
「この道を安全にする」「仕組みをもっと安全にする」「利用者の安全を確保する」。日本語ではどれも「安全にする」と言えますが、英語では何を、どの状態まで変えるのかによって表現が分かれます。
最も基本的なのは make+目的語+safe です。すでにあるものを「今より安全にする」なら make+目的語+safer、組織や制度の文脈で「安全を確保する」なら ensure safety が自然です。
Contents
先に結論:「安全にする」の基本表現
| 英語 | 主な意味 | よく使う場面 |
|---|---|---|
| make A safe | Aを危険のない状態にする | 場所・製品・行動 |
| make A safer | Aを今より安全にする | 改善・比較 |
| ensure safety | 安全を確保する | 仕事・制度・公式説明 |
| keep A safe | Aを安全な状態に保つ/守る | 人・情報・持ち物 |
| secure A | Aを固定・保護して安全にする | 荷物・扉・場所 |
しゅみすけ(大山俊輔)
make A safe:危険をなくして安全な状態にする
make+目的語+形容詞の形です。目的語の後ろに safe を置きます。
- We need to make this area safe.
この場所を安全にする必要があります。 - How can we make the stairs safe for children?
どうすればこの階段を子どもにとって安全にできますか。 - I checked the door to make sure the room was safe.
部屋が安全な状態か確かめるため、ドアを確認しました。
make safe Aではなく、基本語順はmake A safeです。Aが代名詞なら make it safe と覚えると、そのまま会話で使えます。
make A safer:今よりもっと安全にする
safer は safe の比較級です。「今もある程度は安全だが、改善してもっと安全にする」という含みがあります。
- We added more lights to make the street safer.
通りをより安全にするため、照明を増やしました。 - This update makes online payments safer.
この更新により、オンライン決済がより安全になります。 - What can we do to make the workplace safer?
職場をもっと安全にするために何ができますか。
日本語ではどちらも「安全にする」ですが、ゼロから安全な状態に近づけるなら safe、改善を強調するなら safer が合います。

ensure safety:安全を確保する
ensure は「確実にする」という意味です。安全管理、規則、設備、業務手順など、やや公式な場面でよく使います。
- We conduct regular checks to ensure safety.
安全を確保するため、定期点検を行っています。 - The new rules are designed to ensure passenger safety.
新しい規則は乗客の安全を確保するためのものです。 - Please follow the instructions to ensure your safety.
安全のため、指示に従ってください。
ensure safe と形容詞だけを直後に置くより、ensure safety、ensure that … is safe の形が自然です。
keep A safe:「安全にする」より「安全に保つ・守る」
状態を変えるというより、危険から守り続ける場合は keep A safe が自然です。
- This app helps keep your data safe.
このアプリはデータを安全に保つのに役立ちます。 - I’ll keep your bag safe.
あなたのバッグは安全に預かっておきます。 - Text me when you get home so I know you’re safe.
無事だと分かるように、帰宅したら連絡してね。
secure:固定する・保護することで安全にする
secure は、物を固定したり、入口を閉めたり、場所を保護したりする具体的な動作に向きます。
- Please secure the boxes before we drive.
出発前に箱を動かないよう固定してください。 - We secured the door before leaving.
出かける前にドアをしっかり施錠しました。
日常・仕事で使える短い会話例
A: This path is too dark at night.
B: Let’s add some lights to make it safer.
A: この道は夜、暗すぎるね。
B: もっと安全にするため、照明を増やそう。
A: Why do we need another check?
B: We need it to ensure customer safety.
A: どうしてもう一度確認が必要なのですか。
B: お客様の安全を確保するためです。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本人が間違えやすい言い方
× make safe it
代名詞は形容詞の前です。make it safe と言います。
△ do it safely
これは「それを安全なやり方で行う」という意味です。「それ自体を安全な状態にする」とは異なります。
△ make security
通常、「安全にする」の意味では使いません。make it safe または ensure safety を使います。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
safe 以外の表現が出てこなくても、簡単な英語で十分伝えられます。
- We need to remove the danger.
危険をなくす必要があります。 - We don’t want anyone to get hurt.
誰にもけがをしてほしくありません。 - Let’s make sure everyone is okay.
全員が大丈夫なように確認しましょう。
少し説明的ですが、何を避けたいのかが明確に伝わります。難しい単語が出てこないときは、「避けたい結果」を短い文で説明するのがコツです。
FAQ
「より安全にする」は make it more safe でもいいですか?
意味は通じますが、通常は比較級の make it safer が自然です。
「安全にしてください」は英語で?
物や場所なら Please make it safe.。行動について「安全に気をつけて」なら Please be careful. や Stay safe. が自然です。
「安全になる」と「安全にする」はどう違いますか?
「安全になる」は主語自身の変化なので become safer などを使います。「安全にする」は誰かが目的語へ働きかけるので make A safe / safer が基本です。詳しくは「安全になる」は英語で?をご覧ください。
まとめ
「安全にする」の基本は make A safe です。改善なら make A safer、公式な安全確保なら ensure safety、守り続けるなら keep A safe、固定・保護なら secure A と使い分けます。
「○○にする」全体の文型と表現は、「○○にする」は英語で?make・keep・turn・set・put一覧にまとめています。









