日本語の微妙な感情は英語で?やるせない・むなしい・やきもきなど気持ちの表現一覧

「微妙な気持ちは英語で?」と悲しみ・苛立ち・不安・驚き・安心の表情を並べたイラスト

「やるせない」「むなしい」「もどかしい」「やきもきする」——日本語では一言で言えるのに、英語にしようとすると手が止まる気持ちは少なくありません。

この記事では、そんな日本語らしい微妙な感情を表す英語を、気持ちの種類ごとに整理します。ただし、目的は難しい感情語を全部覚えることではありません。ぴったりの表現が出てこないときに、自分が知っている簡単な英語で状況を説明する方法も一緒に身につけていきましょう。

先に結論:微妙な感情は、英語一語を探すよりも「何が起きた?」「体や気分はどうなった?」「今どうしたい?」に分けると伝えやすくなります。

happy・sad・worried・angryなど、まず覚えたい基本の感情語は、親記事の感情を表す英語一覧|嬉しい・悲しい・不安・怒りなど気持ちの表現40選でまとめています。

Contents

日本語の微妙な感情を英語で表す一覧

気持ちのグループ 日本語 まず使える簡単な英語
心が重い やるせない・むなしい・切ない・気が滅入る I feel bad. / I feel down.
イライラ・不満 もどかしい・むしゃくしゃ・不機嫌・拗ねる・呆れる I’m not happy about it.
不安・落ち着かない そわそわ・やきもき・嫌な予感・気後れ I’m worried. / I don’t feel good about it.
驚き・恐怖 ゾッとする・びくっとする・拍子抜け I was scared. / I was surprised.
気持ちの変化 気分が晴れる・割り切る・胸がいっぱい I feel better now. / I was very happy.

同じ日本語でも、原因や体の反応によって自然な英語は変わります。以下から、今の気持ちに近いグループを選んでください。

心が重い・言葉にしにくい悲しさ

「やるせない」は helpless・hard to accept

自分にはどうすることもできず、気持ちの持っていき場がないなら I feel helpless. が使えます。納得できないつらさなら It’s hard to accept. も自然です。詳しくは「やるせない」は英語で?をご覧ください。

「むなしい」は feel empty・pointless

心にぽっかり穴が空いた感じなら I feel empty.、やったことに意味がないと感じるなら It feels pointless.。詳しくは「むなしい」は英語で?で違いを整理しています。

「切ない」は bittersweet・my heart aches・miss

うれしさと悲しさが混じるなら bittersweet、胸が痛むなら My heart aches.、会えなくて切ないなら I miss you.。詳しくは「切ない」は英語で?をご覧ください。

「気が滅入る」は feel down・get me down

気分が沈んでいるなら I feel down.、天気や出来事が自分を落ち込ませるなら It gets me down.。詳しくは「気が滅入る」は英語で?で解説しています。

イライラ・不満・思いどおりにならない気持ち

「もどかしい」は frustrated・impatient

思いどおりに進まないなら I’m frustrated.、待てずに焦れているなら I’m getting impatient.。詳しくは「もどかしい」は英語で?をご覧ください。

「むしゃくしゃする」は irritable・frustrated・worked up

何にでも腹が立ちそうなら I’m feeling irritable.、感情が高ぶっているなら I’m worked up.。詳しくは「むしゃくしゃする」は英語で?で整理しています。

「不機嫌」は in a bad mood・grumpy・cranky

最も広く使えるのは I’m in a bad mood.。態度に不機嫌さが出ている人には grumpy、疲れや空腹で機嫌が悪い場合には cranky がよく合います。詳しくは「不機嫌」は英語で?をご覧ください。

「ふてくされる・拗ねる」は sulk・pout

不満から黙り込むなら sulk、口をとがらせるような態度なら pout。簡単に言うなら He was upset and didn’t talk to us. でも伝わります。詳しくは「ふてくされる・拗ねる」は英語で?をご覧ください。

「呆れる」は I can’t believe it・speechless・fed up

信じられない気持ちなら I can’t believe it.、言葉も出ないなら speechless、繰り返しにうんざりなら fed up が自然です。詳しくは「呆れる・あきれる」は英語で?で比較しています。

不安・落ち着かない・自信がなくなる気持ち

「そわそわする」は restless・can’t sit still・uneasy

じっとしていられない感覚なら I feel restless.、動作として説明するなら I can’t sit still.。詳しくは「そわそわする」は英語で?をご覧ください。

「やきもきする」は anxious・on edge・can’t stop worrying

結果を待ちながら心配しているなら I’m anxious.I can’t stop worrying. が使えます。詳しくは「やきもきする」は英語で?で違いを解説しています。

「嫌な予感がする」は have a bad feeling・doesn’t feel right

I have a bad feeling about this. は幅広く使える表現です。状況に違和感があるなら Something doesn’t feel right.。詳しくは「嫌な予感がする」は英語で?をご覧ください。

「気後れする」は feel intimidated・out of place・lose confidence

相手の迫力に萎縮する、場違いに感じる、自信をなくすでは英語が変わります。詳しくは「気後れする」は英語で?で場面別に整理しています。

驚き・恐怖・予想とのズレ

「ゾッとする」は gave me chills・my blood ran cold

怖さで寒気がしたなら That gave me chills.、強い恐怖で血の気が引いたなら My blood ran cold.。詳しくは「ゾッとする」は英語で?をご覧ください。

「びくっとする」は I jumped・startled・flinched

突然の音などに体が反応したなら、簡単な I jumped. がとても自然です。詳しくは「びくっとする」は英語で?で startled・flinchedとの違いを解説しています。

「拍子抜けする」は anticlimactic・underwhelmed・easier than expected

盛り上がりを期待したのにあっけなかった場合と、思ったより簡単だった場合では表現が変わります。詳しくは「拍子抜けする」は英語で?をご覧ください。

気持ちが変わる・あふれる

「気分が晴れる」は feel better・relieved・clear my head

つらさが軽くなったなら I feel better now.、心配がなくなったなら relieved、頭をすっきりさせたなら clear my head が自然です。詳しくは「気分が晴れる」は英語で?をご覧ください。

「割り切る」は accept it・separate・move on

仕方がないと受け入れる、仕事と感情を分ける、過去から前へ進むでは英語が変わります。詳しくは「割り切る」は英語で?で場面別に解説しています。

「胸がいっぱい」は overwhelmed with joy・choked up・lost for words

喜びで感情があふれるなら overwhelmed with joy、声が詰まるなら choked up、言葉が出ないなら lost for words が使えます。詳しくは「胸がいっぱい」は英語で?をご覧ください。

心が重い・イライラ・不安・驚き・気持ちの変化を、何が起きた・体はどうなった・今どうしたいに分解する図
感情の名前が出てこないときは、起きたこと・体の反応・今したいことに分けてみましょう。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

「やるせない」の英語が分からないとき、helplessという単語を無理に思い出す必要はありません。まず、気持ちを作った出来事を簡単な文にします。

  1. 何が起きた?
    My friend lost her job.
  2. 自分には何ができる?
    I can’t do anything for her.
  3. 今の気持ちは?
    I feel very bad.

三つをつなげれば、My friend lost her job. I can’t do anything for her. I feel very bad. となります。helplessを知らなくても、「やるせない」に近い状況は十分伝わります。

「やきもきする」なら、I’m waiting for the result. I don’t know when they will call me. I can’t stop thinking about it. のように、待っていることと頭から離れないことを説明できます。

しゅみすけ(大山俊輔)

感情は目に見えないので、ぴったりの単語を探すほど難しく感じます。そんなときは、感情そのものではなく「何が起きたか」を英語にしてください。相手はそこから、あなたの気持ちをかなり理解できます。

英語日記では「出来事+気持ち」で書く

英語日記では、感情だけを一文で終わらせず、原因を続けると自然になります。

  • I felt empty after the event ended.
    イベントが終わって、むなしく感じました。
  • I was restless because I was waiting for an important email.
    大切なメールを待っていて、そわそわしていました。
  • I feel better now after talking to my friend.
    友達と話して、今は気分が晴れています。
  • I was so happy that I couldn’t say anything.
    うれしすぎて、胸がいっぱいで何も言えませんでした。

まとめ|感情の英単語が出なくても、英語は止めなくていい

日本語の微妙な感情は、英語一語と完全には重ならないことがよくあります。自然な表現を知っていればそれを使い、分からなければ、次の三つに分けてください。

  • 何が起きた?
  • 体や気分はどうなった?
  • 今どうしたい?

I feel bad.I don’t like it.I can’t stop thinking about it. のような知っている英語でも、出来事と一緒に話せば気持ちは伝わります。基本の感情表現へ戻りたい場合は、感情を表す英語一覧40選も活用してください。

追加したい基本的な心の動き

日常会話で特に使う「気になる」「焦る」「モヤモヤする」「ホッとする」は、次の個別記事で詳しく解説しています。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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