
本音を言ったら嫌われるかもしれない。誘いを断ったら関係が壊れそう。そんな「嫌われるのが怖い」という気持ちは、英語では「嫌われた状態」「拒絶への恐れ」「人の評価を気にする」のどこに焦点を置くかで表現が変わります。
今まさに嫌われることが怖いなら I’m afraid of being disliked、拒絶全般への恐れなら fear of rejection、会話で平易に言うなら I worry people won’t like me が自然です。
Contents
「嫌われるのが怖い」の英語を場面で選ぶ
| 英語表現 | 中心の意味 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| be afraid of being disliked | 嫌われた状態になるのが怖い | 人間関係全般 |
| fear rejection | 拒絶されることを恐れる | 恋愛・応募・提案 |
| worry people won’t like me | 人に好かれないのではと心配する | 自然な日常会話 |
dislike は好かないこと、reject は申し出・好意・人を受け入れないことです。誰かに嫌われる不安と、誘いや提案を断られる不安は重なることもありますが、同じではありません。
しゅみすけ(大山俊輔)

中心となる3表現の使い方
be afraid of being disliked:嫌われた状態になるのが怖い
of の後ろに動作を置くため、受け身の動名詞 being disliked を使います。自分の意見を言えない、断れない理由を説明するときに便利です。
- I’m afraid of being disliked, so I often stay quiet.
嫌われるのが怖くて、よく黙ってしまいます。 - She agreed because she was afraid of being disliked.
彼女は嫌われるのが怖くて同意しました。 - Being afraid of being disliked can make honest conversations difficult.
嫌われることへの恐れは、率直な会話を難しくすることがあります。
fear rejection:拒絶されることを恐れる
rejection は恋愛で振られることだけでなく、応募・提案・仲間入りを受け入れてもらえないことにも使います。名詞なら a fear of rejection、動詞なら fear rejection です。
- I didn’t ask because I feared rejection.
拒絶されるのが怖くて尋ねませんでした。 - A fear of rejection kept him from applying.
拒絶への恐れから、彼は応募できませんでした。 - She fears rejection whenever she meets new people.
彼女は新しい人に会うたび、拒まれることを恐れます。
worry people won’t like me:人に好かれないのではと心配する
抽象名詞を避けた、最も分かりやすい言い方です。worry that の that は会話で省略できます。特定の人なら I worry she won’t like me と主語を変えます。
- I worry people won’t like me if I say no.
断ったら人に嫌われるのではと心配です。 - Sometimes I worry that my coworkers don’t like me.
同僚に好かれていないのではと、ときどき不安になります。 - You don’t have to make everyone like you.
すべての人に好かれようとしなくても大丈夫です。
語順・前置詞・文型のポイント
afraid of being+過去分詞 は「〜されるのが怖い」、afraid to+動詞 は「怖くて〜できない」です。I’m afraid to disagree なら「反対するのが怖い」と、次の行動に焦点が移ります。
- be afraid of being disliked=嫌われる状態が怖い
- be afraid to say no=怖くて断れない
- have a fear of rejection=拒絶への恐れがある
- worry (that) people won’t like me=好かれないのではと心配する
日常会話・仕事・人間関係での伝え方
誘いを断りたい
断る行動と恐れを同時に説明します。
I want to say no, but I’m afraid she’ll take it personally.
断りたいのですが、彼女が個人的な拒絶と受け取らないか心配です。
会議で反対意見を言う
仕事では好き嫌いより、反応や評価を具体化します。
I was worried that disagreeing would affect how the team saw me.
反対するとチームからの見られ方に影響するのではと心配でした。
恋愛で気持ちを伝える
恋愛なら拒絶を表す rejection が自然です。
I’m afraid of rejection, but I still want to be honest.
拒絶されるのは怖いですが、それでも正直でいたいです。
強さとフォーマル度を調整する
fear of rejection は分析的、I’m afraid… は個人的で率直です。people-pleaser は「人に気に入られようとしすぎる人」というラベルなので、本人に直接言うと批判的です。
日本人が間違えやすいポイント
hateを軽く使わない
hate は「大嫌い」という強い語です。根拠のない心配なら may not like me が適切です。
dislikedとrejectedを混同しない
好感を持たれないのが disliked、申し出や関係を受け入れられないのが rejected です。
everyoneを安易に使わない
Everyone dislikes me. は全員に嫌われているという断定です。I feel like some people may not like me と範囲を下げられます。
しゅみすけ(大山俊輔)
難しい英語が出ないときの「しゅみすけ式」
「誰が」「どんな反応をすると思うか」「そのため何ができないか」に分けます。
- I’m scared they won’t like me.
好かれないのではと怖いです。 - I worry they will say no.
断られるのではと心配です。 - I want to speak, but I’m too nervous.
話したいのですが、不安でできません。 - I try too hard to make everyone happy.
皆を喜ばせようと頑張りすぎてしまいます。
like、say no、make happy のような中学英語へ置き換えると、恐れだけでなく行動への影響まで伝えられます。
似た表現との違い
- fear of abandonment:関係の相手が離れていく恐れ
- social anxiety:社会場面に関する強い不安を指す語。日常の一時的な緊張と同一視しない
- people-pleasing:人を喜ばせようと自分を抑える行動
- feel rejected:実際に拒まれたように感じる
関連する英語表現
「嫌われた気がする」の英語表現、「顔色をうかがう」の英語表現、微妙な感情の英語表現一覧もあわせて確認すると、近い心理状態との境界が分かりやすくなります。
まとめ
「嫌われるのが怖い」は be afraid of being disliked、fear rejection、worry people won’t like me を、好感・拒絶・日常的な心配に応じて選びます。事実として嫌われていると断定せず、自分の心配として話すことが大切です。










