
such thatは、「その結果〜するほど・〜となるような」を表す英語表現です。この記事では、最初に意味を簡潔に確認し、なぜその意味になるのか、語順、自然な例文、似た表現との違い、間違いやすい点まで順に解説します。最後には、表現が思い出せないときに基本語で伝える「でてこない時のしゅみすけ式」も紹介します。
前に述べた性質・程度・方法が、後ろの結果や条件につながることを示す表現です。日本語訳だけでなく、どんな場面で選ばれる表現かまで押さえましょう。
Contents
such thatの意味とニュアンス
前に述べた性質・程度・方法が、後ろの結果や条件につながることを示す表現。短い訳だけを見ると似た表現と同じに見えますが、英語では話し手の評価、文章の硬さ、前後の論理関係が異なります。まず中心的な働きを理解してから、自分が使う場面へ置き換えるのがおすすめです。
suchは「そのような」、thatは後続内容への橋渡し。二つを合わせ、前の状態が「そのようなものなので、結果として後ろが成り立つ」と捉えます。
しゅみすけ(大山俊輔)
なぜこの意味になる?イメージで理解
suchは「そのような」、thatは後続内容への橋渡し。二つを合わせ、前の状態が「そのようなものなので、結果として後ろが成り立つ」と捉えます。 これは学習用の捉え方であり、不確かな語源を断定するものではありません。実際の会話では表現全体を一つのチャンクとして覚えましょう。

語順・文法・よく使う形
名詞+be such that+文、または動詞を修飾してin such a way thatに近い働きをします。so+形容詞+that、such+名詞+thatとの語順の違いに注意します。
最初は定番の位置で短い文を作り、主語・時制・名詞を一つずつ入れ替えます。書き言葉ではカンマや大文字、会話では表現の前後に置く短い間も確認してください。一語ずつ組み立てるより、前後を含むまとまりで音読する方が自然なリズムを身につけられます。
such thatを使った自然な例文
- The damage was such that the store had to close.
被害がひどく、店は閉めざるを得ませんでした。 - The rules are such that everyone gets a fair chance.
規則は全員に公平な機会が与えられる仕組みです。 - Arrange the chairs such that everyone can see the screen.
全員が画面を見られるよう椅子を配置してください。 - Her schedule was such that we could not meet.
彼女の予定の都合で会えませんでした。 - The angle should be such that the light does not reflect.
光が反射しない角度にしてください。 - Is the risk such that we should cancel?
中止すべきほどのリスクですか。
例文は眺めるだけでなく、自分の予定、仕事、家族、買い物などに合わせて名詞を置き換えましょう。肯定文だけでなく、疑問文や過去形も練習すると、実際の会話で表現を取り出しやすくなります。
日常会話・仕事での使い方
日常会話
日常会話では短い骨格と組み合わせます。表現によっては文章的・正式な響きがあるため、親しい会話では簡単な言い換えの方が自然な場合もあります。相手との距離と、その場で必要な正確さを基準に選びましょう。
仕事・メール
仕事では、条件、評価、結果、手続きなどを簡潔に示せます。抽象的なまま終わらせず、日付、金額、担当、対象などの具体情報を続けると誤解を防げます。強い評価を含む表現は、事実と意見を分けて書くことも大切です。
人間関係
正しい表現でも、声の調子や文脈によって冷たく聞こえることがあります。疑問や反対を述べる場合は、まず相手の意図を確認し、I think、maybe、Could you explain…?などで柔らかさを加えましょう。
似た表現との違い
so…thatは形容詞・副詞の程度、such…thatは名詞を含むまとまり、be such thatは性質や条件を説明する硬めの構文です。
比較するときは「会話か文章か」「中立的な説明か評価か」「結果・条件・例外のどれを強調するか」を見ます。同じ日本語訳が付いていても、すべての文脈で交換できるわけではありません。
日本人が間違えやすいポイント
such thatを単なるbecauseの代わりにしません。前の性質と後ろの結果・条件の論理関係が必要です。
- 訳語だけで文中の位置を決める
- 前置詞や冠詞を自己流で変える
- 似た表現とフォーマル度を区別しない
- 長い日本語を一度に英訳しようとする
でてこない時のしゅみすけ式
such thatが出てこなくても会話は続けられます。難しい同義語を探すのではなく、意味を基本語の短い文に分けましょう。
- The situation was like this, so …
- It was so … that …
先に結論を言い、必要ならbecause、but、if、soで理由・条件・結果を加えます。この二段階を持っていれば、熟語を思い出せない場面でも意味を十分に伝えられます。
しゅみすけ(大山俊輔)
定着させる5段階練習
- 代表例文を一つ選び3回音読する
- 主語をI・we・sheに変える
- 現在・過去・未来へ時制を変える
- 自分の出来事へ名詞を置き換える
- 同じ意味を簡単な英語でも言う
翌日と一週間後にもう一度、場面だけを見て言えるか確認します。一度に多くの例文を暗記するより、同じ骨格を小さく変える方が語順とニュアンスを同時に身につけられます。
such thatを実際に選ぶ判断ポイント
前に述べた性質・程度・方法が、後ろの結果や条件につながることを示す表現。そのため、使う前に「相手は前提を共有しているか」「この場面は正式か」「自分は事実を説明したいのか、評価を加えたいのか」を確認します。表現が便利でも、基本語の方が明快なら、無理に熟語を使う必要はありません。
聞き取りでは一語ずつの音にこだわらず、前後の文から機能を予測します。条件を出しているのか、結果を述べているのか、評価を足しているのかが分かれば、弱く発音された部分があっても意味を回復できます。
FAQ
such thatは会話で使えますか?
使えます。ただし文章的・正式な表現は、場面によって簡単な言い換えの方が自然です。
どこに置きますか?
名詞+be such that+文、または動詞を修飾してin such a way thatに近い働きをします。so+形容詞+that、such+名詞+thatとの語順の違いに注意します。
似た表現へ置き換えられますか?
so…thatは形容詞・副詞の程度、such…thatは名詞を含むまとまり、be such thatは性質や条件を説明する硬めの構文です。
覚えられないときは?
The situation was like this, so … または It was so … that … と基本語で説明してください。
まとめ
such thatの中心は「その結果〜するほど・〜となるような」。前に述べた性質・程度・方法が、後ろの結果や条件につながることを示す表現という働きを理解し、代表例文を一つ自分用に書き換えるところから始めましょう。
such thatならではの補足
結果と条件のつながりを示すため、前半だけで意味が完結しません。前の性質が後ろの結果をどう生むか、矢印で結べるか確認しましょう。数学・規則・技術説明ではArrange X such that Yの形もよく使われます。
場面を変えて使う追加トレーニング
まず記事の代表例文を、①自分の日常、②仕事やメール、③過去の出来事の三場面へ書き換えます。主語や名詞だけでなく、相手との距離に合う硬さになっているかも確認してください。英熟語は意味が正しくても、場面に対して硬すぎたり強すぎたりすると自然には聞こえません。
次に、肯定文を疑問文・否定文へ変えます。疑問文では相手に何を確認したいか、否定文ではどの部分を否定しているかを意識します。語順が不安なときは、最初に主語+動詞の短い骨格を作り、その前後へ表現を追加すると崩れにくくなります。
聞き取り練習では、対象表現だけを待ち構えず、前後の論理を追います。結果、条件、例外、評価、手続きなど、その表現が文中で果たす役割を予測できれば、音が弱くなっても意味を取り戻せます。最後に、自分の声で例文を録音し、翌日に何も見ず言い直してください。
自然さを確認するチェックリスト
- 表現の前後に必要な主語と動詞があるか
- 前置詞・冠詞・所有格を定型どおり使っているか
- 会話と文章のフォーマル度が合っているか
- 相手を責めたり大げさにしたりする響きがないか
- 簡単な英語でも同じ意味を説明できるか
この五点を確認すると、暗記した表現を無理に当てはめる失敗が減ります。熟語を使うこと自体ではなく、相手に正確かつ自然に伝わることをゴールにしましょう。
自分の英語へ変える仕上げ練習
最後に、日本語訳を見て英作文するのではなく、実際の場面を一つ思い浮かべてください。誰と話しているか、何を伝えたいか、相手は何を知っているかを決めてから一文を作ります。場面が具体的になると、表現の位置や声の調子も自然に決まりやすくなります。
作った文は、熟語を使う形と基本語で説明する形の二通りで言います。片方だけを正解にせず、状況に応じて短い言い方と詳しい言い方を選べることが実践的な英語力です。話している途中で表現が出なくても、簡単な方へ切り替えれば会話は止まりません。
一週間後には、英語表現だけを見て意味を答えるのではなく、自分の例文を一つ言えるか確認しましょう。さらに、その例文を疑問文にして相手へ尋ねる練習をすると、受け身の知識から会話で使える表現へ変わります。
英熟語を体系的に探したい方は、英熟語・定型表現の総合ガイドもご覧ください。










