「水を足す」は英語で?add water・top up・diluteの違い


水を足すを英語でどう表すかを解説するアイキャッチ

「水を足す」は、英語では場面や話し手が注目する点によって表現が変わります。代表的なのはadd watertop updiluteです。日本語一語を機械的に置き換えず、動作・結果・目的のどれを伝えるかで選びます。

「水を足す」を英語で言うと?先に結論

表現 中心の意味 例文
add water 料理や飲み物へ水を加える一般表現 Add a little water to the soup.
(スープに水を少し足してください。)
top up 容器の水を必要な量・水位まで補う Top up the kettle to the one-liter mark.
(やかんの1リットルの線まで水を足してください。)
dilute 水を加えて濃さを薄くする Dilute the juice with water.
(ジュースを水で薄めてください。)

迷ったときは、まず最も日常的なadd waterを軸にします。ただし対象や目的が変われば、より具体的なtop upやdiluteへ切り替えるほうが自然です。

しゅみすけ(大山俊輔)

辞書の訳語だけで決めず、「今どんな物を、どんな状態にしたいか」を短い映像として考えると、自然な動詞を選びやすくなります。

add waterの意味と使い方

add waterは「料理や飲み物へ水を加える一般表現」と伝えるときの中心表現です。対象を一緒に置き、必要なら量・時間・方法を後ろへ加えます。

Add a little water to the soup.
(スープに水を少し足してください。)

会話ではCan you …?、Could you …?を付ければ依頼になり、レシピや手順書では動詞から始める命令文が自然です。完了を伝える場合は過去形、現在の状態を説明する場合はbe動詞や現在完了を使います。

top upの意味と使い方

top upは「容器の水を必要な量・水位まで補う」という点をはっきり伝えたいときに使います。add waterと日本語訳が似ていても、話し手が見ている結果が異なります。

Top up the kettle to the one-liter mark.
(やかんの1リットルの線まで水を足してください。)

単語だけで覚えず、例文の目的語や前置詞まで一つのまとまりとして音読すると、実際の台所や買い物の場面で使いやすくなります。

diluteの意味と使い方

diluteは「水を加えて濃さを薄くする」という場面に向いた表現です。少し説明的でも、対象や結果が具体的なので誤解を減らせます。

Dilute the juice with water.
(ジュースを水で薄めてください。)

3表現の違いをイラストで整理

add water・top up・diluteによる水を足すの使い分け図

add waterは料理や飲み物へ水を加える一般表現、top upは容器の水を必要な量・水位まで補う、diluteは水を加えて濃さを薄くするという違いがあります。どれも「水を足す」と訳せる可能性がありますが、対象と目的を見れば選択肢を絞れます。

語順・目的語・前置詞のポイント

英語では動作の対象を省略しすぎないことが大切です。まず「誰が」、次に「何を」、最後に量・場所・時間・理由を置くと安定します。代名詞にするときもitやthemを動詞の近くへ置きます。前置詞を含む表現は、前置詞だけを別に暗記せず、例文全体で覚えましょう。

  • Please add water it now.
    今、それを水を足すようにしてください。
  • Could you top up this first?
    先にこれを処理してもらえますか。
  • We need to dilute it before dinner.
    夕食前にそれを処理する必要があります。

日常会話とレシピ・仕事での違い

家庭で短く伝える

家族や友人との会話では、短く具体的な基本動詞が自然です。命令が強く聞こえそうならCan you …?を付けます。量や状態をa little、all the way、until …などで補うと、相手が再現しやすくなります。

レシピ・接客・仕事で正確に伝える

レシピでは対象、量、時間、温度を明示します。飲食店や接客ではCould you …?、Please make sure …を使うと丁寧です。専門語を使う場合も、対象を省かず一度で作業内容が分かる文にします。

日本人が間違えやすいポイント

increase waterは量が増える説明にはなっても、料理中の指示として不自然です。基本はadd、所定量までならtop up、薄める目的ならdiluteです。

また、難しそうな語ほど正確とは限りません。条件が合わない専門語より、基本動詞で目的と結果を説明するほうが自然で安全なこともあります。

難しい表現が出てこないときの「しゅみすけ式」

専用表現が思い出せなくても、動作を二段階に分け、基本語で前後の状態を説明できます。

Put in some more water. It is too strong now.
(水をもう少し入れてください。今は濃すぎます。)

一語を思い出すまで黙る必要はありません。「まず何をするか」「その結果どうなるか」を短い二文にします。put、make、keep、use、cook、wait、stopなどの中学英語でも、十分に用件を伝えられます。

しゅみすけ(大山俊輔)

英語が出てこないときは、日本語を別のやさしい日本語へ言い換えてから英語にします。動作と結果を分けるだけで、会話はかなり続けやすくなります。

短い会話例

A: What should I do next?
次は何をすればいい?
B: Add a little water to the soup.
スープに水を少し足してください。

A: Is this okay now?
これで大丈夫?
B: Almost. Put in some more water. It is too strong now.
もう少しです。水をもう少し入れてください。今は濃すぎます。

よくある質問

最初に覚えるならどの表現ですか?

日常で最も広く使いやすいadd waterから覚えましょう。ただし、対象や目的が容器の水を必要な量・水位まで補うならtop up、水を加えて濃さを薄くするならdiluteが明確です。

命令文は失礼になりませんか?

レシピでは普通ですが、人へ頼むときはCan you …?やCould you …?を付けます。家族との会話ならPleaseやa littleを添えるだけでも柔らかくなります。

表現が出てこないときはどうしますか?

Put in some more water. It is too strong now.のように基本語へ分解します。正確な一語より、相手が動作を再現できる説明を優先しましょう。

場面別に使う「水を足す」

料理へ少量加える

Add a splash of water if the sauce is too thick.(ソースが濃すぎたら水を少し足してください)。a splash of waterは料理で使う「少量の水」を自然に表します。

必要な水位まで補充する

Top the bottle up with water.(ボトルを水で必要量まで満たしてください)のように、top A up with Bの語順も使えます。イギリス英語で特によく聞く表現です。

  • Add half a cup of water to the pot.
    鍋に水を半カップ足してください。
  • Top up the tank to the maximum line.
    タンクの最大線まで水を足してください。
  • Dilute the concentrate with three parts water.
    濃縮液を3倍量の水で薄めてください。

単に量を増やすならadd、基準線まで補うならtop up、濃度を下げるならdiluteです。「何のために足すのか」を先に考えると、自然な表現を選べます。

「水を足す」を自分の会話で使う練習

表現を知っているだけでなく、実際の場面を思い浮かべて口に出すと定着しやすくなります。まず自宅で水を足す場面を一つ選び、「誰が・何を・いつ・どのように」の四点を日本語で具体化してください。次に、中心表現をadd watertop updiluteから選びます。

  1. 自分が普段扱う食材や道具を一つ決める
  2. 動作の途中と完了後の状態を区別する
  3. 一文目で動作、二文目で目的または結果を言う
  4. 現在形・過去形・依頼文の三種類へ変える
  5. 最後に対象や量を自分の生活に合う語へ置き換える

依頼ならCould you …?、手順ならFirst, …、完了報告ならI did it before dinner.のように、場面に合う骨組みを先に決めます。その後でこの記事の例文を参考に動詞と目的語を入れましょう。表現によって活用や前置詞が異なるため、単語だけを機械的に当てはめず、完成した文を音読して確認します。

言えたかどうかを確認する三つの質問

  • 動作の対象が相手に分かるか
  • 量・時間・状態など必要な条件が入っているか
  • 専門語を忘れても基本語で説明し直せるか

一度で完璧な一文を作る必要はありません。まず短く伝え、相手の反応を見て情報を足します。「水を足す」という日本語そのものにこだわらず、何のための動作なのかを説明できれば、表現を忘れた場面でも会話を止めずに済みます。

関連表現

料理の下ごしらえ・切り方の英語一覧では、家庭でよく使う料理動作をまとめています。また、「油をひく」の英語表現では、add oil・coat・greaseの違いを確認できます。

水を足した結果、味が薄くなった場合はThe soup is too watery.(スープが水っぽすぎます)とも言えます。

まとめ

「水を足す」は、料理や飲み物へ水を加える一般表現ならadd water、容器の水を必要な量・水位まで補うならtop up、水を加えて濃さを薄くするならdiluteが目安です。日本語一語と英語一語を固定せず、対象・動作・結果に分けましょう。難しい語が出ないときは、Put in some more water. It is too strong now.のように基本語で二文へ分ければ自然に伝えられます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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