
冗談だと知らずに驚いたり、相手の言葉を事実だと思ったりした経験はありませんか。英語では、真剣に受け止めたのか、内容を信じたのか、うまくだまされたのかで言い方が変わります。
結論から言うと、基本は take a joke seriously または take what someone said seriously です。事実だと信じたなら believe、冗談に引っかかったなら fall for it が自然です。 日本語の「冗談を真に受ける」は一つの英単語へ固定せず、何をしたのか、相手がどう受け取ったのか、関係がどう変わったのかで表現を選びます。
しゅみすけ(大山俊輔)
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「冗談を真に受ける」の英語表現を先に整理
中心は take seriously ですが、目的語には joke だけでなく it、what he said、her comment なども置けます。believe は内容の真偽、fall for it は仕掛けに引っかかった結果へ焦点を当てます。
- take … seriously:冗談や発言を真剣に受け止める
- believe:内容を本当だと信じる
- fall for it:冗談やいたずらに引っかかる
会話では、短く直接的な表現ほど自然とは限りません。主語、目的語、状況を補うと誤解が減り、初心者でも伝わりやすくなります。

表現ごとの意味・ニュアンスと例文
1. take … seriously:冗談や発言を真剣に受け止める
話し手の意図は軽くても、聞き手が深刻に解釈した場面です。take の目的語の後ろに seriously を置きます。
I took his joke seriously at first.
最初は彼の冗談を真に受けました。
Don’t take everything she says so seriously.
彼女の言うことを何でもそんなに真に受けないで。
2. believe:内容を本当だと信じる
冗談かどうかより、情報を事実として受け入れた点が中心です。believe him は「彼という人を信じる」、believe his story は「話を信じる」です。
I believed him when he said the meeting was canceled.
会議が中止だと言われて、彼の話を信じました。
She believed the joke for a few seconds.
彼女は数秒間、その冗談を本当だと思いました。
3. fall for it:冗談やいたずらに引っかかる
相手の仕掛けが成功したという、くだけた言い方です。it は冗談、うそ、いたずらなど既に分かっている内容を指します。
I can’t believe I fell for it!
あの冗談に引っかかったなんて信じられない!
He falls for that joke every year.
彼は毎年その冗談に引っかかります。
場面別の自然な使い分け
友達との冗談
軽い会話なら take it seriously と fall for it がよく合います。後から Just kidding. と明かされた場面にも使えます。
Sorry, I took you seriously.
ごめん、本気で受け取っちゃった。
職場の発言
業務情報は joke より comment、message、what you said を目的語にすると具体的です。
I thought you were serious about changing the deadline.
締め切りを変える話は本気だと思っていました。
SNSやメッセージ
文字だけでは声色がないため、冗談を真に受けた理由も添えると自然です。
I believed it because there was no laughing emoji.
笑う絵文字がなかったので本当だと思いました。
語順・目的語・文法のポイント
take A seriously は「Aを真剣に受け止める」の語順です。seriously take A も文法上あり得ますが、日常会話では take A seriously が基本です。A が代名詞なら take it seriously とし、take seriously it とはしません。
believe は他動詞なので believe the story のように目的語を直接取ります。believe in は「存在・価値・可能性を信じる」で、冗談の内容を信じたという場面では通常 in を付けません。fall for は前置詞 for を落とせません。
肯定文・否定文・疑問文
I took the joke seriously.
私はその冗談を真に受けました。
I didn’t realize he was joking.
彼が冗談を言っているとは気づきませんでした。
Did you really believe him?
本当に彼の話を信じたの?
日常会話と仕事での違い
日常会話では、相手との距離が近いため、短い言い方やくだけた句動詞が自然です。一方、仕事では、誰が何をどうしたかを具体的にし、相手を決めつける強い言葉を避けるほうが安全です。
I took the comment seriously and changed the document.
その発言を真剣に受け止め、資料を変更しました。
I may have misunderstood your joke as an instruction.
冗談を指示だと誤解したかもしれません。
丁寧さは難しい単語だけで作るものではありません。could、would、perhaps、a littleなどで断定を弱めたり、理由を一文添えたりすると、対人場面に合う柔らかさが出ます。
日本人が間違えやすいポイント
- take seriously を「真面目に取る」とだけ暗記し、目的語を抜かない。
- believe in the joke としない。内容を信じるなら believe the joke / believe it。
- fall for は相手を恋愛的に好きになる意味もあるため、it や that joke で対象を明確にする。
日本語では主語や目的語を省略できますが、英語では「誰が」「誰に」「何を」がないと意味が変わる場合があります。辞書の最初の訳だけで決めず、例文の型ごと覚えるのが近道です。
しゅみすけ(大山俊輔)
しゅみすけ式:難しい表現が出ないときの簡単な言い換え
専用表現を思い出せなくても、①起きたこと、②自分の反応、③望む結果の順に分ければ、中学英語で十分に説明できます。一語を探して沈黙するより、短い二文に分けましょう。
- I thought you were serious.
あなたが本気だと思いました。 - I thought it was true, but it was a joke.
本当だと思いましたが、冗談でした。 - I didn’t know you were joking.
あなたが冗談を言っているとは分かりませんでした。
たとえば「冗談を真に受ける」そのものを訳せなくても、相手の発言・自分の理解・その後の行動を順番に言えば、意味は自然に伝わります。正確な難語より、具体的な基本動詞を優先してください。
すぐ使える追加例文
He looked so serious that I believed him.
彼がとても真剣な顔をしていたので信じました。
Relax—I was only joking.
落ち着いて。冗談を言っただけだよ。
She almost fell for the prank.
彼女はもう少しでそのいたずらに引っかかるところでした。
Please tell me when you’re kidding.
冗談のときは教えてください。
関連表現と内部リンク
冗談の受け取り方には、話し手の表情や関係性も影響します。 会話全体の表現を広げたい方は、会話・聞き方で使う英語表現一覧もあわせて確認してください。また、冗談を軽く扱う言い方はmake light ofの意味と使い方が参考になります。
よくある質問
take it seriously は相手への批判になりますか?
命令形の Don’t take it so seriously. は「そんなに真に受けないで」と相手を軽く扱う響きが出ることがあります。自分の誤解を説明するなら I took it seriously. や I thought you were serious. のほうが穏やかです。
冗談だと後から気づいた場合は?
I realized later that it was a joke. と言えます。realize は、最初は分からなかったことに後で気づく流れを自然に表します。
だまされたことを笑って話すには?
You got me! や I totally fell for it. が会話的です。ただし相手のうそで実害があった場合は joke や prank と軽く表現せず、何が起きたかを具体的に説明します。
まとめ
「冗談を真に受ける」は、「真剣に受け止める」なら take seriously、「本当だと信じる」なら believe、「引っかかる」なら fall for it と分けます。 まずは最も一般的な型を一つ使い、必要に応じて別の表現へ言い換えると自然です。語順と目的語を例文ごと声に出して練習し、実際の会話で使える形にしていきましょう。










