
「隠し包丁を入れる」を英語で言おうとして、一語の直訳が見つからず困ったことはありませんか。日本語では短くまとまる家事・料理の表現でも、英語では動作、目的、結果のどこに注目するかで言い方が変わります。
食材の表面に浅い切れ目を入れるなら score が一般的です。初心者にも分かるように言うなら make shallow cuts、格子状なら score in a crisscross pattern と説明できます。
この記事では、自然な使い分け、目的語と語順、会話とレシピでの違い、日本人が間違えやすい点、そして難しい語が出ないときの「しゅみすけ式」の言い換えまで、例文とともに整理します。
Contents
隠し包丁を入れるを英語で言うと?まず結論
食材の表面に浅い切れ目を入れるなら score が一般的です。初心者にも分かるように言うなら make shallow cuts、格子状なら score in a crisscross pattern と説明できます。
| 英語表現 | 中心になる意味 |
|---|---|
| score | 表面に浅い切れ目を規則的に入れる |
| make shallow cuts | 基本語で動作を明確に説明 |
| slash | パンや肉にやや目立つ切れ込みを入れる |
大切なのは、日本語のラベルを英単語へ置き換えることではなく、「何を」「どんな方法で」「何のために」行うかを選ぶことです。今回の中心目的は、味を染み込みやすくし、火の通りを整えたり、反り返りを防いだりすることです。
「隠し包丁を入れる」が表す場面を分けよう
魚の皮、なす、こんにゃく、いか、肉など、食材と目的によって切れ目の方向や深さが変わります。英語では score のあとに場所・深さ・模様を足すとレシピが明確になります。
動作そのものを短く言う場合
score を中心にすると、レシピや家事の指示を簡潔にできます。目的語には the fish / the eggplant / the meat / the surface など、実際に扱う物を置きます。
方法まで説明する場合
make shallow cuts のように方法を示せば、専用語を知らない相手にも伝わります。家庭での会話では、短い命令文だけでなく please や could you を使うと柔らかくなります。
結果・目的を伝える場合
動作名が出てこないときは、目的を先に伝える方法もあります。「味を染み込みやすくし、火の通りを整えたり、反り返りを防いだりするため」と説明すれば、相手は必要な作業を想像できます。
主要表現のニュアンスと使い方
score:最も直接的な表現
この表現は、中心となる動作を短く正確に示したい場面で使います。料理本や製品ラベルでは、余分な主語を省いた命令形も一般的です。会話では I、we、you を補い、誰が作業するのかを明確にします。
make shallow cuts:方法が伝わる表現
この表現は、どのように作業するかを目に見える動きで伝えたい場面に向いています。聞き手が工程を知らない場合にも、目に見える動きを基本語で示せるのが利点です。
slash:別の視点から表す
この表現は、道具・結果・手順など、別の視点から作業を説明したい場面で使えます。ただし、どの表現が自然かは食材・道具・汚れの種類によって変わるため、目的語を省きすぎないようにしましょう。

目的語・前置詞・語順
score は他動詞で score the fish のように使います。深さを示すときは lightly や shallowly、模様は in a crisscross pattern を加えます。
レシピの命令形では主語 you が省略されますが、語順は通常の文と同じです。副詞 well、gently、briefly、thoroughly などを加えると、仕上がりや作業の程度まで伝えられます。
- 基本語順:動詞 + 目的語
- 方法を足す:with / under / over / from などを使う
- 目的を足す:to + 動詞、または so that + 文を使う
しゅみすけ(大山俊輔)
自然な例文
- Score the skin of the fish lightly.
魚の皮に浅く切れ目を入れてください。 - Make three shallow cuts on each side.
両面に浅い切れ目を3本ずつ入れてください。 - Score the eggplant in a crisscross pattern.
なすに格子状の隠し包丁を入れてください。 - Be careful not to cut all the way through.
下まで完全に切らないよう注意してください。 - The cuts help the marinade penetrate.
切れ目によって漬け汁が染み込みやすくなります。 - I scored the squid before grilling it.
焼く前にいかへ切れ目を入れました。
例文を覚えるときは、動詞だけでなく目的語と前置詞まで一まとまりにしましょう。自宅の食材や道具へ置き換えて声に出すと、実際の会話で使いやすくなります。
日常会話とレシピ・仕事での違い
家庭で頼むとき
Could you …? や Please … を使うと自然です。親しい相手には命令形も使えますが、声の調子によって強く聞こえるため注意しましょう。
レシピや作業手順で書くとき
手順書では動詞から始め、必要なら時間、量、道具、仕上がりの目安を続けます。一文に工程を詰め込まず、順番に分けると読み間違いを防げます。
店や職場で確認するとき
Should I …?、Do you want me to …?、Is this enough? などを使うと、方法や程度を確認できます。食品を扱う仕事では衛生・安全の条件も具体的に伝えます。
日本人が間違えやすいポイント
hidden knife と直訳しても調理技法としては通じません。また cut the fish だけでは切り分ける意味にもなるため、shallow を加えると安全です。
また、日本語では目的語を省略しがちですが、英語では「何を」処理するのかがないと意味が曖昧になることがあります。最初の一文では対象を明示し、その後 it / them に置き換えると自然です。
フォーマル・カジュアルの違い
専門的な動詞はレシピや説明書で便利ですが、日常会話では基本語による説明も自然です。フォーマルな手順では数量や時間を正確にし、カジュアルな会話では a little、for a minute、until it looks clean のような目安がよく使われます。
しゅみすけ式:簡単な英語で言い換える
専用の英語表現を思い出せなくても、会話を止める必要はありません。次の順で組み立てます。
- 対象を言う
- put、use、wash、cut、take、make などの基本動詞で動きを言う
- 水・塩・包丁などの方法を足す
- 必要なら、目的や完成した状態を別の一文で言う
- Make a few small cuts on the surface.
表面に小さな切れ目を数本入れてください。 - Cut only the top. Do not cut through it.
表面だけ切ってください。切り抜かないでください。
1文で完璧に言おうとせず、短い2文へ分けるのがコツです。相手に手順が伝われば、その表現は実用的な英語です。
しゅみすけ(大山俊輔)
発音と覚え方のコツ
単語だけを繰り返すのではなく、目的語を含む短いかたまりで練習します。自分がよく扱う物を入れて3回声に出し、その後で主語や時制を変えてみましょう。命令形、過去形、依頼文の3種類を作ると応用できます。
ミニ練習
記事で学んだ中心表現を使い、次の内容を英語にしてみましょう。
- 先にこの作業をしてください。
- 私は次の工程へ進む前に、この作業をしました。
- どの程度まで行えばよいですか。
- この方法で合っていますか。
正解は一つとは限りません。中心表現が出なければ、道具・動き・目的に分け、短い二つの文で説明してみてください。
関連表現も一緒に覚えよう
料理の下ごしらえ・切り方の英語一覧も確認すると、前後の工程や同じ場面で使う動詞をまとめて覚えられます。関連語は単語帳の順ではなく、実際の作業順に並べると定着しやすくなります。
切れ目の形・深さを表す語
格子状は in a crisscross pattern、斜めは diagonally、等間隔は at even intervals と表します。深く切りすぎないようにするなら about 2 millimeters deep のように深さを数値で示す方法もあります。見た目の飾り切りか、味を染み込ませるためかも書き分けましょう。
score はパン生地、魚の皮、肉の脂身などにも使います。ただし素材によって刃物の扱いと深さが異なります。レシピでは score lightly、without cutting through、on both sides のような補足語を組み合わせると安全で明確です。
まとめ
「隠し包丁を入れる」は、中心となる score に加え、方法を示す make shallow cuts、別の視点を示す slash を場面によって使い分けます。
専用語が出ないときは、基本動詞で動きを説明し、目的を次の文で伝えれば問題ありません。目的語・前置詞・作業の順番まで意識して、自分の暮らしの場面で使ってみてください。










