
「湯切りする」を英語で言おうとして、一語の直訳が見つからず困ったことはありませんか。日本語では短くまとまる家事・料理の表現でも、英語では動作、目的、結果のどこに注目するかで言い方が変わります。
最も一般的なのは drain です。麺やゆで野菜をざるにあげて水分を切る動作を表します。残った水滴を振って落とすなら shake off the water、動作を簡単に説明するなら use a colander が自然です。
この記事では、自然な使い分け、目的語と語順、会話とレシピでの違い、日本人が間違えやすい点、そして難しい語が出ないときの「しゅみすけ式」の言い換えまで、例文とともに整理します。
Contents
湯切りするを英語で言うと?まず結論
最も一般的なのは drain です。麺やゆで野菜をざるにあげて水分を切る動作を表します。残った水滴を振って落とすなら shake off the water、動作を簡単に説明するなら use a colander が自然です。
| 英語表現 | 中心になる意味 |
|---|---|
| drain | 麺・野菜などから液体を切る標準表現 |
| shake off the water | ざるなどを振り、残った水滴を落とす |
| use a colander | ざるを使うことを基本語で説明する |
大切なのは、日本語のラベルを英単語へ置き換えることではなく、「何を」「どんな方法で」「何のために」行うかを選ぶことです。今回の中心目的は、余分な湯や水を取り除き、次の調理や盛り付けへ進むことです。
「湯切りする」が表す場面を分けよう
パスタ、うどん、そば、ゆで野菜、缶詰の豆など、液体と食品を分ける場面で広く使えます。日本語の「湯切り」はお湯に注目しますが、英語の drain はお湯だけでなく水、油、汁にも使えるのがポイントです。
動作そのものを短く言う場合
drain を中心にすると、レシピや家事の指示を簡潔にできます。目的語には the pasta / the noodles / the vegetables / the potatoes など、実際に扱う物を置きます。
方法まで説明する場合
shake off the water のように方法を示せば、専用語を知らない相手にも伝わります。家庭での会話では、短い命令文だけでなく please や could you を使うと柔らかくなります。
結果・目的を伝える場合
動作名が出てこないときは、目的を先に伝える方法もあります。「余分な湯や水を取り除き、次の調理や盛り付けへ進むため」と説明すれば、相手は必要な作業を想像できます。
主要表現のニュアンスと使い方
drain:最も直接的な表現
この表現は、中心となる動作を短く正確に示したい場面で使います。料理本や製品ラベルでは、余分な主語を省いた命令形も一般的です。会話では I、we、you を補い、誰が作業するのかを明確にします。
shake off the water:方法が伝わる表現
この表現は、どのように作業するかを目に見える動きで伝えたい場面に向いています。聞き手が工程を知らない場合にも、目に見える動きを基本語で示せるのが利点です。
use a colander:別の視点から表す
この表現は、道具・結果・手順など、別の視点から作業を説明したい場面で使えます。ただし、どの表現が自然かは食材・道具・汚れの種類によって変わるため、目的語を省きすぎないようにしましょう。

目的語・前置詞・語順
drain は他動詞で食品を目的語にでき、drain the pasta の語順が基本です。drain the water from the pasta と水を目的語にする形も使えます。
レシピの命令形では主語 you が省略されますが、語順は通常の文と同じです。副詞 well、gently、briefly、thoroughly などを加えると、仕上がりや作業の程度まで伝えられます。
- 基本語順:動詞 + 目的語
- 方法を足す:with / under / over / from などを使う
- 目的を足す:to + 動詞、または so that + 文を使う
しゅみすけ(大山俊輔)
自然な例文
- Drain the pasta well before adding the sauce.
ソースを加える前にパスタをしっかり湯切りしてください。 - I drained the noodles in a colander.
ざるで麺を湯切りしました。 - Shake off the excess water gently.
余分な水を軽く振り落としてください。 - Let the potatoes drain for a minute.
じゃがいもの水気を1分ほど切ってください。 - Could you drain the spinach for me?
ほうれん草の水気を切ってもらえますか。 - The recipe says to drain and rinse the beans.
レシピには豆の水気を切ってすすぐとあります。
例文を覚えるときは、動詞だけでなく目的語と前置詞まで一まとまりにしましょう。自宅の食材や道具へ置き換えて声に出すと、実際の会話で使いやすくなります。
日常会話とレシピ・仕事での違い
家庭で頼むとき
Could you …? や Please … を使うと自然です。親しい相手には命令形も使えますが、声の調子によって強く聞こえるため注意しましょう。
レシピや作業手順で書くとき
手順書では動詞から始め、必要なら時間、量、道具、仕上がりの目安を続けます。一文に工程を詰め込まず、順番に分けると読み間違いを防げます。
店や職場で確認するとき
Should I …?、Do you want me to …?、Is this enough? などを使うと、方法や程度を確認できます。食品を扱う仕事では衛生・安全の条件も具体的に伝えます。
日本人が間違えやすいポイント
drain water the pasta とはしません。水を前に出すなら drain the water from the pasta と from が必要です。
また、日本語では目的語を省略しがちですが、英語では「何を」処理するのかがないと意味が曖昧になることがあります。最初の一文では対象を明示し、その後 it / them に置き換えると自然です。
フォーマル・カジュアルの違い
専門的な動詞はレシピや説明書で便利ですが、日常会話では基本語による説明も自然です。フォーマルな手順では数量や時間を正確にし、カジュアルな会話では a little、for a minute、until it looks clean のような目安がよく使われます。
しゅみすけ式:簡単な英語で言い換える
専用の英語表現を思い出せなくても、会話を止める必要はありません。次の順で組み立てます。
- 対象を言う
- put、use、wash、cut、take、make などの基本動詞で動きを言う
- 水・塩・包丁などの方法を足す
- 必要なら、目的や完成した状態を別の一文で言う
- Put the noodles in a colander and let the water run out.
麺をざるに入れて、水を流し出してください。 - Take the noodles out of the hot water. Remove as much water as you can.
麺をお湯から出してください。できるだけ水を取り除きます。
1文で完璧に言おうとせず、短い2文へ分けるのがコツです。相手に手順が伝われば、その表現は実用的な英語です。
しゅみすけ(大山俊輔)
発音と覚え方のコツ
単語だけを繰り返すのではなく、目的語を含む短いかたまりで練習します。自分がよく扱う物を入れて3回声に出し、その後で主語や時制を変えてみましょう。命令形、過去形、依頼文の3種類を作ると応用できます。
ミニ練習
記事で学んだ中心表現を使い、次の内容を英語にしてみましょう。
- 先にこの作業をしてください。
- 私は次の工程へ進む前に、この作業をしました。
- どの程度まで行えばよいですか。
- この方法で合っていますか。
正解は一つとは限りません。中心表現が出なければ、道具・動き・目的に分け、短い二つの文で説明してみてください。
関連表現も一緒に覚えよう
料理の下ごしらえ・切り方の英語一覧も確認すると、前後の工程や同じ場面で使う動詞をまとめて覚えられます。関連語は単語帳の順ではなく、実際の作業順に並べると定着しやすくなります。
使い分けの実践ポイント
パスタでは drain well のように水分を十分切る指示が多い一方、冷たい麺では rinse と drain を順に使います。缶詰なら drain the beans、保存液を残すなら reserve the liquid と言い分けます。ざるを振るときは shake the colander gently とすれば、動作の強さも伝わります。
会話では “Are the noodles drained?” と状態を確認することもできます。drained は「水気を切った状態」です。作業を頼む文、完了を報告する文、状態を確認する文を一組で覚えると、台所でのやり取りにすぐ応用できます。
まとめ
「湯切りする」は、中心となる drain に加え、方法を示す shake off the water、別の視点を示す use a colander を場面によって使い分けます。
専用語が出ないときは、基本動詞で動きを説明し、目的を次の文で伝えれば問題ありません。目的語・前置詞・作業の順番まで意識して、自分の暮らしの場面で使ってみてください。










