判断がどこまで進んでいるかによって言い方を選びます。

先に結論を言うと、基本になるのは prepare an alternative です。元の案とは別の選択肢を用意するときに自然です。一方、失敗時に使う予備の計画を持つなら have a backup plan、会話で別案を考え出すなら come up with another option が合います。この記事では、日常会話と仕事の両方で使えるように、意味、語順、ニュアンス、例文を整理します。

「代替案を用意する」の英語を先に比較

英語表現 中心となる意味 基本の形
prepare an alternative 元の案とは別の選択肢を用意する prepare an alternative to + 名詞
have a backup plan 失敗時に使う予備の計画を持つ have a backup plan for + 名詞
come up with another option 会話で別案を考え出す come up with + 名詞

3つは似ていますが、焦点は同じではありません。最初に「いま説明したいのは考える過程か、判断の結果か、相手との認識合わせか」を決めると選びやすくなります。日本語では主語や目的語を省いても通じますが、英語では誰が何を考え、何を変えるのかを具体的に置くことが重要です。

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語の言葉をそのまま英単語へ置き換えるのではなく、「いま何をしているのか」を小さな動作に分けると、知っている英語で自然に表現できます。

日本語の意味を場面別に分ける

prepare an alternative:最も基本になる表現

prepare an alternative は、元の案とは別の選択肢を用意するときに使います。基本形は prepare an alternative to + 名詞 です。会話では抽象的な it を続けるより、plan、facts、options、decision のように対象を具体的にすると伝わりやすくなります。

have a backup plan:焦点を少し変える表現

have a backup plan は、失敗時に使う予備の計画を持つ場合に適します。形は have a backup plan for + 名詞。相手へ提案するときは命令形に固定せず、Could we …? や It may help to … の形にすると、協力的で柔らかい響きになります。

come up with another option:目的を具体的に示す表現

come up with another option は、会話で別案を考え出すときの言い方です。基本形は come up with + 名詞 です。仕事では、行動だけでなく、その結果どうしたいのかまで一文または二文で示すと、判断の責任範囲が明確になります。

3表現の違いを図で確認

prepare an alternative・have a backup plan・come up with another optionの違いを示す解説図

迷ったら、まず最も広く使える prepare an alternative を基準にしてください。相手との理解や判断の焦点を変えるなら have a backup plan、目的や結果を具体的に表すなら come up with another option が候補です。格好のよい単語を選ぶより、聞き手が次の行動を理解できる表現を優先します。

自然な例文を場面別に確認

  • We should prepare an alternative in case the venue is unavailable.
    会場が使えない場合に備えて代替案を用意すべきです。
  • Do we have a backup plan for bad weather?
    悪天候の場合の予備案はありますか。
  • Can you come up with another option by Friday?
    金曜日までに別案を考えられますか。

例文を自分の会話に移すときは、名詞だけを入れ替えるのではなく、確定している情報と未確定の情報を分けてください。まだ判断途中なら may、might、not sure を使い、決定済みなら decided、agreed、confirmed などを使うと、英語の強さが実際の状況に合います。

日常会話と仕事でのフォーマル度

日常会話では、短い基本動詞と具体的な目的語が自然です。Let’s look at it again.、I need more time.、What matters most? のような形で十分伝わります。仕事では、判断の対象、基準、期限、次の担当を明示します。Could we …? や I suggest that … を使えば、相手の考えを否定せずに検討を提案できます。

フォーマルな文章では、主語を曖昧にせず、判断の根拠も示します。Based on the information available …、Before we proceed …、The purpose is to … などを加えると、考えた過程と結論の関係が分かりやすくなります。

語順・目的語・前置詞のポイント

英語では、動詞の直後に「何を」考える・比べる・決めるのかを置くのが基本です。日本語の「について」に引っ張られて不要な about を加えないようにしてください。一方、動詞によって about、on、from、with が必要になる場合は、表現全体を一つの型として覚えます。

また、that節や疑問詞節を使うと、難しい名詞を避けられます。We need to decide what matters most.、Let’s check whether this will work. のように、「何が重要か」「うまくいくか」をそのまま目的語にできます。

日本人が間違えやすいポイント

alternative plan と backup plan は同じではありません。alternative は別の選択肢、backup は本命が使えないときの予備です。また alternative of ではなく alternative to を使います。

もう一つの注意点は、「考えている」と「決めた」を混同しないことです。consider、look at、think about は検討中、decide、choose、agree は結論に到達した段階です。まだ検討中なのに decided と言うと、相手は変更の余地がないと受け取る可能性があります。

しゅみすけ式:難しい表現が出ないときの言い換え

専用表現が出てこなくても、次の順に基本動詞で説明できます。

  1. いま分かっていることを言う
  2. 何を比べる・確認する必要があるか言う
  3. まだ分からない点を短く示す
  4. 次にする行動を付け足す
  • If Plan A does not work, we can use Plan B.
    プランAがうまくいかなければ、プランBを使えます。
  • Let’s think of one more way.
    もう一つ方法を考えましょう。

check、look at、think、compare、choose、make、get のような基本動詞を使い、一文へ詰め込まないのがポイントです。First, let’s check the facts. Then we can decide. のように二文へ分ければ、語順の負担が減り、聞き手も考えの流れを追いやすくなります。

しゅみすけ(大山俊輔)

難しい単語を思い出す時間より、知っている動詞で「事実→確認→判断」の順に話すほうが、会話は前へ進みます。

会議・メールで使える型

  • Before we decide, could we look at …?
    決める前に、〜を確認できますか。
  • Based on what we know, …
    現在分かっていることに基づくと、〜です。
  • We may need to reconsider this if …
    もし〜なら、これを再検討する必要があるかもしれません。
  • What would be the most practical next step?
    最も現実的な次の一歩は何でしょうか。

関連表現

考える・理解する・判断する表現全体は、思考・理解・判断を表す英語表現一覧で整理しています。今回の表現を単独で暗記するだけでなく、consider、decide、judge、assess など、判断の段階が異なる動詞と比べると使い分けやすくなります。

まとめ

「代替案を用意する」は、基本的には prepare an alternative、失敗時に使う予備の計画を持つなら have a backup plan、会話で別案を考え出すなら come up with another option を使います。日本語一語に英語一語を当てはめず、対象、判断の段階、相手との関係を先に整理してください。

言葉が出ないときは、事実を見る、比べる、選ぶ、次の行動を決める、という小さな動作へ分ければ、中学英語でも十分に意図を伝えられます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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