
make way for は「〜に道・場所を譲る/新しいものに取って代わられる」という意味です。この記事では、直訳イメージ、ネイティブが感じるニュアンス、語順と文法、日常・仕事で使える独自例文、類似表現との違い、簡単な英語での言い換えまで解説します。
人が通れるよう物理的に場所を空ける意味と、古い制度・建物・考え方が退いて新しいものへ場所を譲る比喩的な意味があります。変化の流れを簡潔に描ける表現です。
しゅみすけ(大山俊輔)
Contents
make way for の意味を先に確認
中心の意味は「〜に道・場所を譲る/新しいものに取って代わられる」です。短い日本語に置き換えるだけでなく、その場にある変化、停滞、話者の判断まで見ると自然な使い方が分かります。
人が通れるよう物理的に場所を空ける意味と、古い制度・建物・考え方が退いて新しいものへ場所を譲る比喩的な意味があります。変化の流れを簡潔に描ける表現です。 同じ訳語に見える別表現でも、話者が注目する点は違います。まずこの中心イメージを一つに絞って覚えましょう。
なぜその意味になる?直訳イメージ
直訳イメージは「〜のための道を作る」です。目に見える動作から抽象的な状況へ意味が広がっています。イディオムを構成する単語を無理に日本語へ一対一対応させるより、全体を一枚の絵として理解するほうが定着します。

ネイティブはこの表現を聞くと、辞書の訳語ではなく、〜のための道を作るという具体的な場面を背景に感じます。そのイメージが「〜に道・場所を譲る/新しいものに取って代わられる」という会話上の意味へ自然につながります。
よく使う形・語順・文法
make way for + 人・物が基本です。命令形 Make way! は「道を空けて」。受け身の be demolished to make way for … や、A gives way to B も関連します。
疑問文や否定文を作る場合も一般的な文法と同じです。現在形の三人称単数、過去形、進行形を、話している時点に合わせて選びます。定型表現だからといって一つの形だけで固定されるわけではありません。
発音とリズム
意味の中心となる語を少し強くし、前置詞などを軽くつなげると自然です。まず例文を意味のまとまりで区切り、次に一息で言います。速さを上げるより、場面を思い浮かべながら明瞭に発音することを優先してください。
make way for の自然な例文
Please make way for passengers getting off the train.
電車を降りる乗客のために道を空けてください。
The old library was demolished to make way for a new community center.
古い図書館は新しい公民館建設のため取り壊されました。
Traditional paperwork is making way for digital forms.
従来の書類手続きはデジタルフォームに取って代わられつつあります。
Make way! The doctor needs to get through.
道を空けて!医師が通ります。
We moved the chairs to make way for the dance floor.
ダンススペースを作るため椅子を動かしました。
Summer is slowly making way for autumn.
夏がゆっくり秋へ移り変わっています。
上の例文から自分に近い一文を選び、人物、場所、時期のうち一つだけを変えて言ってみましょう。自分の経験へ結び付けることで、読むだけの知識から話すための表現へ変わります。
日常会話と仕事でのニュアンス
人が通れるよう物理的に場所を空ける意味と、古い制度・建物・考え方が退いて新しいものへ場所を譲る比喩的な意味があります。変化の流れを簡潔に描ける表現です。
会話では、声の調子と前後関係が印象を決めます。仕事で使う場合は、誰が決定できるのか、何を待っているのか、どの変化を説明しているのかを一文加えると誤解が減ります。短いイディオムだけで評価を断定せず、理由や背景を基本英語で補いましょう。
似た表現との違い
move aside は人が横へどく直接的な動作、clear the way for は障害を取り除いて進みやすくすること、give way to は譲る・取って代わられる変化に焦点があります。make room for は空間や抽象的な余地を確保する表現です。
似た表現を一度に暗記する必要はありません。今回の make way for と、後で紹介する簡単な言い換えを一組にしてください。慣れてから、動作・時間・変化・話者の態度という違いで別表現を整理すると混乱しません。
日本人が間違えやすいポイント
make a way for と a を入れると「方法・経路を新しく作る」に近づき、定型の「道を空ける」とはずれます。命令の Make way! は緊急感が出やすいので、日常では Excuse me. や Could you let me through? が柔らかい言い方です。
英作文では、辞書の見出しをそのまま貼り付けず、時制と主語を確認します。前後の文がなくても何を指すか分かるか、相手への強さが場面に合うかも読み直しましょう。本文の例文の骨格を残して名詞だけを変える方法が安全です。
でてこない時のしゅみすけ式
Please move so they can pass. / The old thing is being replaced by the new one.
この表現がすぐ出てこなくても、基本動詞を使って意味を直接説明すれば十分通じます。会話を止めて難しい熟語を探すより、まず内容を届け、あとから今回の表現で言い直す練習をしましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
場面を変えて練習する
日常の場面、仕事の場面、旅行の場面を一つずつ想定し、make way for を使う短い文を作ります。次に because、so、but のどれかを加え、理由や結果をもう一文で説明してください。英語一文と日本語訳を見比べるだけでなく、実際に声に出すことが重要です。
最後に同じ内容を Please move so they can pass. / The old thing is being replaced by the new one. と基本英語へ言い換えます。イディオム版と説明版を往復できれば、相手の英語力や場のフォーマルさに合わせて表現を選べます。
一問一答で確認
Q: When would you use “make way for”?
A: I would use it when I want to describe this situation clearly.
この答えを抽象的なまま終わらせず、自分の生活にある具体的な人物や出来事へ置き換えてください。録音して翌日にもう一度言えれば、意味と語順が定着し始めています。うまく出ない部分だけ本文の例文へ戻りましょう。
使う場面を二つに分ける
駅や廊下で実際に通路を空ける場面では、人の移動が目に見えます。一方、古い建物が新施設へ、新しい技術が従来方式へ取って代わる場面では、抽象的な「場所」を譲ります。まず物理的な用法を覚え、その映像を保ったまま比喩へ広げると理解しやすくなります。
英作文では、誰または何のために空けるのかを for の後ろへ置きます。公共の場で依頼するなら Please を添え、緊急時以外は Make way! だけで命令しないほうが自然です。
物理的な用法と比喩的な用法を比べる追加例
The crowd made way for the ambulance crew.
群衆は救急隊員のために道を空けました。
Cash registers are making way for self-checkout machines.
従来のレジはセルフレジに置き換わりつつあります。
最初の文では人が実際に左右へ動き、通れる空間を作っています。二つ目では機械が物理的に歩くわけではなく、古い仕組みの役割や場所を新しい仕組みへ渡しています。日本語訳が「道を譲る」「場所を空ける」「取って代わられる」と変わっても、中心にあるのは「別のものが入れる余地を作る」という同じ映像です。
自分で文を作るときは、まず駅や廊下の具体例を一つ言い、次に職場や技術の変化を一つ言ってください。二種類を並べると、比喩の広がりを無理なく覚えられます。
関連表現
英熟語を体系的に学ぶには、英熟語・定型表現の親記事も参考にしてください。リンク先で別の表現を探すときも、日本語訳だけでなく、語順と使用場面を確認しましょう。
まとめ
make way for は「〜に道・場所を譲る/新しいものに取って代わられる」を表します。直訳イメージは「〜のための道を作る」。文法上は make way for + 人・物が基本です。命令形 Make way! は「道を空けて」。受け身の be demolished to make way for … や、A gives way to B も関連します。 似た表現との焦点の違いと注意点を意識し、自分の場面へ例文を置き換えてください。
出てこないときは Please move so they can pass. / The old thing is being replaced by the new one. と言い換えられます。意味を伝える成功体験を重ねながら、今回のイディオムを会話の選択肢に加えていきましょう。










