「押し戻す」は英語で?push back・press back・send backの違いと使い分け

押し戻すを英語でどう表すかを解説するアイキャッチ

「押し戻す」は英語で、いつでも一語に決まるわけではありません。まず覚えたいのはpush backですが、動作の形や結果によってpress backsend backを使い分けます。この記事では、日常会話・仕事・旅行で迷わないよう、目的語、前置詞、語順、簡単な言い換えまで整理します。

「押し戻す」の英語を先に整理

表現 中心イメージ 例文
push back 手や力で押して元の位置・後方へ戻す Push the drawer back in.
(引き出しを押し戻してください。)
press back 圧力をかけて相手や物を後退させる The firefighters pressed the crowd back.
(消防隊員は群衆を押し戻しました。)
send back 人や書類・商品を元の場所へ送り返す The manager sent the proposal back for revision.
(上司は修正のため提案書を差し戻しました。)

選ぶ基準は「日本語の文字」ではなく、実際の動きです。力を入れるのか、位置を変えるのか、結果としてどうなるのかを一つずつ確認すると自然な動詞が見つかります。

しゅみすけ(大山俊輔)

「押し戻す」を一語で探し続けるより、まず動きと結果を日本語で言い直してみましょう。それだけで英語の候補がかなり絞れます。

push back:手や力で押して元の位置・後方へ戻す

push backは、手や力で押して元の位置・後方へ戻すです。「押し戻す」という日本語の一部だけを機械的に訳すのではなく、何を、どの方向へ、どんな力加減で動かすかを考えて選びます。

Push the drawer back in.
(引き出しを押し戻してください。)

この文では目的語と動作の結果が明確です。会話では短く言えますが、仕事の説明や手順書では対象・移動先・理由まで補うと伝達ミスを防げます。

press back:圧力をかけて相手や物を後退させる

press backは、圧力をかけて相手や物を後退させるです。「押し戻す」という日本語の一部だけを機械的に訳すのではなく、何を、どの方向へ、どんな力加減で動かすかを考えて選びます。

The firefighters pressed the crowd back.
(消防隊員は群衆を押し戻しました。)

この文では目的語と動作の結果が明確です。会話では短く言えますが、仕事の説明や手順書では対象・移動先・理由まで補うと伝達ミスを防げます。

send back:人や書類・商品を元の場所へ送り返す

send backは、人や書類・商品を元の場所へ送り返すです。「押し戻す」という日本語の一部だけを機械的に訳すのではなく、何を、どの方向へ、どんな力加減で動かすかを考えて選びます。

The manager sent the proposal back for revision.
(上司は修正のため提案書を差し戻しました。)

この文では目的語と動作の結果が明確です。会話では短く言えますが、仕事の説明や手順書では対象・移動先・理由まで補うと伝達ミスを防げます。

押し戻すの英語表現3つの使い分け比較図

場面別の使い分け

  • ボタンを元へ押し戻す
    Push the button back into place.
    (ボタンを元へ押し戻すという場面で使える自然な文です。)
  • 波に押し戻される
    The waves pushed us back.
    (波に押し戻されるという場面で使える自然な文です。)
  • 書類を修正のため戻す
    We sent the document back for changes.
    (書類を修正のため戻すという場面で使える自然な文です。)

日常会話では短く具体的に

家の中や友人との会話では、難しい語よりも、相手が今見ている物を目的語に置いた短い文が自然です。命令文なら主語を省略できますが、乱暴に聞こえそうな場面ではPleaseCould you …?を添えます。

Could you push it back for me?
(それを押し戻すようにしてもらえますか。)

仕事では対象・理由・期限を補う

業務連絡では「何をどうするか」だけでなく、「どこへ」「なぜ」「いつまでに」も重要です。動詞だけを強くするより、目的語や前置詞句を足すほうが正確になります。手順書では同じ動詞を一貫して使うと、読み手が作業を追いやすくなります。

目的語・語順・前置詞

よく一緒に使う目的語はdrawer、door、crowd、attack、documentなどです。基本語順は「主語+動詞+目的語」。移動先や方向が必要なら、その後ろに前置詞句を置きます。

push A back into B、press A back、send A back to+人/for+理由

代名詞の位置にも注意しましょう。句動詞ではpush it backのように代名詞を動詞と副詞の間へ置く型があります。一方、look inside itのように前置詞の目的語になる型もあります。丸暗記せず、insideやintoの後ろに場所が来ているかを確認してください。

自動詞と他動詞をどう考える?

「誰かが何かを押し戻す」なら目的語を取る他動詞の形が中心です。一方、対象そのものが動くことを述べるときは、自動詞表現や受け身が必要になる場合があります。日本語では主語を省けますが、英語では「動かす側」と「動く物」を区別します。

I push back the object. は自分が動作を行う形、The object was moved. は物が動かされた結果を述べる形です。主語を決めてから動詞を選ぶと、自動詞・他動詞の取り違えが減ります。

日本人が間違えやすいポイント

仕事の「差し戻す」は物理的に押すわけではないためsend backが自然です。またpush backは句動詞として「延期する」「反対する」の意味にもなるので、目的語と文脈を明確にします。

もう一つの注意は、日本語の「する」をそのままdoに置き換えないことです。doは万能ではありません。具体的な動作が見えているときは、基本動詞と方向を組み合わせたほうが伝わります。

中学英語で言い換える「しゅみすけ式」

専門的な動詞が思い出せなくても問題ありません。動作を「どこからどこへ」「何がどうなる」に分け、基本動詞で説明します。

  • Push it to where it was.
    (動作を簡単な英語で説明しています。)
  • I returned it because it needed changes.
    (目的や結果を二つ目の文で補えます。)

コツは、完璧な一語を探して黙ってしまわないこと。put、move、take、hold、make、goなどを使い、必要なら二文に分けます。相手は文脈から動きを理解できます。

しゅみすけ(大山俊輔)

難しい単語が出てこないときは、「何を」「どこへ」「どうしたいか」の三つを言えば大丈夫です。短い基本文のほうが、かえって誤解なく伝わることもあります。

フォーマル・カジュアルの違い

今回の三表現は会話でも文章でも使えますが、くだけた響きや力強さには差があります。仕事では感情的・乱暴に聞こえる語を避け、必要に応じてcarefully、gently、temporarily、for revisionなどを足しましょう。日常会話では短い句動詞が自然でも、報告書では目的と結果を明示した表現が好まれます。

関連表現も一緒に確認

今回の表現とつながる語感や句動詞は、こちらの関連記事でも例文つきで確認できます。似た語を横に並べ、対象と結果の違いを見ると記憶に残りやすくなります。

よくある質問

最初に一つだけ覚えるなら?

まずはpush backを基本候補にしてください。ただし、場面の中心が「圧力をかけて相手や物を後退させる」ならpress back、「人や書類・商品を元の場所へ送り返す」ならsend backが適切です。

前置詞まで暗記する必要はありますか?

単語単体より、push A back into B、press A back、send A back to+人/for+理由のような短いかたまりで覚えるのがおすすめです。方向や到着点が必要な動作では、前置詞が意味の一部になります。

会話中に動詞が出てこないときは?

Push it to where it was. のように、基本動詞で動きを説明してください。正確な専門語より、短くても最後まで言い切ることが大切です。

使い分けを定着させるミニ練習

最後に、同じ「押し戻す」でも場面が変われば動詞が変わることを確認しましょう。次の三つを声に出し、目的語と方向まで一息で言う練習をすると、実際の会話で選びやすくなります。

  1. push the tray back into place
    動作の基本形を使った文です。
  2. press the attackers back
    二つ目の表現が合う場面です。
  3. send the form back for correction
    結果やニュアンスを詳しく示す文です。

日本語だけを見て訳すのではなく、頭の中で短い動画を再生するつもりで考えてください。「どの手で」「中へか外へか」「力は強いか」「何が残るか」を確認し、英語の動詞と前置詞をセットで選びます。自分の日常にある物へ目的語を入れ替えると、暗記した例文ではなく、自分で使える表現になります。

まとめ

「押し戻す」は、基本のpush back、圧力をかけて相手や物を後退させるときのpress back、人や書類・商品を元の場所へ送り返すときのsend backを使い分けます。主語、目的語、方向、結果を確認すれば、直訳から離れて自然な英語を選べます。迷ったら基本動詞で動作を説明し、あとから場所や理由を足しましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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