
日本語の「またぐ」は、対象や動きによって英語が変わります。コード・溝・自転車・境界・期間・地域などを同じ一語で表そうとすると、英語では不自然になることがあります。
先に結論を整理すると、歩いて越えるなら step over、両側に脚を置くなら straddle、抽象的な範囲なら spanのが基本です。この記事では、日常生活・家事・仕事で使える例文とともに、自動詞・他動詞、目的語、前置詞、似た表現との違いまで解説します。
| 表現 | 中心的な使い方 |
|---|---|
| step over | 片足ずつ上げて低い物を越える |
| straddle | 物を両脚の間に置く、または両側に位置する |
| span | 橋・期間・計画などが二つの地点や範囲にまたがる |
Contents
step overを使う場面
step over は「片足ずつ上げて低い物を越える」ときに使います。「またぐ」という日本語だけで決めず、話し手が見ている動き・対象・結果を確認することが大切です。
- Please step over the cable.
ケーブルをまたいでください。 - Can you do it carefully?
それを注意して動かしてもらえますか?
step over を単語だけで暗記するより、よく一緒に使う目的語や方向語を含む短い文で覚えると、会話中に再現しやすくなります。
straddleを使う場面
straddle は「物を両脚の間に置く、または両側に位置する」ときに使います。「またぐ」という日本語だけで決めず、話し手が見ている動き・対象・結果を確認することが大切です。
- He straddled the bicycle.
彼は自転車にまたがりました。 - That expression fit the situation.
彼女はその場面でこの表現に合う動きをしました。
straddle を単語だけで暗記するより、よく一緒に使う目的語や方向語を含む短い文で覚えると、会話中に再現しやすくなります。
spanを使う場面
span は「橋・期間・計画などが二つの地点や範囲にまたがる」ときに使います。「またぐ」という日本語だけで決めず、話し手が見ている動き・対象・結果を確認することが大切です。
- The project spans three years.
その計画は3年間にまたがります。 - That expression fit the situation.
彼女はその場面でこの表現に合う動きをしました。
span を単語だけで暗記するより、よく一緒に使う目的語や方向語を含む短い文で覚えると、会話中に再現しやすくなります。
しゅみすけ(大山俊輔)

3つの表現を選ぶ判断手順
最初に対象を見ます。次に、手・道具・体のどこを使うのか、最後に、単に動作をしたのか、完全に移動・変化させたのかを確認します。英語では、この違いが動詞や方向語に現れます。
物理的な動作を伝えるとき
目の前で起きた動作なら、短い主語+動詞+目的語から始めます。必要なら場所、方向、道具を後ろに加えます。長い日本語を一度に訳さず、見える順番で組み立てるのが自然です。
抽象的な意味で使うとき
日本語では同じ「またぐ」でも、気持ち・時間・範囲・情報などを対象にすると英語が変わる場合があります。物理動作の英語をそのまま機械的に当てはめず、その場面で実際に起きている変化を表す動詞を選びます。
自動詞・他動詞と目的語
今回の中心表現には、目的語を直接置く他動詞型と、方向・場所を前置詞や副詞で続ける型があります。「誰が何をどうしたか」を省略せず、動詞と目的語のまとまりで覚えましょう。
| 確認点 | 考え方 |
|---|---|
| 対象 | コード・溝・自転車・境界・期間・地域など |
| 方向 | in・out・over・under・apartなどで補う |
| 結果 | 完全に動いたか、途中の動作かを区別する |
日常会話・仕事で使える追加例文
- I did it slowly so nothing would break.
壊れないよう、ゆっくり行いました。 - Could you show me how to do it?
やり方を見せてもらえますか? - Please make sure it is in the right position.
正しい位置にあることを確認してください。 - I tried again and it worked.
もう一度試したら、うまくいきました。 - Be careful not to hurt your hand.
手を傷めないよう注意してください。 - We need to finish this before the meeting.
会議前にこれを終える必要があります。
日本人が間違えやすいポイント
日本語の一語に英語を固定しない
辞書で最初に見つかった語が、すべての場面で使えるとは限りません。歩いて越えるなら step over、両側に脚を置くなら straddle、抽象的な範囲なら spanと整理し、対象との組み合わせで選びます。
方向語を落とさない
英語では in、out、over、under、apart などが動きの完成方向を示します。動詞だけでは意味が足りない場合があるため、例文全体で覚えてください。
結果まで必要かを確認する
動作を始めただけなのか、目的の位置まで動かしたのかによって表現が変わります。相手に必要な情報が結果なら、最後の状態を表す一文も加えましょう。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
専門的な動詞が出てこなくても、基本動詞の take、put、move、go、get と、方向を表す in、out、over、under、back を組み合わせれば説明できます。
- Lift your foot and go over it.
足を上げてその上を越えてください。 - The plan continues for three years.
その計画は3年間続きます。 - I moved it with my hand.
手でそれを動かしました。 - It was outside after I did that.
そうしたあと、それは外側にありました。
一文でぴったり訳そうとせず、「何をしたか」「その結果どうなったか」の二文に分けると、知っている英語だけでも状況が伝わります。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連する英語表現
コードにつまずく英語表現も、対象や方向を見て動詞を選ぶ練習に役立ちます。似た英語を比べるときは、日本語訳ではなく実際の場面を比べてください。
FAQ
最初に覚えるべき表現はどれですか?
step over を基本候補にし、対象や動きが変わるときに straddle、span を使い分けると整理しやすくなります。
複数の表現が使えることはありますか?
あります。同じ動作でも、方法に注目するか、方向に注目するか、結果に注目するかで表現が変わります。ただし、まったく同じ意味ではないため文脈を確認します。
会話で迷ったらどうすればよいですか?
動作を止めず、put it in、take it out、move it over のような基本表現で先に伝えてください。そのあとに理由や結果を短く足せば十分です。
まとめ
- step over:片足ずつ上げて低い物を越える
- straddle:物を両脚の間に置く、または両側に位置する
- span:橋・期間・計画などが二つの地点や範囲にまたがる
「またぐ」は、対象・動き・方向・結果を見て英語を選びます。まず step over を軸にし、場面に応じて straddle と span を使い分けましょう。単語が出ないときも、基本動詞と方向語で説明すれば会話を続けられます。
場面を見て「またぐ」の英語を選ぶ練習
実際の会話では、日本語の見出しを思い浮かべてから英訳するより、目の前の場面を短く観察するほうが速く表現を選べます。次の三つを順番に確認してください。
- 対象は何か――人、道具、衣類、容器、感情、時間など、動かす対象を具体的にします。
- どの方向へ動くか――内側、外側、上、下、反対側など、完成方向を見ます。
- どのように終わるか――少し動かすだけか、完全に取り出す・入れる・越えるのかを確認します。
短い描写から始める
たとえば、相手が状況を知らないときは、最初に I moved it. と動作を伝え、次に It is outside now. のように結果を加えます。正確な一語を探して沈黙するより、二つの簡単な文で映像を共有するほうが会話は進みます。
- First, I moved it with my hand.
まず、手でそれを動かしました。 - Then I put it in the right place.
それから、正しい場所へ置きました。 - Now it is ready to use.
これで使える状態です。
この練習をすると、「またぐ」に対応する専門語を忘れたときも、動作・方向・結果の順に説明できるようになります。
声に出して使い分けを確認する
最後に、「またぐ」が必要になる具体的な場面を一つ思い浮かべ、主語と対象を入れ替えて三回声に出してみましょう。自分・家族・同僚を主語にすると、単なる知識ではなく自分の会話として定着します。過去の出来事なら過去形、今している動作なら進行形、相手への依頼なら Could you …? を使います。動詞だけでなく、対象と方向を含む一文として練習することがポイントです。










