
Every ass likes to hear himself bray は、愚かな人ほど自分の声や意見を聞くのが好きで、一方的に話しがちだという英語のことわざです。古い語を含む表現では、訳だけを覚えると現代の会話で不自然になったり、意図せず強く聞こえたりします。
この記事では、直訳から意味が生まれる考え方、ネイティブが感じる古風さや強さ、自然な例文、類似表現との違いを整理します。最後に、表現が出ないときの「しゅみすけ式」も紹介します。
Contents
Every ass likes to hear himself bray の意味
意味は「愚かな人ほど自分の声や意見を聞くのが好きで、一方的に話しがちだ」です。直訳すると、「どのロバも自分の鳴き声を聞くのが好きだ」となります。情景を思い浮かべ、そこからどの行動への忠告になっているかを見ると理解しやすくなります。
ネイティブが感じるニュアンス
自分の話ばかりして他人の意見を聞かない人を、ロバの大きな鳴き声にたとえる古い皮肉です。現代では ass に「ばか」「嫌な人」という強い侮辱語の意味もあるため、本人へ直接言うのは避け、古いことわざとして慎重に扱います。
ことわざを実際に使うなら、まず具体的な出来事を説明し、その後に引用として添えるのが自然です。表現自体が古い場合、知識として理解しつつ現代的な言い換えを選ぶ判断も大切です。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜその意味になる?語句と文法
every + 単数名詞なので動詞は likes。like to hear は「聞くことを好む」、himself は主語と同じロバ自身を指す再帰代名詞です。bray はロバの鳴き声、またはロバが鳴くことを表します。
単語の辞書訳だけでなく、否定・比較・時を示す語・再帰代名詞など、文の骨組みを見ると意味を再現できます。標準形は一つのチャンクとして音読しましょう。
よく使われる形と現代英語
基本形は Every ass likes to hear himself bray. です。引用するなら As the old saying goes, “Every ass likes to hear himself bray.”(古いことわざにもあるように)とすると、古風な表現を意識して使っていることが伝わります。
ことわざの語を自己流に変えるより、現代会話では意味を短い普通の文へ言い換えるほうが自然です。定型句を「認識できる知識」と「自分から使う表現」に分けて覚えると実用的です。

Every ass likes to hear himself bray の自然な例文
最初はことわざを含む例、続いて同じ教訓を現代の基本的な英語で表す例です。日本語訳と照らし合わせ、実際の状況を想像してください。
1. ことわざを含む例
He spoke for forty minutes without asking one question. Every ass likes to hear himself bray.
彼は一つも質問せず40分話しました。自分の話を聞くのが好きな人ですね。
2. ことわざを含む例
The proverb is insulting, so I wouldn’t say it to his face.
このことわざは侮辱的なので、本人には言いません。
3. 会話に使いやすい例
She explains every topic, even when others know more.
彼女は、他の人のほうが詳しい話題でも何でも説明します。
4. 会話に使いやすい例
Let’s pause and hear from the quieter members.
いったん止めて、発言の少ないメンバーの意見を聞きましょう。
5. 会話に使いやすい例
I may be talking too much—what do you think?
私が話しすぎているかもしれません。あなたはどう思いますか。
6. 会話に使いやすい例
Good conversation needs listening as well as speaking.
よい会話には、話すことだけでなく聞くことも必要です。
似た表現との違い
Love the sound of one’s own voice は、自分の話を延々と聞くのが好きだという現代的な皮肉です。Talk someone’s ear off は相手に長々と話す行為を表します。今回のことわざはさらに人格評価が強く、古風で辛辣です。
日本語では同じような教訓に訳せても、英語では比喩の強さ、古さ、誰を批判しているかが異なります。会話の目的が助言なのか、状況説明なのか、皮肉なのかを先に決めましょう。
日本人が間違えやすいポイント
ass は米語では特に強い侮辱として受け取られます。学習知識として理解しても、職場や相手との会話でラベルのように使わないでください。Could we hear other views? のように、望む会話行動を具体的に頼むほうが建設的です。
知っていても使わない判断
映画・小説・スピーチで意味を理解できることと、自分が同じ表現を相手に使うことは別です。古い語や強い比喩があれば、現代的な短文に置き換えるほうが誤解を防げます。
出てこない時のしゅみすけ式:簡単な英語で言い換える
ことわざを思い出せなくても、次の文で同じ要点を十分に伝えられます。
- He talks a lot but doesn’t listen.
基本語を中心に、意味を直接伝える言い方です。 - She likes hearing her own opinions.
基本語を中心に、意味を直接伝える言い方です。 - Let’s give everyone a chance to speak.
基本語を中心に、意味を直接伝える言い方です。
まず結論を一文で伝え、必要なら because で理由を足します。短い英語なら相手の反応を見ながら調整でき、強すぎる断定も避けやすくなります。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連表現
love the sound of one’s own voice、talk someone’s ear off、good listener も関連します。意味だけでなく、現代での自然さと相手への響きを比較してください。
ほかの表現は英熟語・定型表現の親記事から確認できます。
まとめ
Every ass likes to hear himself bray は「愚かな人ほど自分の声や意見を聞くのが好きで、一方的に話しがちだ」という教訓を印象的に伝える表現です。直訳、語の役割、古風さ、強さを一緒に理解することで、読むときにも話すときにも適切に判断できます。
まず例文を一つ自分の経験へ置き換え、口に出してみましょう。ことわざが出なければ、しゅみすけ式の簡単な英語で直接伝えれば十分です。










