
「しばらく」は、一定時間なら for a while、ある状態がやや長く続いているなら for some time、今後しばらく〜しないなら not for a while が基本です。「しばらくぶり」は別の形を使い、It’s been a while. と表します。
日本語の「しばらく」を英語一語へ固定すると、時間の長さ、話し手の視点、フォーマル度がずれることがあります。まず「何を基準にしばらくと言っているのか」を分けると、自然な表現を選べます。
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「しばらく」の英語表現を比較
| 英語 | 中心の意味 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| for a while | 一定時間 | 日常の待機・滞在・休憩 |
| for some time | ある程度長い期間 | 継続中の状態・やや書き言葉 |
| not for a while | 当分〜ない | 次回まで間が空く予定 |
しゅみすけ(大山俊輔)
for a while:一定時間
日常会話で最も使いやすい表現です。時間の長さは文脈次第で、数分から数週間まで幅があります。動作の後ろへ置くのが基本です。
- Please wait here for a while.
しばらくここでお待ちください。 - I stayed with my sister for a while.
しばらく姉の家に滞在しました。 - Let’s rest for a while.
しばらく休みましょう。
for some time:ある程度長い期間
for a while より長め、または期間をぼかして落ち着いて述べる響きがあります。現在完了形ともよく結びつきます。
- I’ve known about the problem for some time.
私はしばらく前からその問題を知っています。 - She has been working from home for some time.
彼女はしばらく在宅勤務を続けています。 - The store had been empty for some time.
その店舗はしばらく空いていました。
not for a while:当分〜ない
否定と組み合わせ、近い将来には起こらないことを表します。単に少し待つ意味とは方向が逆なので注意します。
- I won’t travel again for a while.
しばらく旅行はしません。 - We may not see him for a while.
しばらく彼には会えないかもしれません。 - This road won’t reopen for a while.
この道路はしばらく再開しません。

日常会話と仕事での使い分け
会話では for a while が自然です。仕事で待機時間や停止期間を伝える場合、しばらくという曖昧さだけでは判断できません。for the next two hours、until further notice、for the time being のように期限や条件を補います。
- Could you hold for a moment?
電話で「しばらくお待ちください」と言うなら、短時間なので a moment が自然です。 - The service will be unavailable for the next few hours.
サービスは今後数時間利用できません。 - We haven’t talked in a while.
私たちはしばらく話していません。
語順と文の作り方
for a while と for some time は期間を表すため、動詞の後ろに置くのが基本です。現在完了と使えば過去から現在までの継続、過去形と使えば過去の一定期間を表します。It’s been a while since we met. の since の後ろには過去形を置きます。
副詞・副詞句は位置によって焦点が変わります。文頭では文全体への判断や場面設定を示しやすく、文中では動詞・形容詞との結びつきが強くなり、文末では時間・状況の補足として読みやすくなります。実際に声へ出すときは、最初に主語と動詞で骨格を作り、その後で必要な情報を足しましょう。
日本人が間違えやすいポイント
1.a little timeとの混同
a little time は「少しの時間がある」という量の話です。Stay for a while. のような一定期間とは使い方が異なります。
2.whileの前置詞を落とす
期間なら通常 for a while です。× I stayed a while も口語では見かけますが、学習段階では for を入れると安定します。
3.「しばらくぶり」をfor a whileだけで言う
再会の挨拶は It’s been a while. や Long time no see. を使います。
難しい英語が出ないときの「しゅみすけ式」
表現が出ないときは、何分・何日くらいなのか、または「今はまだしない」と説明します。
- Please wait here. It may take ten minutes.
ここでお待ちください。10分ほどかかるかもしれません。 - I stayed there for two weeks.
私はそこに2週間滞在しました。 - I will not do it again soon.
私はしばらくそれを再びしません。
しゅみすけ(大山俊輔)
場面別に練習してみよう
日常・家庭
We sat by the beach for a while.
私たちはしばらく海辺に座っていました。
仕事・連絡
The system has been unstable for some time.
システムはしばらく不安定な状態が続いています。
旅行・学習
I won’t be back here for a while.
私はしばらくここへ戻ってきません。
似た表現を選ぶチェックリスト
- 短い休憩や滞在なら for a while か。
- 過去から長めに続くなら for some time か。
- 近い将来は起こらないなら not for a while か。
- 聞き手に必要な時間・条件・比較対象が伝わるか。
- 難しい語より、短い基本文のほうが自然ではないか。
関連表現
日本語独特の副詞・状態表現をさらに比較したい方は、日本語のニュアンス表現を英語で伝える記事もあわせてご覧ください。単語の置き換えではなく、場面と話し手の意図から英語を選ぶ方法を整理しています。
まとめ
一定時間の「しばらく」は for a while、やや長い継続は for some time、今後当分〜ないなら not for a while が基本です。再会の「しばらくぶり」は It’s been a while. と別の文型で表します。
迷ったときは、日本語の一語を完全に再現しようとせず、時間・条件・結果を短い英語で補ってください。伝えたい事実が明確なら、やさしい単語でも十分に自然な会話になります。










