
「突き出す」は英語で、いつでも一語に決まるわけではありません。まず覚えたいのはstick outですが、動作の形や結果によってhold out、thrust forwardを使い分けます。この記事では、日常会話・仕事・旅行で迷わないよう、目的語、前置詞、語順、簡単な言い換えまで整理します。
Contents
「突き出す」の英語を先に整理
| 表現 | 中心イメージ | 例文 |
|---|---|---|
| stick out | 体の一部や物が外へ出ている、または外へ出す | Don’t stick your head out of the window. (窓から頭を突き出さないでください。) |
| hold out | 相手が受け取れるよう手や物を前へ差し出す | She held out her hand for the ticket. (彼女は切符を受け取るため手を差し出しました。) |
| thrust forward | 勢いや意志を込めて急に前へ突き出す | He thrust the microphone forward. (彼はマイクを勢いよく前へ突き出しました。) |
選ぶ基準は「日本語の文字」ではなく、実際の動きです。力を入れるのか、位置を変えるのか、結果としてどうなるのかを一つずつ確認すると自然な動詞が見つかります。
しゅみすけ(大山俊輔)
stick out:体の一部や物が外へ出ている、または外へ出す
stick outは、体の一部や物が外へ出ている、または外へ出すです。「突き出す」という日本語の一部だけを機械的に訳すのではなく、何を、どの方向へ、どんな力加減で動かすかを考えて選びます。
Don’t stick your head out of the window.
(窓から頭を突き出さないでください。)
この文では目的語と動作の結果が明確です。会話では短く言えますが、仕事の説明や手順書では対象・移動先・理由まで補うと伝達ミスを防げます。
hold out:相手が受け取れるよう手や物を前へ差し出す
hold outは、相手が受け取れるよう手や物を前へ差し出すです。「突き出す」という日本語の一部だけを機械的に訳すのではなく、何を、どの方向へ、どんな力加減で動かすかを考えて選びます。
She held out her hand for the ticket.
(彼女は切符を受け取るため手を差し出しました。)
この文では目的語と動作の結果が明確です。会話では短く言えますが、仕事の説明や手順書では対象・移動先・理由まで補うと伝達ミスを防げます。
thrust forward:勢いや意志を込めて急に前へ突き出す
thrust forwardは、勢いや意志を込めて急に前へ突き出すです。「突き出す」という日本語の一部だけを機械的に訳すのではなく、何を、どの方向へ、どんな力加減で動かすかを考えて選びます。
He thrust the microphone forward.
(彼はマイクを勢いよく前へ突き出しました。)
この文では目的語と動作の結果が明確です。会話では短く言えますが、仕事の説明や手順書では対象・移動先・理由まで補うと伝達ミスを防げます。

場面別の使い分け
- 舌を突き出す
The child stuck out his tongue.
(舌を突き出すという場面で使える自然な文です。) - 書類を相手に差し出す
She held the document out to me.
(書類を相手に差し出すという場面で使える自然な文です。) - 拳を前へ突き出す
He thrust his fist forward.
(拳を前へ突き出すという場面で使える自然な文です。)
日常会話では短く具体的に
家の中や友人との会話では、難しい語よりも、相手が今見ている物を目的語に置いた短い文が自然です。命令文なら主語を省略できますが、乱暴に聞こえそうな場面ではPleaseやCould you …?を添えます。
Could you stick it out for me?
(それを突き出すようにしてもらえますか。)
仕事では対象・理由・期限を補う
業務連絡では「何をどうするか」だけでなく、「どこへ」「なぜ」「いつまでに」も重要です。動詞だけを強くするより、目的語や前置詞句を足すほうが正確になります。手順書では同じ動詞を一貫して使うと、読み手が作業を追いやすくなります。
目的語・語順・前置詞
よく一緒に使う目的語はhead、tongue、hand、document、microphoneなどです。基本語順は「主語+動詞+目的語」。移動先や方向が必要なら、その後ろに前置詞句を置きます。
stick A out of B、hold A out to+人、thrust A forward/toward+人
代名詞の位置にも注意しましょう。句動詞ではpush it backのように代名詞を動詞と副詞の間へ置く型があります。一方、look inside itのように前置詞の目的語になる型もあります。丸暗記せず、insideやintoの後ろに場所が来ているかを確認してください。
自動詞と他動詞をどう考える?
「誰かが何かを突き出す」なら目的語を取る他動詞の形が中心です。一方、対象そのものが動くことを述べるときは、自動詞表現や受け身が必要になる場合があります。日本語では主語を省けますが、英語では「動かす側」と「動く物」を区別します。
I stick out the object. は自分が動作を行う形、The object was moved. は物が動かされた結果を述べる形です。主語を決めてから動詞を選ぶと、自動詞・他動詞の取り違えが減ります。
日本人が間違えやすいポイント
stick outは「出ている状態」にも「出す動作」にも使えます。相手への丁寧な差し出しにthrustを使うと攻撃的に響くので、hold outまたはhandを選びます。
もう一つの注意は、日本語の「する」をそのままdoに置き換えないことです。doは万能ではありません。具体的な動作が見えているときは、基本動詞と方向を組み合わせたほうが伝わります。
中学英語で言い換える「しゅみすけ式」
専門的な動詞が思い出せなくても問題ありません。動作を「どこからどこへ」「何がどうなる」に分け、基本動詞で説明します。
- Put your hand out in front of you.
(動作を簡単な英語で説明しています。) - Move it forward quickly.
(目的や結果を二つ目の文で補えます。)
コツは、完璧な一語を探して黙ってしまわないこと。put、move、take、hold、make、goなどを使い、必要なら二文に分けます。相手は文脈から動きを理解できます。
しゅみすけ(大山俊輔)
フォーマル・カジュアルの違い
今回の三表現は会話でも文章でも使えますが、くだけた響きや力強さには差があります。仕事では感情的・乱暴に聞こえる語を避け、必要に応じてcarefully、gently、temporarily、for revisionなどを足しましょう。日常会話では短い句動詞が自然でも、報告書では目的と結果を明示した表現が好まれます。
関連表現も一緒に確認
今回の表現とつながる語感や句動詞は、こちらの関連記事でも例文つきで確認できます。似た語を横に並べ、対象と結果の違いを見ると記憶に残りやすくなります。
よくある質問
最初に一つだけ覚えるなら?
まずはstick outを基本候補にしてください。ただし、場面の中心が「相手が受け取れるよう手や物を前へ差し出す」ならhold out、「勢いや意志を込めて急に前へ突き出す」ならthrust forwardが適切です。
前置詞まで暗記する必要はありますか?
単語単体より、stick A out of B、hold A out to+人、thrust A forward/toward+人のような短いかたまりで覚えるのがおすすめです。方向や到着点が必要な動作では、前置詞が意味の一部になります。
会話中に動詞が出てこないときは?
Put your hand out in front of you. のように、基本動詞で動きを説明してください。正確な専門語より、短くても最後まで言い切ることが大切です。
使い分けを定着させるミニ練習
最後に、同じ「突き出す」でも場面が変われば動詞が変わることを確認しましょう。次の三つを声に出し、目的語と方向まで一息で言う練習をすると、実際の会話で選びやすくなります。
- stick your arm out of the window
動作の基本形を使った文です。 - hold out your ticket to the clerk
二つ目の表現が合う場面です。 - thrust the pole forward
結果やニュアンスを詳しく示す文です。
日本語だけを見て訳すのではなく、頭の中で短い動画を再生するつもりで考えてください。「どの手で」「中へか外へか」「力は強いか」「何が残るか」を確認し、英語の動詞と前置詞をセットで選びます。自分の日常にある物へ目的語を入れ替えると、暗記した例文ではなく、自分で使える表現になります。
まとめ
「突き出す」は、基本のstick out、相手が受け取れるよう手や物を前へ差し出すときのhold out、勢いや意志を込めて急に前へ突き出すときのthrust forwardを使い分けます。主語、目的語、方向、結果を確認すれば、直訳から離れて自然な英語を選べます。迷ったら基本動詞で動作を説明し、あとから場所や理由を足しましょう。










