
「両手を重ねる」は、場面に応じてplace one hand on top of the other、stack your hands、rest one hand on the otherなどで表します。日本語では同じ一言でも、英語は「どこへ動かすか」「力や勢いがあるか」「動いた状態を保つのか」まで動詞に反映させるのが自然です。
先に短く結論を言うと、片方の手をもう片方の上に置くならplace one hand on top of the other、両手を層のように重ねるならstack your hands、力を抜いて片方の手をもう片方に預けるならrest one hand on the otherが目安です。以下で、実際の会話や運動指示にそのまま使える形に整理します。
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「両手を重ねる」の最も自然な英語
place one hand on top of the other
place one hand on top of the otherは、片方の手をもう片方の上に置くときの中心表現です。命令文では主語youを省き、動詞から始めます。相手の体を動かす指示では、対象となる部位や物を目的語として直後に置くと誤解がありません。
stack your hands
stack your handsは、両手を層のように重ねる場合に向きます。一見似ていても、動作の始点、終点、継続のどこへ注目するかが最初の表現とは異なります。映像が見えない電話やオンライン指導では、とくに方向や状態を補うと安全です。
rest one hand on the other
rest one hand on the otherは、力を抜いて片方の手をもう片方に預けるニュアンスを含みます。日常会話では少し説明的に聞こえることもありますが、運動、介助、撮影、作業手順など、正確さを優先する場面では便利です。
しゅみすけ(大山俊輔)

場面別の使い分け
日常会話で動きを頼む
日常では、短い命令文にpleaseを添えるより、Could you …? やCan you …? にすると柔らかく頼めます。たとえば Could you place one hand on top of the other? の形なら、家族や友人にも押しつけがましく聞こえにくくなります。今すぐ行う簡単な指示なら、Pleaseを付けず、穏やかな声で動詞から始めても自然です。
運動・ストレッチ・レッスン
インストラクターの指示では、右・左、回数、速さ、到達点を加えます。slowly、gently、slightly、as far as you canなどを最後に置くと、動作の質まで伝えられます。ただし痛みを我慢させる表現は避け、Stop if it hurts.(痛ければやめてください)も組み合わせましょう。
仕事・撮影・介助
仕事では、何のための動作かを短く補うと丁寧です。for the photo、so I can check it、to keep it steadyのような目的表現を使います。介助ではMay I help you? と先に確認し、相手の体へ触れる前に動作を説明するのが適切です。
語順・目的語・前置詞のポイント
基本語順は動詞+目的語+方向・場所です。目的語にはyour hand、your finger、your leg、your heel、your hips、your upper bodyなどを置きます。right / leftは通常、right hand、left legのように体の部位の直前に置きます。
方向を示すback、forward、out、downは前置詞なしで副詞として使えることがあります。一方、床や横方向などの基準を示すときはon the floor、to the floor、to the side、at the hipsのような前置詞句が必要です。動いた結果を保つならkeep、変化の過程ならmove、lower、extendなど、動詞自体も合わせて選びます。
自動詞と他動詞
lean、bend、moveは目的語なしで本人の動きを表すことができます。たとえばLean forward.は「前へ傾いて」です。body partを目的語に取る形もありますが、動詞によって自然さが異なります。extend、press、hold、placeは通常「何を」を明示する他動詞として使い、目的語を落とすと情報不足になりやすい点に注意してください。
自然な例文
- Place one hand on top of the other.
片方の手をもう片方の上に置いてください。 - Stack your hands in the center.
中央で両手を重ねてください。 - Rest one hand on the other in your lap.
膝の上で両手を重ねて休ませてください。 - Put your right hand over your left.
右手を左手の上に重ねてください。
否定の指示はDon’t+動詞で作れますが、Don’t move.だけでは何を止めるか曖昧です。Don’t lift your heel. や Don’t twist your back. のように、避けてほしい動作を具体的に言うと親切です。
日本人が間違えやすいポイント
日本語の「する・つける・倒す」を一語に固定しない
日本語の見出しだけを見て英単語を一つ暗記すると、別の場面で不自然になります。英語では、話し手が見ているのが動作、到達、維持、結果のどれかで表現が変わります。まず自分が相手にしてほしい動きを一枚の写真ではなく短い動画として思い浮かべると選びやすくなります。
body partには所有格を付ける
英語では通常、handやlegだけでなくyour hand、your legのように所有格を付けます。日本語では「あなたの」を省けるため忘れがちですが、命令文でも所有格は必要です。左右を指定するならyour right handの順です。
強い命令に聞こえない工夫
レッスンでは動詞から始める命令文が標準ですが、初対面の相手への依頼はCould you …? が無難です。命令文そのものが失礼なのではなく、関係、声の調子、緊急性で印象が変わります。安全上すぐ動いてほしいときは短い形を優先します。
難しい英語が出ないときの「しゅみすけ式」
専用動詞が思い出せなくても、put、move、keepと方向語を使えば十分通じます。動作名を当てようとせず、最初の位置、動かす方向、最後の状態を順に説明してください。一文が長くなりそうなら二文に分けます。
- Put one hand on the other.
片方の手をもう片方に置いてください。 - Put both hands together, one on top.
両手を一方が上になるよう合わせてください。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連表現
体の動作を英語で伝える表現をまとめて確認したい方は、身振り・ジェスチャーの英語表現も参考にしてください。姿勢やバランスの説明では、「重心を移す」の英語表現も一緒に覚えると動きを組み立てやすくなります。
まとめ
「両手を重ねる」は一語に固定せず、基本はplace one hand on top of the other、場面に応じてstack your hands、rest one hand on the otherを使い分けます。方向、継続、力の有無を見れば選択しやすくなります。迷ったときはput、move、keepを使い、動作を二段階で説明すれば会話を止めずに伝えられます。










