「判断基準を決める」は英語で?set criteria・establish standards・decide what mattersの違い

「判断基準を決める」の英語表現と使い分け

「判断基準を決める」を英語で言うときは、状況に応じて表現を選びます。最も大切なのは、日本語一語に英語一語を機械的に当てるのではなく、何を対象に、どの段階で、どんな判断や行動をするのかを分けることです。

代表的な表現は set criteriaestablish standardsdecide what matters です。以下の比較表で、まず使い分けの軸を確認しましょう。

英語表現 中心となる意味 よく使う形
set criteria 比較や選定に使う評価項目を決める for selecting a vendor
establish standards 組織で継続して使う正式な基準を設ける for quality control
decide what matters 日常的な言葉で何を重視するか決める most to the customer

「判断基準を決める」の意味を英語ではどう分ける?

日本語の「判断基準を決める」には、情報を集める途中、内容を検討する段階、結果として判断できた状態など、複数の場面が含まれます。英語では、動詞・目的語・前置詞の組み合わせによって焦点を明確にします。「今しているのは調査か、比較か、決定か」「伝えたいのは過程か結果か」を確認してください。

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語だけを見て英単語を決めると、場面に合わないことがあります。誰が何をして、何を明らかにしたいのかまで短く分解すると、自然な表現を選びやすくなります。

set criteria:比較や選定に使う評価項目を決める

set criteria は、比較や選定に使う評価項目を決めるときに使います。日本語の「判断基準を決める」だけを一語に置き換えるのではなく、話し手が行っている作業と、相手に伝えたい結果を具体的にすると自然です。

  • First, we need to set clear criteria for selecting a vendor.
    まず、取引先選定の明確な判断基準を決める必要があります。
  • Set criteria for selecting a vendor.
    判断基準を決める場面で使える基本形です。目的語や前置詞まで一緒に覚えましょう。

幅広い会話や仕事で使いやすい中心表現です。 報告では主語を we にして完了した作業を述べ、提案では Let’s や We may need to を添えると、命令調にならず協力的に聞こえます。

establish standards:組織で継続して使う正式な基準を設ける

establish standards は、組織で継続して使う正式な基準を設けるときに使います。日本語の「判断基準を決める」だけを一語に置き換えるのではなく、話し手が行っている作業と、相手に伝えたい結果を具体的にすると自然です。

  • The company established new standards for quality control.
    会社は品質管理の新しい基準を定めました。
  • Establish standards for quality control.
    判断基準を決める場面で使える基本形です。目的語や前置詞まで一緒に覚えましょう。

前の表現より焦点が限定されています。 報告では主語を we にして完了した作業を述べ、提案では Let’s や We may need to を添えると、命令調にならず協力的に聞こえます。

decide what matters:日常的な言葉で何を重視するか決める

decide what matters は、日常的な言葉で何を重視するか決めるときに使います。日本語の「判断基準を決める」だけを一語に置き換えるのではなく、話し手が行っている作業と、相手に伝えたい結果を具体的にすると自然です。

  • Let’s decide what matters most to the customer.
    顧客にとって何が最も重要か決めましょう。
  • Decide what matters most to the customer.
    判断基準を決める場面で使える基本形です。目的語や前置詞まで一緒に覚えましょう。

前の表現より焦点が限定されています。 報告では主語を we にして完了した作業を述べ、提案では Let’s や We may need to を添えると、命令調にならず協力的に聞こえます。

「判断基準を決める」の英語表現を場面別に比較したイラスト

仕事で「判断基準を決める」と言うとき

会議で検討を提案する

会議では、いきなり命令形にせず、Let’s、We should、We may need to、Could we …? などを使うと協力的に聞こえます。対象と判断の目的も加えると、相手が次に何をすべきか理解しやすくなります。

  • Let’s set criteria for selecting a vendor.
    最も基本的な表現を使って検討を提案しています。
  • We may need to establish standards for quality control.
    必要性を断定せず、柔らかく検討を促す言い方です。
  • Before we decide, could we decide what matters most to the customer?
    決定前に必要な作業を丁寧に提案しています。

メールや報告で進捗を伝える

完了した作業は過去形、現在も進行中なら進行形、完了した結果が現在の判断に関係するなら現在完了を使えます。曖昧な it だけに頼らず、何を検討・確認したのかを名詞で示しましょう。

  • We completed the initial review yesterday.
    昨日、最初の検討を終えました。
  • We’re looking into it now.
    現在、その点を詳しく調べています。
  • We’ve made the main points clear.
    主要な点は明確にできました。

日常会話では短く具体的に言う

日常会話では、抽象的な専門語よりも、look、think、check、find、decide などの基本動詞が自然な場合があります。難しい表現を無理に使わず、今分かっていることと次にしたいことを短い二文に分けても構いません。

  • What is most important to us?
    私たちにとって何が最も重要ですか。
  • Let’s make a checklist before we choose.
    選ぶ前にチェックリストを作りましょう。

語順・目的語・前置詞の注意点

「何を」を具体的に置く

英語では、対象を省略しすぎないことが大切です。the problem、the plan、the data、our assumptions、the options など、何を扱っているのかを明示すると意味が安定します。日本語では文脈から分かる目的語を省略できますが、英語では主語と対象を置いたほうが自然です。

表現をかたまりで覚える

set criteria for selecting a vendorestablish standards for quality controldecide what matters most to the customer のように、動詞だけでなく目的語や前置詞まで一緒に覚えます。前置詞を日本語から逆算せず、実際によく使う語のまとまりとして練習してください。

フォーマル度を調整する

set criteria は比較的幅広い場面で使えます。establish standards は焦点を具体的に示しやすく、decide what matters は文脈によってやや説明的・実務的に響きます。難しい語を選ぶことより、相手に行動と目的が伝わることを優先しましょう。

日本人が間違えやすいポイント

日本語の一部分だけを直訳する

decide a criterion は不自然ではありませんが、複数の評価項目を設ける実務場面では set criteria が一般的です。criterion は単数、criteria は複数である点にも注意しましょう。

強すぎる命令形にする

職場でいきなり Set criteria. と言うと、命令に聞こえる可能性があります。提案なら Let’s …、Could we …?、It might help to … の形にすると柔らかくなります。

一文へ情報を詰め込みすぎる

抽象語をいくつも一文へ入れると、文法が正しくても伝わりにくくなります。「今の問題」「確認したこと」「次の行動」の順に二文または三文へ分けると、会話でもメールでも明確になります。

しゅみすけ式:簡単な英語で言い換える

専門表現が出てこなくても、目的・現在の状況・次の行動を基本動詞で説明すれば十分です。難しい日本語をそのまま訳そうとせず、「見る」「確認する」「考える」「決める」などの小さな動作へ分けます。

  • What is most important to us?
    私たちにとって何が最も重要ですか。
  • Let’s make a checklist before we choose.
    選ぶ前にチェックリストを作りましょう。
  • We will compare cost, time, and quality.
    費用、時間、品質を比較します。

さらに、結果を先に言ってから理由を加える方法もあります。たとえば We can’t decide yet. We need more information.(まだ決められません。もっと情報が必要です)のように、短い二文へ分けると即座に話せます。

しゅみすけ(大山俊輔)

表現を思い出せないときは、「まだ分からない」「確認する」「一つずつ考える」「次を決める」のように、簡単な動作へ分けてください。難しい単語がなくても、考え方の流れは十分伝えられます。

似た表現を選ぶための確認ポイント

迷ったときは、①対象は何か、②作業はどの段階か、③相手に伝えたい結果は何か、の三点を確認します。set criteria は「比較や選定に使う評価項目を決める」、establish standards は「組織で継続して使う正式な基準を設ける」、decide what matters は「日常的な言葉で何を重視するか決める」に焦点があります。

関連する英語表現

関連表現も一緒に確認すると、思考・判断・計画の流れを場面ごとに言い分けやすくなります。

まとめ

「判断基準を決める」は、一つの英単語へ固定せず、場面と目的に合わせて set criteriaestablish standardsdecide what matters を使い分けます。表現が出てこないときは、基本動詞を使って状況と目的を二つの短い文で説明しましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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