「袖をまくる」は英語で?roll up・push up one’s sleevesの違い

「袖をまくる」の英語表現と使い分け

「袖をまくる」は英語で、まず roll up one’s sleeves と表せます。ただし、動作そのもの、仕上がった状態、動かす方向によって push up one’s sleeves、turn up one’s cuffs、roll one’s sleeves back などを使い分けます。身支度、買い物、旅行、仕事でそのまま使えるよう、語順と自然な例文を整理します。

先に結論

袖を折り返しながらまくるなら roll up one’s sleeves。袖を腕の上へ押し上げるなら push up one’s sleeves。袖口を一折りするなら turn up one’s cuffs。

「袖をまくる」の基本表現

roll up one’s sleeves が基本です。辞書の one’s は主語に合わせて my、your、his、her、our、their に変えます。服や身体に関する英語では、誰の持ち物・身体かを所有格で明示するのが自然です。

表現 使う場面
roll up one’s sleeves 最も一般的な動作
push up one’s sleeves 袖を折り返しながらまくるなら roll up one’s sleeves
turn up one’s cuffs 袖を腕の上へ押し上げるなら push up one’s sleeves
roll one’s sleeves back 袖口を一折りするなら turn up one’s cuffs

しゅみすけ(大山俊輔)

服の動作は「上げる・下げる」を直訳するより、閉じるのか、開くのか、折るのかを考えると自然な英語を選べます。

表現ごとの違い

roll up one’s sleeves:袖を折り返しながらまくるなら roll up one’s sleeves

袖を折り返しながらまくるなら roll up one’s sleeves。ゆっくりなら slowly、しっかりなら securely、完全に上までなら all the way を添えられます。会話では服の名前や動かす場所を具体的にすると伝わりやすくなります。

push up one’s sleeves:袖を腕の上へ押し上げるなら push up one’s sleeves

袖を腕の上へ押し上げるなら push up one’s sleeves。ゆっくりなら slowly、しっかりなら securely、完全に上までなら all the way を添えられます。会話では服の名前や動かす場所を具体的にすると伝わりやすくなります。

turn up one’s cuffs:袖口を一折りするなら turn up one’s cuffs

袖口を一折りするなら turn up one’s cuffs。ゆっくりなら slowly、しっかりなら securely、完全に上までなら all the way を添えられます。会話では服の名前や動かす場所を具体的にすると伝わりやすくなります。

「袖をまくる」の英語表現の違いを示す図解

語順・目的語・前置詞

基本語順は「主語+動詞+所有格+服・留め具」です。方向は up、down、in、out、over、through などで補います。動作を頼む命令文では主語を省きますが、your shirt、your sleeves のような所有格は残します。

  • Please do it slowly.
    ゆっくり行ってください。
  • Move it all the way up.
    一番上まで動かしてください。
  • Leave it like that.
    その状態にしておいてください。

一回の動作なら過去形、今しているなら進行形、普段の着こなしなら現在形を使います。「〜したまま」は leave+目的語+補語、「〜になった」は come+補語を使うと言いやすくなります。

場面別の例文

英語 日本語訳
He rolled up his sleeves before washing the dishes. 彼は皿を洗う前に袖をまくりました。
She pushed up her sleeves. 彼女は袖を腕の上へ押し上げました。
Roll your sleeves up to your elbows. 袖をひじまでまくってください。
I turned up my cuffs once. 袖口を一回折り返しました。
Let’s roll up our sleeves and get to work. さあ本腰を入れて仕事に取りかかりましょう。

家庭・身支度

  • He rolled up his sleeves before washing the dishes.
    彼は皿を洗う前に袖をまくりました。
  • She pushed up her sleeves.
    彼女は袖を腕の上へ押し上げました。
  • Roll your sleeves up to your elbows.
    袖をひじまでまくってください。
  • I turned up my cuffs once.
    袖口を一回折り返しました。
  • Let’s roll up our sleeves and get to work.
    さあ本腰を入れて仕事に取りかかりましょう。

買い物・旅行

試着室では Could you show me how to do this?(やり方を見せてもらえますか)、故障時には It won’t move.(動きません)、サイズ確認には It feels too tight here.(ここがきつく感じます)のように基本英語で説明できます。

  • Could you help me with this?
    これを手伝ってもらえますか。
  • Is it supposed to look like this?
    このような見た目で合っていますか。
  • It came undone while I was walking.
    歩いている間に外れてしまいました。

動作と状態を区別する

「袖をまくる」には、今まさに手を動かす意味と、すでにその状態で着ている意味があります。動作なら動詞を使い、状態なら be、wear、leave などと過去分詞・形容詞を組み合わせます。たとえば She did it. は動作、She wore it that way. は着こなしの状態です。

また、服装について相手へ指示するときは、命令形が強く聞こえることがあります。Could you …?You may want to …It might look neater if … を使うと柔らかく提案できます。

よくある間違い

日本語の「上げる」「下げる」「入れる」をそのまま raise、lower、put in に置き換えると、衣服の定番表現から外れることがあります。衣服では roll、button、zip、tuck のように、動かし方や仕上がりを含む専用動詞がよく使われます。

ただし専用動詞を忘れても、服の部分、動く方向、最終状態を基本動詞で説明すれば伝わります。one’s を実際の会話でそのまま読まないこと、単数・複数にも注意しましょう。

簡単な英語で言い換える「しゅみすけ式」

  • Move your sleeves up your arms.
    動く方向や場所を基本動詞で説明しています。
  • Fold your sleeves so they are shorter.
    結果としてどう見えるかを説明しています。
  • I want it to look like this.
    「このような見た目にしたいです」と完成形を示す言い換えです。

しゅみすけ(大山俊輔)

専用動詞が出ないときは、服のどの部分を、どの方向へ動かすかを二つの短い文で話しましょう。基本動詞だけでも十分伝わります。

会話例

A: Does this look right?
これで合っていますか。
B: Almost. Just adjust it a little.
ほぼ大丈夫です。少しだけ直してください。

A: I can’t do this.
これができません。
B: Let me help you.
手伝いますよ。

関連表現

「丸める」の英語表現も確認すると、近い動作や句動詞との違いが分かります。反対の動作とセットで覚えると、日常会話で使いやすくなります。

どこまで袖をまくるか・比喩表現の使い方

袖をまくる位置まで言うなら、roll up your sleeves to your elbows(ひじまで袖をまくる)、push your sleeves up to your forearms(前腕まで押し上げる)のように to を使います。左右両方なら複数形の sleeves、片方だけなら one sleevemy left sleeve です。

Roll up your sleeves before you wash the dishes.
皿を洗う前に袖をまくってね。

She pushed her sleeves up to keep them dry.
彼女は袖を濡らさないように押し上げました。

Let’s roll up our sleeves and get to work.
さあ、本腰を入れて仕事に取りかかりましょう。

roll up one’s sleeves には、実際に袖をまくる意味に加えて「気合いを入れて仕事に取りかかる」という比喩的な意味があります。会議やチームの場でよく使われます。一方、単に暑くて袖を上げるなら比喩ではありません。誤解を避けたいときは because it’s hotso they don’t get wet と理由を添えると明確です。

状況に合わせて頼み方を変える

料理や掃除で相手に袖をまくってほしいとき、命令形だけでは強く聞こえることがあります。家族なら Roll up your sleeves so they don’t get wet.、職場や店なら Could you roll your sleeves up, please? とすれば柔らかい頼み方になります。句動詞では roll your sleeves up のように目的語を間に置く語順も自然です。

途中までまくるなら a little、高くまくるなら higher を使い、Could you roll them up a little higher?(もう少し高くまくってくれる?)と表せます。左右がそろっていないときは One sleeve is higher than the other. と状態を説明できます。

比喩の roll up our sleeves は、困難な作業を前に「本気で取りかかろう」と促す前向きな表現です。We have a lot to do, so let’s roll up our sleeves.(やることが多いので、本腰を入れましょう)のように使います。実際の服装の話か比喩かは、後ろに続く目的や状況から判断します。

まとめ

「袖をまくる」の基本は roll up one’s sleeves です。push up one’s sleeves、turn up one’s cuffs、roll one’s sleeves back は動かし方や状態が異なります。所有格、方向、動作と状態の違いを意識し、難しい動詞が出ないときは服の部分と完成形を基本英語で説明しましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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