「腹黒い」は英語で?scheming・two-faced・deviousの違い

腹黒いの英語表現と使い分け

「腹黒い」は、裏で計画を巡らせて自分に有利に動くなら scheming、相手によって態度を変え、表と裏があるなら two-faced、正面からでなく、巧妙で不正直な方法を使うなら devious が自然です。同じ日本語でも、気持ち・人物・行動・状況のどれを説明するかで英語が変わります。

「腹黒い」を英語でどう言う?

表現 意味の中心 向く場面
scheming 裏で計画を巡らせて自分に有利に動く 直接的な説明
two-faced 相手によって態度を変え、表と裏がある 人間関係・会話
devious 正面からでなく、巧妙で不正直な方法を使う 状況・行動の評価

腹黒いの場面別英語表現 scheming two-faced devious

しゅみすけ(大山俊輔)

「腹黒い」を一語で決めず、何がそう見えるのか、何が自分をそう感じさせるのかを先に分けてみましょう。

scheming:裏で計画を巡らせて自分に有利に動く

scheming は、裏で計画を巡らせて自分に有利に動くときに使います。対象や原因を具体的にすると、単なる悪口ではなく状況説明になります。

He is always scheming to get ahead.
彼は出世のためにいつも腹黒く策を巡らせています。

I didn’t expect the situation to affect me this much.
その状況がこれほど自分に影響するとは思いませんでした。

It became clearer after we talked.
話したあとで、状況がよりはっきりしました。

two-faced:相手によって態度を変え、表と裏がある

two-faced は、相手によって態度を変え、表と裏があるニュアンスを表します。会話表現は語順も含めて一まとまりで覚えましょう。

She seems friendly, but she can be two-faced.
彼女は親しげですが、腹黒い一面があります。

People noticed it during the meeting.
会議中に周りの人もそれに気づきました。

I tried not to judge too quickly.
早く決めつけすぎないようにしました。

devious:正面からでなく、巧妙で不正直な方法を使う

devious は、正面からでなく、巧妙で不正直な方法を使うときに便利です。強い表現の場合は、人全体より具体的な行動を主語にすると公平です。

They used a devious plan to win.
彼らは勝つために腹黒い計画を使いました。

That changed how I saw the situation.
それで状況に対する見方が変わりました。

We need to talk about what actually happened.
実際に何が起きたのか話す必要があります。

文型・目的語・前置詞

scheming は計画性、two-faced は二面性、devious は手段の曲がりくねった不正直さを表します。

  • 状態を表す be動詞+形容詞か、変化を表す get/feel/lose かを区別する
  • 他動詞の後ろに目的語を直接置く形を確認する
  • 前置詞句は対象が人か出来事かで選ぶ
  • 人物評価ではなく行動評価にすると仕事でも使いやすい

日本語の助詞だけを頼りに語順を作らず、「誰が」「何を」「どう感じる/評価する」の順に整理してください。対象を続ける前置詞も表現と一緒に覚えるのが安全です。

日常会話で使う例文

I’ve been feeling this way since yesterday.
昨日からこのように感じています。

Maybe I’m wrong, but something about it bothers me.
私の考え違いかもしれませんが、何かが気になります。

Can I tell you what happened?
何が起きたか話してもいいですか。

強い単語をいきなり相手へ向けると、説明ではなく非難になります。what happenedthe way… を使い、出来事や行動を指すと自然です。

仕事で使うとき

I’m concerned about how this was handled.
この件の扱われ方を懸念しています。

Could we review the facts before making a decision?
決定前に事実を確認できますか。

This is affecting the team, so we need a clearer process.
チームに影響しているので、より明確な手順が必要です。

仕事では性格を断定せず、観察した行動、業務への影響、求める対応の順で伝えます。感情語を使っても、根拠を一つ添えることでフォーマルな問題提起になります。

似た表現・強さ・フォーマル度

scheming、two-faced、devious は完全な同義語ではありません。人を強く評価する語は、第三者についても慎重に使います。軽く伝えるなら a littleseemsometimes で限定し、強く言うなら理由を明示します。

一時的な状態と性格は区別が必要です。He is… は恒常的な人物評価になりやすく、What he did was… なら今回の行動に範囲を限定できます。

日本人が間違えやすい点

  • 日本語の一語へ英語を一対一で対応させる
  • 感情を感じる人と、その原因を同じ主語にする
  • 形容詞と動詞の目的語の取り方を混ぜる
  • 会話的な表現を正式な報告へそのまま使う
  • 強い人物評価を、軽い不満のつもりで使う

難しい語が出ないときの「しゅみすけ式」

専用語が出なければ、①事実、②自分への影響、③気持ち、④お願い、の順で短く話します。結果を説明すれば、難しい形容詞がなくても意味は伝わります。

  • He acts nice, but he wants something from us.
    彼は親切そうにしますが、私たちに何かを求めています。
  • She says one thing and does another.
    彼女は言うこととすることが違います。
  • I don’t feel good about what happened.
    起きたことについてよい気持ちがしません。
  • This made the situation harder for me.
    これで私には状況が難しくなりました。
  • Can we do this in a different way?
    別のやり方でできますか。

feelthinkdomakewant の基本動詞だけでも十分です。一文で完璧に言おうとせず、This happened. I felt bad. のように二文へ分けると、原因と感情を混同しません。

しゅみすけ(大山俊輔)

難しい単語より、「何を見たか」「どう困ったか」を簡単な英語で足すほうが、相手には正確に伝わります。

まとめ

「腹黒い」は、schemingtwo-faceddevious を場面別に選びます。語順と前置詞をまとまりで覚え、強い評価を避けたいときは、事実と影響を基本動詞で説明しましょう。

日本語の微妙な感情を英語で表す親記事簡単な英語へ言い換える7ステップもご覧ください。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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