
「肩を前に出す」は、場面に応じてround your shoulders forward、protract your shoulders、bring your shoulders forwardなどで表します。日本語では一つの動作に見えても、英語では動かす部位、方向、動作の途中か完成姿勢かによって自然な動詞が変わります。
先に結論を言うと、肩と上背部を丸めるように前へ出すならround your shoulders forward、解剖学・運動指導で肩甲骨を外側へ動かすならprotract your shoulders、初心者にも分かる基本語で肩を前へ移すならbring your shoulders forwardが目安です。以下で日常会話、運動指示、仕事や撮影の場面に分けて確認します。
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「肩を前に出す」の主な英語表現
round your shoulders forward
round your shoulders forwardは、肩と上背部を丸めるように前へ出すときの中心表現です。命令文では主語youを省き動詞から始めます。相手へ頼むならCould you …?を使うと柔らかくなります。
protract your shoulders
protract your shouldersは、解剖学・運動指導で肩甲骨を外側へ動かす場合に向きます。動作の方向だけでなく、力の入れ方や関節の使い方へ注意を向けたいときにも使えます。
bring your shoulders forward
bring your shoulders forwardは、初心者にも分かる基本語で肩を前へ移すときに便利です。難しい専門語を知らない相手にも、目標となる姿勢や位置が伝わりやすい表現です。
しゅみすけ(大山俊輔)

場面ごとの使い分け
日常会話
家族や友人へ動きを頼むときは、Could you round your shoulders forward? のように言えます。短い指示なら動詞から始めても問題ありませんが、pleaseやfor a secondを添えると依頼らしくなります。相手に触れる必要がある場合は、May I help you?と先に確認しましょう。
運動・ストレッチ
運動指示ではright、left、both、oneを体の部位の直前に置きます。slowly、gently、slightly、as far as is comfortableを文末へ加えると、速さと範囲も伝わります。痛みを伴う動作にはStop if it hurts.も組み合わせてください。
撮影・医療・仕事
写真撮影や姿勢確認では、目的をso I can see your postureやfor the photoで補うと自然です。医療や介助では命令だけにせず、I’d like you to … やCan you …?を使い、相手の理解と同意を確かめます。
語順・目的語・方向語
基本語順は動詞+所有格+体の部位+方向です。your shoulders、your head、your neck、your toes、your hips、your legs、your kneeのように、体の部位には通常yourを付けます。right / left / bothはyourの後ろに置きます。
forward、out、up、downは副詞として前置詞なしで使えることがあります。基準点を示すならto the side、toward your shoulder、in front of youのように前置詞句を加えます。静止した状態を保つならkeep、位置を変えるならbring、動作そのものならbendやrotateを選びます。
自動詞と他動詞
bend、turn、rotateは目的語なしで本人の動きを表すこともありますが、指示では「何を」動かすかを明示するほうが安全です。raise、lower、bring、keepは基本的に目的語を必要とします。身体の一部を目的語に置く形をまとまりで覚えましょう。
自然な例文
- Round your shoulders forward and exhale.
息を吐きながら肩を前に出してください。 - Protract your shoulders without lifting them.
肩を上げずに前方へ出してください。 - Bring your shoulders forward slowly.
肩をゆっくり前に出してください。 - She rounded her shoulders to stretch her upper back.
彼女は上背部を伸ばすため肩を前に出しました。
否定の指示はDon’t+動詞で作れます。ただしDon’t move.だけでは範囲が広すぎます。Don’t lift your shoulders.やDon’t turn your head.のように、避けてほしい動作を具体化してください。
似た表現との違い
moveは最も広く使える一方、細かな動き方までは表しません。turnは向きの変化、bendは関節を曲げること、tiltは角度、raiseとlowerは上下移動、rotateとcircleは回転に焦点があります。専門的な動詞を使う場合も、初心者には基本動詞を続けて説明すると親切です。
日本人が間違えやすいポイント
「首」と「頭」、「足」と「脚」を区別する
neckは首、headは頭です。legは腰から足首付近までの脚、footは足首から先、toeはつま先です。日本語では同じ「足」で済む場面でも、英語では実際に動かす部位を選びます。
所有格を省かない
英語ではbody partの前にyourを付けるのが基本です。命令文でyouを省略しても、yourまで省略するわけではありません。左右を指定するならyour right knee、your left shoulderの順にします。
完成姿勢と動作を混ぜない
動いている最中を表す動詞と、完成した姿勢を表すwith句は役割が異なります。まず動作を伝え、その後Hold that position.(その姿勢を保ってください)と分けると、英語が短く明確になります。
難しい英語が出ないときの「しゅみすけ式」
専門語を思い出せなくても、move、put、keep、goと方向語で説明できます。「どの部位を」「どこへ」「最後にどうする」の順で組み立て、一文が長くなったら二文へ分けましょう。
- Move your body part this way.
体のその部分をこちらへ動かしてください。 - Put it here. Keep it there for five seconds.
ここへ置いて、5秒そのままにしてください。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連表現
身体動作の英語をまとめて確認したい方は、身振り・ジェスチャーの英語表現も参考にしてください。姿勢の移動を伝えるときは、「重心を移す」の英語表現も役立ちます。
まとめ
「肩を前に出す」は、基本のround your shoulders forwardに加え、動きの焦点に応じてprotract your shoulders、bring your shoulders forwardを使い分けます。体の部位にyourを付け、方向と速さを補えば明確です。迷ったときはmoveやputを使って二文で説明しましょう。










