
「ことによると」は、可能性をやわらかく示すなら perhaps、条件によって結果が変わるなら depending on、文として慎重に推量するなら it may be that が自然です。 日本語の「ことによると」には「ひょっとすると」という推量と、「条件次第では」という二つの読み方があります。英語ではこの二つを分けることが大切です。
Contents
「ことによると」を英語で言うと?
| 英語 | 意味 | 場面 |
|---|---|---|
| perhaps | ひょっとすると | 可能性を控えめに示す |
| depending on | 〜によっては | 条件で結果が変わる |
| it may be that | 〜ということもあり得る | 慎重な説明 |
しゅみすけ(大山俊輔)
推量と条件を分けて考える

perhaps:ひょっとすると
perhaps は、話し手が事実を断定できない時に可能性を示します。maybe と意味は近いものの、perhaps の方が少し落ち着いた響きです。文頭に置くと、その後の文全体を控えめな推量にできます。
Perhaps she took an earlier train.
ことによると、彼女はもっと早い電車に乗ったのかもしれません。
Perhaps we should check the figures again.
ことによると、数字をもう一度確認した方がよいかもしれません。
depending on:条件によっては
depending on は、天気、予算、相手の返答など、条件によって結果が変わる場面で使います。後ろには名詞や疑問詞節を置き、主文で起こり得る結果を示します。
Depending on the weather, the event may be canceled.
天候によっては、その催しは中止になるかもしれません。
自然な日本語訳では「天候によっては」とする方が明確です。「ことによると」を逐語訳せず、条件と結果に分けるのがコツです。
it may be that:文全体を慎重に推量する
It may be that … は「〜ということもあり得る」と、理由や状況を慎重に述べる形です。会話では少し硬いものの、分析や報告で断定を避けたい時に役立ちます。
It may be that customers need more time.
ことによると、お客様にはもう少し時間が必要なのかもしれません。
語順と文法のポイント
perhaps は文頭、一般動詞の前、be動詞の後などに置けます。最も分かりやすいのは Perhaps + 主語 + 動詞 の語順です。depending on の後ろには the weather、your schedule のような名詞、または how much time we have のような節を続けます。
may と perhaps を同じ文で使うこともできますが、可能性を二重に示すため、文脈によってはくどくなります。Perhaps he is busy. または He may be busy. のどちらか一方で十分なことが多いです。
日常会話と仕事での違い
日常会話では Maybe … が最も気軽です。Perhaps … は丁寧で控えめ、It may be that … は分析的です。仕事では Depending on the results, we may change the plan. のように、条件と対応をセットにすると実務的な文になります。
締め切りや費用を伝える時、「ことによると変わります」だけでは相手が判断できません。depending on の後ろへ具体的な条件を置き、いつ確定するかも添えると親切です。
よくある間違い
according to は「〜によると」という情報源を示す表現です。日本語の文字だけを見て According to the weather… とすると「天気という情報源によれば」のような不自然な意味になります。条件なら depending on the weather を使います。
possibly は副詞ですが、Possibly he will come. は文脈によって硬く響きます。短い会話なら Maybe he’ll come.、丁寧に予想するなら Perhaps he’ll come. が自然です。
簡単な英語で言い換える「しゅみすけ式」
perhaps や depending on が出てこなくても、分かっていることと分からないことを二文に分ければ伝えられます。
I am not sure. She may come later.
確かではありません。ことによると彼女は後で来るかもしれません。
The weather will decide. We may cancel the event.
天気で決まります。ことによると催しを中止するかもしれません。
We do not know yet. The plan can change.
まだ分かりません。ことによると計画は変わります。
しゅみすけ(大山俊輔)
似た表現との違い
maybe は perhaps より会話的です。possibly は可能性そのものに焦点を置き、potentially は将来の可能性や潜在的な影響を述べます。if は条件を文で示し、depending on は条件を名詞句として短く添えます。
If it rains, we will stay home. は「雨なら家にいる」と条件を明示します。Depending on the weather, we may stay home. は、天気を見て判断が変わるという幅を残します。
関連表現
推量・程度・条件の表現は、断定の強さで整理すると覚えやすくなります。日本語の程度表現を英語で使い分ける記事と、日本語特有のニュアンス表現の記事も参考にしてください。
まとめ
「ことによると」は、可能性をやわらかく示すなら perhaps、条件によって結果が変わるなら depending on、文として慎重に推量するなら it may be that が自然です。 情報源の「〜によると」なら according to ですが、推量や条件の「ことによると」には使いません。迷ったら、可能性なのか条件なのかを先に決め、簡単な二文へ分けて伝えましょう。










