
「引用して返信する」は英語で、quote the original message、reply inline、respond below each questionなどを使います。どれも一語の直訳ではなく、仕事上の目的と場面で選ぶのがポイントです。
この記事では、会議やメールで使える例文、語順、フォーマル度、間違いやすい点、簡単な英語での言い換えを整理します。
Contents
「引用して返信する」の英語を比較
| 表現 | 使い方 |
|---|---|
| quote the original message | 元の文面を引用する |
| reply inline | 引用文の各所へ行内返信する |
| respond below each question | 各質問の下へ回答する |

しゅみすけ(大山俊輔)
主要表現を場面別に解説
quote the original message
元の文面を引用するときの表現です。日本語の「引用して返信する」だけでなく、実際に何を変更・終了・共有するのかを具体化して選びます。
I’ve quoted the relevant part below.
関連箇所を以下に引用しました。
仕事の連絡では、対象、理由、次の行動を続けると誤解が減ります。短い会話ならこの例文だけでも自然に伝わります。
reply inline
引用文の各所へ行内返信するときの表現です。日本語の「引用して返信する」だけでなく、実際に何を変更・終了・共有するのかを具体化して選びます。
I’ll reply inline for clarity.
分かりやすいよう行内で返信します。
仕事の連絡では、対象、理由、次の行動を続けると誤解が減ります。短い会話ならこの例文だけでも自然に伝わります。
respond below each question
各質問の下へ回答するときの表現です。日本語の「引用して返信する」だけでなく、実際に何を変更・終了・共有するのかを具体化して選びます。
Please respond below each question.
各質問の下に回答してください。
仕事の連絡では、対象、理由、次の行動を続けると誤解が減ります。短い会話ならこの例文だけでも自然に伝わります。
語順・目的語・前置詞
quoteは他動詞、reply inlineのinlineは副詞、respond belowのbelowも位置を示します。引用と転送を混同しないようにします。
英語では対象を省略すると意味が曖昧になります。動詞だけでなく、目的語と前置詞を含む短いかたまりで覚えましょう。誰が何をし、次に誰が動くのかを明示すると実務で使える文になります。
会議での使い方
会議では、提案なら Let’s …、相談なら Could we …?、必要性を伝えるなら We need to … が便利です。理由や期限を一言添えると強すぎず、参加者が次の行動を理解できます。
メールでの使い方
メールでは結論を先に置き、次に背景、希望する対応、期限を書きます。社外向けには Could you please …? や I’d appreciate it if you could … を使えます。謝罪が必要な場面では、事実、謝罪、修正対応の順に簡潔に伝えます。
フォーマル度の違い
句動詞は社内会話で自然ですが、正式な文書では意味が明確な動詞を選ぶことがあります。ただし難語を使えば丁寧になるわけではありません。対象と理由を具体的にし、命令形を提案や依頼の形へ変えるほうが効果的です。
日本人が間違えやすい点
日本語の名詞を直訳して不自然な組み合わせを作らないことが大切です。辞書の一語だけを覚えず、この記事の例文のように目的語を含めて覚えてください。また、現在の状態なのか、これから依頼する動作なのかで時制を選びます。
しゅみすけ式:簡単な英語で言い換える
難しい表現が出ないときは、基本動詞で「今の状態」と「次にしたいこと」を二文に分けます。
I’ve quoted the relevant part below.
関連箇所を以下に引用しました。
Here is what happened. This is what we need to do next.
起きたことはこれです。次に必要なことはこれです。
しゅみすけ(大山俊輔)
実務で使う前のチェック
送信前に、対象が具体的か、変更前後や期限が分かるか、相手に求める行動が明確かを確認します。CCやBCC、転送、代理返信などでは情報を受け取る人の範囲も見直してください。会議では、打ち切りや保留の理由と、再開条件や次回日程を残すと混乱を防げます。
よくある質問
一番無難な表現は?
quote the original messageが標準的です。ただし、引用文の各所へ行内返信する場合は二つ目の表現が合います。
短く言っても失礼になりませんか?
短さより、理由と次の行動があるかが重要です。Could weやPleaseを使い、必要な情報を具体的にすれば丁寧です。
日常会話でも使えますか?
多くは使えますが、仕事特有のメール機能や会議用語は場面を選びます。日常では基本動詞による言い換えが自然です。
場面を分解して考える
自分の判断を伝える場合
自分がすでに行ったことを報告するなら過去形、現在までの変更結果を強調するなら現在完了を使います。単なる予定なら will、今決めた対応なら I’ll、関係者と合意済みの計画なら We’re going to も自然です。日本語では主語を省きがちですが、英語では自分、チーム、システム、顧客の誰が動くかを明示します。
相手へ依頼する場合
依頼では、いきなり動詞から始める命令形だけでなく、Can you、Could you、Would you mind を場面で選びます。社内の簡単な確認には Can you、少し丁寧な依頼には Could you が使いやすいです。相手に選択の余地が必要なら Would it be possible to …? とすると柔らかくなります。
チームで提案する場合
Let’s は共同作業の提案に便利ですが、決定権が相手にある場面で一方的に使うと強く聞こえることがあります。Could we consider …? や How about …? を使えば、案として提示できます。提案後には理由と期待する結果を一文ずつ添えましょう。
時制と助動詞でニュアンスを調整
We need to … は必要性、We may need to … は可能性、We had to … はやむを得なかった過去の事情を表します。まだ確定していない段階で will を使うと決定済みに聞こえることがあるため、may、might、couldを使って確度を調整します。逆に、決まった対応は曖昧にせず will や have decided to で示します。
理由・期限・次の行動を添える
仕事の英語は、表現そのものより情報の組み合わせが重要です。理由には because of、due to、to avoid、期限には by、until、within、次の行動には next step、follow-up、ownerを使えます。by Fridayは金曜日までに完了、until Fridayは金曜日まで状態が続くという違いがあります。
たとえば、最初の文で変更や依頼を伝え、二文目で理由、三文目で期限または次の担当者を示します。この順番なら、英語がシンプルでも読み手は迷いません。複数の依頼を一文へ詰め込まず、箇条書きや短い文へ分けることも有効です。
自然な仕事英語にする最終確認
- 主語と対象が明確になっているか
- 前置詞を含む正しい語順になっているか
- 変更前と変更後を混同していないか
- 必要な理由・期限・担当者があるか
- 社外秘や個人情報の共有範囲が適切か
- 相手を責める言い方になっていないか
読み返すときは、受け手が背景を知らない前提で確認します。「それ」「この件」だけでは対象が分からない場合、document、meeting、request、emailなど具体的な名詞へ戻します。固有名詞や日時、版番号、宛先は英語力とは別の事故要因なので、送信直前にもう一度確認してください。
関連表現
仕事・会議・組織で使う英語動詞一覧と、「議事録を共有する」の英語も参考にしてください。
短いメール例と会話例
メールで変更を伝える
I’m writing to let you know about a change. Please check the details below and let me know if this causes any problems.
変更についてお知らせします。以下の詳細を確認し、問題がある場合はお知らせください。
To avoid confusion, I’ve included the reason, the effective date, and the next person responsible.
混乱を避けるため、理由、適用日、次の担当者を記載しました。
口頭で確認する
A: Can we confirm what happens next?
A:次にどうするか確認できますか。
B: Yes. I’ll summarize the decision and send it to everyone.
B:はい。決定内容をまとめて全員に送ります。
A: Great. Please include the deadline and the person responsible.
A:お願いします。期限と担当者も入れてください。
問題が起きたときに伝える
There was a mistake in my previous message. I’m sorry for the confusion. Please use the information in this email instead.
前のメールに誤りがありました。混乱させてしまい申し訳ありません。代わりにこのメールの情報を使用してください。
謝罪では必要以上に長く弁解せず、どの情報が誤りで、受け手が何をすべきかを明示します。影響が大きい場合は、メールだけで済ませず、社内の責任者や情報管理担当へ速やかに連絡します。
まとめ
「引用して返信する」は、quote the original message、reply inline、respond below each questionを場面で使い分けます。直訳ではなく目的を具体化し、迷ったら基本語で現状と次の行動を分けて伝えましょう。










