
何かをしたい日常的な衝動は really feel like、食べ物などへの強い欲求は crave、楽しみでたまらない気持ちは be dying to が自然です。 「無性に」は文脈によって、動作の様子、程度、時間、話し手の評価などが変わるため、英語一語だけで済ませないことが大切です。
| 英語表現 | 使う場面・ニュアンス |
|---|---|
| really feel like | 今すぐしたい・欲しいという気分。後ろは名詞または動名詞。 |
| crave | 食べ物や刺激などを強く欲する。他動詞なので目的語を直接置く。 |
| be dying to | 〜したくてたまらないという会話的な誇張。楽しい予定に多い。 |
Contents
「無性に」を英語で言うときの基本
まず、日本語の「無性に」が何を説明しているかを確認します。人の動作なのか、考え方なのか、時間の長さや頻度なのかによって、自然な英語は変わります。辞書の最初の訳語をそのまま使うより、「何が、どのように、どの程度そうなのか」を一文で言い直してから英語を選びましょう。
really feel like:今すぐしたい・欲しいという気分
今すぐしたい・欲しいという気分。後ろは名詞または動名詞。 「無性に」のどの面を伝えたいかを先に決めると、直訳に引っぱられません。
I really feel like going for a walk.
無性に散歩したい気分です。
I really feel like some coffee.
無性にコーヒーが飲みたいです。
しゅみすけ(大山俊輔)
crave:食べ物や刺激などを強く欲する
食べ物や刺激などを強く欲する。他動詞なので目的語を直接置く。 「無性に」のどの面を伝えたいかを先に決めると、直訳に引っぱられません。
I’m craving something sweet.
無性に甘いものが食べたいです。
She craved spicy food during the trip.
旅行中、彼女は無性に辛い物を欲しがりました。
be dying to:〜したくてたまらないという会話的な誇張
〜したくてたまらないという会話的な誇張。楽しい予定に多い。 「無性に」のどの面を伝えたいかを先に決めると、直訳に引っぱられません。
I’m dying to see that movie.
その映画が無性に見たいです。
We’re dying to hear your news.
あなたの知らせを早く聞きたくてたまりません。
場面別の自然な例文
同じ日本語訳でも、英語では焦点の置き方が異なります。次の例文では、日常会話、仕事、説明の場面でそのまま応用しやすい形を集めました。
- All of a sudden, I wanted to call my mother.
急に無性に母へ電話したくなりました。 - I have a sudden urge to travel.
無性に旅へ出たい衝動があります。 - I could really go for ramen right now.
今、無性にラーメンが食べたいです。

文型・語順で迷わないためのポイント
副詞は、何を修飾するかが伝わる位置へ置きます。短い様態副詞は一般に動詞の前後、長い副詞句は文末に置くと読みやすくなります。ただし、表現ごとに定型の位置や後ろに続く形があるため、単語だけでなく例文のまとまりで覚えるのが実用的です。
really feel like は「I really feel like going for a walk.」のように使えます。 crave は「I’m craving something sweet.」のように使えます。 be dying to は「I’m dying to see that movie.」のように使えます。
日本人が間違えやすいポイント
feel like の後ろで動作を言うときは to do ではなく doing を使います。crave は crave for ではなく crave chocolate のように目的語を直接取るのが基本です。
また、日本語では主語や比較対象を省略できますが、英語では「誰が」「以前と比べてどうか」「何を対象にしているか」を補うと意味が安定します。強い副詞ほど話し手の不満、驚き、誇張が加わることもあるので、仕事では中立的な言い方を優先すると安全です。
難しい英語が出ないときの「しゅみすけ式」
ぴったりの副詞や熟語を思い出せないときは、意味を二つの短い文へ分けます。高度な一語を探すより、「先に何があったか」「今どうなっているか」「本人がどう感じるか」を基本動詞で説明すれば十分伝わります。
I want it very much right now.
今、それがとても欲しいです。
I suddenly want to go somewhere. I don’t know why.
突然どこかへ行きたくなりました。理由は分かりません。
しゅみすけ(大山俊輔)
似た表現を選ぶ手順
- 日本語の中心が、動作・時間・頻度・気持ちのどれかを決める
- 中立的に述べるのか、不満や驚きを込めるのかを考える
- 日常会話なら短い基本表現、仕事なら誤解の少ない具体表現を選ぶ
- 目的語、前置詞、動名詞など後ろの形を例文で確認する
「無性に」を使いこなす実践ポイント
日常会話では具体的な動詞と組み合わせる
feel like doing の形は必ず押さえましょう。I feel like to eat ではなく I feel like eating です。名詞なら I feel like pizza. のように前置詞を追加せず続けられます。
仕事では事実と評価を分けて伝える
crave は食べ物だけでなく attention、adventure、peace などにも使えます。ただし強い欲求を表すため、丁寧な希望には would like の方が合います。
似た表現との境界を確認する
be dying to は実際の死とは関係のない誇張表現です。友人との会話には自然ですが、深刻な場面や正式文書では really want to、look forward to を選びます。
会話で使うための練習
覚えるときは日本語訳だけを暗記せず、自分が実際に言いそうな状況を一つ決めます。まず短い主語と動詞で事実を作り、次に今回の表現を加えて様子を詳しくします。最後に理由や比較対象を一文足すと、単語の意味だけでなく使う条件まで身につきます。
たとえば、仕事の報告なら「何をしたか」「どのようにしたか」「結果はどうだったか」の三点に分けます。日常会話なら「今の気分」「したい行動」「そう感じたきっかけ」の順に話します。この組み立てなら、難しい語を忘れても途中で言い換えられます。
よくある質問
一番無難な表現だけ覚えるならどれですか?
冒頭の比較表で最も一般的な表現を基本にしてください。ただし、語感が強い表現や用途が限定される表現は、例文の場面ごと覚える必要があります。相手との関係や会話の目的が変われば、同じ「無性に」でも最適な英語は変わります。
フォーマルなメールでも使えますか?
口語的な誇張や不満を含む表現は避け、時間、回数、手順、変化などを具体的に書くと安全です。メールでは一文を長くせず、結論のあとに補足を置きます。必要なら because、than before、each time などで判断材料を明示します。
英語がすぐ出てこないときはどうしますか?
上の「しゅみすけ式」のように、状況を二文へ分けてください。一文目で事実、二文目で程度・理由・変化を説明します。完璧な副詞を探して沈黙するより、基本動詞で早く伝える方が会話では役立ちます。
日常会話と仕事での使い分け
日常会話では、多少大げさでも気持ちが伝わる短い表現が好まれます。声の調子や前後の会話が補ってくれるため、主語と動詞だけの簡単な文でも自然です。一方、仕事では「無性に」という話し手の印象だけでなく、対象、期間、順序、回数などの根拠を添える必要があります。受け手が次に何をすべきか分かる文章になっているか確認しましょう。
否定的な含みを避けたいときは、評価語を弱めて具体的な事実へ置き換えます。人の態度を決めつけるのではなく、観察できた行動を述べるのが基本です。反対に、友人との会話で感情を共有したいなら、really、a lot、for a long time などの身近な語を使い、表情やイントネーションで強さを補えます。
自分の文を作るチェックリスト
- 誰または何の状態・動作を説明しているか
- 過去との比較、継続時間、回数などを示す必要があるか
- 表現に不満、賞賛、驚きなどの感情が含まれてよいか
- 動詞の後ろが名詞、動名詞、to不定詞のどれになるか
- もっと短い二文へ分けても同じ意味を伝えられるか
作った英文は、日本語へ逐語訳して確認するのではなく、聞き手が同じ場面を想像できるかで見直します。主語や比較対象が足りなければ補い、強すぎる語なら中立的な基本語へ戻します。この確認を繰り返すと、「無性に=特定の一語」という暗記から離れ、状況に応じて英語を組み立てられるようになります。
まとめ
何かをしたい日常的な衝動は really feel like、食べ物などへの強い欲求は crave、楽しみでたまらない気持ちは be dying to が自然です。 迷ったら、日本語をさらに簡単な言葉で説明し直し、その説明に合う英語を選んでください。英語のニュアンス表現を体系的に確認したい方は、日本語のニュアンスを英語で伝える表現集も参考にしてください。










