
仕事やオンライン会議で「ファイルをゴミ箱に移す」と言いたいとき、英語は操作の目的によって変わります。単語だけを直訳すると、設定を変えたのか、単に画面を閉じたのか、ファイルを取得したのかが相手へ伝わらないことがあります。
Contents
先に結論:「ファイルをゴミ箱に移す」の基本表現
まず覚えたいのは move the file to Trash です。Macなどでゴミ箱へ移動するときに最も使いやすい表現です。一方、delete the file は削除操作を広く表す場合、send the file to the Recycle Bin はWindowsでごみ箱へ送る場合に向きます。
| 英語 | 中心の意味 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| move the file to Trash | Macなどでゴミ箱へ移動する | 手順書・業務連絡 |
| delete the file | 削除操作を広く表す | 日常的な依頼・報告 |
| send the file to the Recycle Bin | Windowsでごみ箱へ送る | 条件や結果を詳しく説明 |
しゅみすけ(大山俊輔)
場面別の使い分け
move the file to Trash:Macなどでゴミ箱へ移動する
move the file to Trash はMacなどでゴミ箱へ移動するときに使います。日本語の「ファイルをゴミ箱に移す」を常に同じ英語へ置き換えるのではなく、話し手が説明したいのが設定、操作、取得、結果のどれかで選びます。
I moved the old draft to Trash.
古い下書きをゴミ箱へ移しました。
delete the file:削除操作を広く表す
delete the file は削除操作を広く表すときに使います。日本語の「ファイルをゴミ箱に移す」を常に同じ英語へ置き換えるのではなく、話し手が説明したいのが設定、操作、取得、結果のどれかで選びます。
Please delete the duplicate file.
重複ファイルを削除してください。
send the file to the Recycle Bin:Windowsでごみ箱へ送る
send the file to the Recycle Bin はWindowsでごみ箱へ送るときに使います。日本語の「ファイルをゴミ箱に移す」を常に同じ英語へ置き換えるのではなく、話し手が説明したいのが設定、操作、取得、結果のどれかで選びます。
The document was sent to the Recycle Bin.
文書はごみ箱へ移されました。

目的語・前置詞・語順
move / send+目的語+to+場所 の語順です。Macの画面名称は Trash、Windowsは Recycle Bin と大文字で表記されることがあります。delete+目的語には前置詞は不要です。完全削除は permanently delete、ゴミ箱を空にするは empty the Trash / Recycle Bin です。
仕事では、操作した人、対象、保存先や制限範囲を省略しすぎないことが大切です。短いUI表示と、人へ依頼する文章は分けて考えましょう。ボタン名なら動詞だけでもよい一方、会話やメールでは主語と目的語を補うと誤解が減ります。
仕事で丁寧に依頼・報告する言い方
依頼するとき
Could you move the file to Trash?
「ファイルをゴミ箱に移すてもらえますか」という丁寧な依頼です。期限や理由が必要なら、before the meeting ends や because we need a record のように後ろへ足します。
完了を報告するとき
I moved the file to Trash.
ファイルをゴミ箱へ移しました。完全削除ではないことを伝えるなら、It can still be restored. と補足できます。
確認するとき
Is it okay if I do that now?
今それを行ってよいですか。権限や情報管理が関わる操作では、実行前に確認する表現を添えると丁寧です。
日本人が間違えやすいポイント
throw away the file でも意味は通じますが、紙や物を捨てる印象が強めです。デジタル操作では move to Trash や delete が明確です。また delete to Trash のように delete の後へ to を置きません。
また、英語の画面表示をそのまま口頭表現へ持ち込むと命令調に響くことがあります。社内でも相手へ依頼するなら Please や Could you を添え、問題が起きた理由まで必要な場合は because 節で簡潔に補いましょう。
しゅみすけ式:難しい動詞が出ないときの言い換え
専用語が思い出せなくても、「今どういう状態か」「何を残したいか」「相手に次に何をしてほしいか」を基本動詞で説明すれば会話は続けられます。一文へ詰め込まず、操作と結果を二文に分けるのがコツです。
- I don’t need this file, so I removed it.
このファイルは不要なので消しました。 - The file is in the Trash now.
ファイルは今ゴミ箱にあります。
この言い換えは正式な操作名を知らない場面でも役立ちます。まず do、put、get、keep、use、send などで目的を伝え、必要なら後から正確な用語へ言い直せば十分です。
すぐ使える追加例文
- Don’t empty the Trash yet.
まだゴミ箱を空にしないでください。 - You can restore the file later.
後でファイルを復元できます。 - I deleted the wrong version.
間違った版を削除しました。 - Move only the temporary files to Trash.
一時ファイルだけをゴミ箱へ移してください。 - This action does not permanently erase the file.
この操作ではファイルは完全消去されません。
よくある質問
一番無難な表現は?
move the file to Trash を軸にすると自然です。ただし、実際の画面で使われているボタン名がある場合は、その製品の表記に合わせると相手が操作を見つけやすくなります。
日常会話と手順書で表現は変わる?
会話では短く具体的な delete the file が使いやすく、手順書では対象と条件が明確な move the file to Trash が向きます。規程や権限を説明する場合は受動態も自然です。
英語がすぐ出ないときは?
操作名ではなく結果を言います。「今は使えない」「コピーを残した」「この場所へ移した」のように、知っている単語で二文に分けると確実です。
関連表現
まとめ
「ファイルをゴミ箱に移す」は、基本の move the file to Trash に加え、場面によって delete the file、send the file to the Recycle Bin を使い分けます。動詞だけでなく、対象と前置詞までセットで覚えるのがポイントです。難しい語が出ないときは、操作の目的と結果を簡単な英語に分けて伝えましょう。










