
「お風呂の鏡の曇りを取る」を英語で言うときは、ひとつの単語に固定せず、実際にしている動作で表現を選びます。いちばん無難な言い方と、日常会話・説明書でよく使う言い方は少し違います。
この記事では、defog、wipe、clear の違いを、語順、目的語、自然な例文とともに整理します。難しい語が出てこないときの簡単な言い換えも紹介します。
Contents
「お風呂の鏡の曇りを取る」の英語を先に整理
- defog:湯気で曇った鏡を見える状態にする
- wipe:布や手で表面の水滴を拭く動作
- clear:曇りが消えて視界がはっきりする状態変化
迷ったら、方法まで具体的に伝える表現を選びます。英語では「何を」「どうした」の順をはっきりさせると、短い文でも誤解されにくくなります。
しゅみすけ(大山俊輔)
defog・wipe・clearの使い分け
defog:湯気で曇った鏡を見える状態にする
defog は、湯気で曇った鏡を見える状態にするときに選びます。日本語の「お風呂の鏡の曇りを取る」が同じでも、話し手が伝えたい動作や結果によって語を替えるのが自然です。
I defogged the bathroom mirror.
お風呂の鏡の曇りを取りました。
wipe:布や手で表面の水滴を拭く動作
wipe は、布や手で表面の水滴を拭く動作ときに選びます。日本語の「お風呂の鏡の曇りを取る」が同じでも、話し手が伝えたい動作や結果によって語を替えるのが自然です。
Wipe the mirror with a dry cloth.
乾いた布で鏡を拭いてください。
clear:曇りが消えて視界がはっきりする状態変化
clear は、曇りが消えて視界がはっきりする状態変化ときに選びます。日本語の「お風呂の鏡の曇りを取る」が同じでも、話し手が伝えたい動作や結果によって語を替えるのが自然です。
The mirror cleared after I opened the door.
ドアを開けたら鏡の曇りが取れました。

文型・目的語・語順のポイント
基本は「動詞+対象」
今回の中心になる語は、基本的に目的語を取れます。たとえば defog the bathroom mirror のように、「何を」扱ったのかを動詞のすぐ後ろに置きます。日本語では目的語を省いても通じますが、英語では初めて出る対象を省かないほうが親切です。
代名詞を使う場合は it または them を選びます。対象が複数扱いなら them、ひとつの容器や場所なら it が基本です。前の文で対象を明示してから代名詞へ替えると自然です。
場所や道具は後ろに足す
道具は with、場所は in / under / on などを使って後ろに足します。短い会話なら一文に全部詰め込まず、まず動作を述べ、その後で道具や理由を説明してもかまいません。
I cleaned it with a soft cloth.
柔らかい布でそれをきれいにしました。
I did it after I finished using it.
使い終わったあとに行いました。
日常会話と説明書ではどう変わる?
家庭の会話では、専門的な一語より wash、wipe、clean、check、leave などの基本語がよく使われます。一方、製品の説明書では、手順を誤解させないために対象、頻度、安全上の条件まで明示する傾向があります。
Could you defog the bathroom mirror?
お風呂の鏡の曇りを取るをしてくれる?
Please check the manual first.
まず取扱説明書を確認してください。
Make sure it is completely dry before you put it back.
元に戻す前に、完全に乾いていることを確認してください。
自動詞と他動詞の考え方
「人が対象をきれいにする」なら他動詞の形を使います。いっぽう、対象が自然に乾く、曇りが消えるなど状態の変化を述べる場合は、主語を物にして自動詞的に表せます。
I dried it in a well-ventilated place.
風通しのよい場所でそれを乾かしました。
It dried overnight.
一晩で乾きました。
この二つを区別できると、「乾かした」と「乾いた」、「きれいにした」と「きれいになった」の違いが伝わります。
よくある間違い
日本語一語に英語一語を固定する
clean は便利ですが、すべてを clean だけで済ませると、洗ったのか、拭いたのか、詰まりを取ったのかが分かりません。必要な場面では、実際の手の動きや結果に合う動詞を使いましょう。
目的語や前置詞を落とす
動作だけを言って対象を示さないと、相手は何を扱うのか判断できません。また remove を使うなら remove A from B、wipe なら wipe A with B のような組み合わせが役立ちます。
安全条件を英語表現だけで決める
家電や食品では、洗える部品か、電源を切る必要があるか、表示された日付が何を意味するかを製品の説明書やラベルで確認してください。この記事の例文は英語の選び方を示すもので、個別製品の手入れ方法を置き換えるものではありません。
しゅみすけ式:難しい単語が出ないときの言い換え
専用の単語を思い出せなくても、①何をしたか、②何を使ったか、③どうなったか、の順に分ければ話せます。短い二文にしても十分自然です。
I wiped the mirror so I could see.
基本動詞で、行った動作を具体的に説明しています。
The steam was gone, and the mirror was clear.
方法または結果を説明しているので、専門語なしでも意図が伝わります。
さらに簡単にするなら、I cleaned it. Now it is ready to use.(きれいにしました。もう使えます)のように、動作と結果を二文に分けます。
しゅみすけ(大山俊輔)
会話で使える追加例文
Did you defog the bathroom mirror yet?
もうお風呂の鏡の曇りを取るをしましたか。
I’m going to do it after breakfast.
朝食後にやるつもりです。
It was dirtier than I expected.
思っていたより汚れていました。
Now it looks much better.
今はずっときれいに見えます。
Do I need to let it dry first?
先に乾かす必要がありますか。
Let’s check the instructions before we start.
始める前に説明書を確認しましょう。
場面を分けて表現を選ぶ練習
入浴中に鏡が見えなくなったとき
「お風呂の鏡の曇りを取る」という日本語だけを覚えるのではなく、実際の順序を頭に浮かべてみましょう。この場面では、換気する、曇り止めを使う、布で水滴を拭く、という流れになります。英語でも一つの長い文へまとめず、動作ごとに文を切ると自然です。
First, check that it is safe to handle.
まず、安全に扱える状態か確認します。
Then clean the part that needs attention.
次に、手入れが必要な部分をきれいにします。
Finally, let it dry before putting it back.
最後に、元へ戻す前に乾かします。
家族へ頼むとき
命令に聞こえないようにするなら、Could you …? や Can you … when you have time? が便利です。説明を添えるなら because で理由を続けます。
Could you take care of this when you have time?
時間があるときに、これを手入れしてくれる?
Please leave it out because it still needs to dry.
まだ乾かす必要があるので、出したままにしてください。
作業が終わったことを伝えるとき
完了報告には現在完了形も使えます。I’ve cleaned it. は、過去の作業そのものより「今は終わっている」という結果に焦点があります。
I’ve finished cleaning it, but it isn’t dry yet.
掃除は終わりましたが、まだ乾いていません。
It’s clean and ready to use now.
きれいになり、今は使える状態です。
ニュアンスとフォーマル度
日常会話では具体的で短い基本動詞が自然です。作業手順、職場の清掃記録、製品マニュアルでは、対象物や完了条件を省かずに書きます。丁寧さは難しい語で作るのではなく、please、make sure、could などで調整できます。
このテーマで特に意識したいのは、defog と wipe のどちらを中心に伝えるか決めることです。動詞だけでなく、対象と結果まで含めて選ぶと、相手が同じ作業を再現できる英語になります。
関連する英語表現
家の中の掃除動作をまとめて確認したい方は、掃除で使う英語表現のまとめも参考になります。料理器具や台所の動作なら、料理法・火加減の英語ガイドとあわせると、wash、rinse、wipe、remove などを場面ごとに整理できます。
まとめ
「お風呂の鏡の曇りを取る」は、defog(湯気で曇った鏡を見える状態にする)、wipe(布や手で表面の水滴を拭く動作)、clear(曇りが消えて視界がはっきりする状態変化)を使い分けます。対象を動詞の直後に置き、必要なら道具・場所・結果を後ろへ足すのが基本です。
難しい語が出ないときは、clean、use、get、take、let などで動作と結果を分けて説明しましょう。正確な一語を探して黙るより、短い基本文を二つ重ねるほうが自然に伝わります。










