
理由がはっきりしない不安、結果への心配、人前での緊張。日本語ではすべて「不安になる」と言えますが、英語は anxious、worried、nervous を使い分けます。
しゅみすけ(大山俊輔)
Contents
「不安になる」の英語を先に整理
| 英語 | 中心の意味 | よく使う場面 |
|---|---|---|
| feel anxious | 漠然と不安を感じる | 将来・状況 |
| become worried | 具体的に心配になる | 人・結果・遅れ |
| get nervous | 緊張して不安になる | 発表・面接・試験 |
| feel uneasy | なんとなく落ち着かない | 場所・話・雰囲気 |

落ち着かず不安になる:feel anxious
何か悪いことが起こりそうな、はっきりしない不安や継続的な心配に使います。
- I feel anxious about the future.
将来を考えると不安になります。 - She became anxious when he didn’t reply.
彼が返信しないので彼女は不安になりました。
about + 心配の対象、before + 出来事などを続けられます。
特定のことが心配になる:become worried
対象や理由が比較的はっきりしている心配に使います。
- I became worried about the delay.
遅れが心配になりました。 - His parents got worried when he was late.
彼が遅れて両親は不安になりました。
会話では get worried のほうが become worried より口語的です。
本番前に不安になる:get nervous
人に見られる場面や結果が出る直前の緊張に合います。
- I get nervous before presentations.
発表前は不安になります。 - She got nervous during the interview.
面接中、彼女は不安で緊張しました。
悪い出来事への心配というより、体もこわばる緊張感です。
違和感で不安になる:feel uneasy
明確な恐怖まではいかないものの、何かがおかしいと感じる不安です。
- I felt uneasy in the empty building.
空の建物で不安になりました。 - His explanation made me uneasy.
彼の説明を聞いて不安になりました。
anxious よりも、その場の違和感に焦点があることがあります。
「不安になる」でよくある間違い
anxious を excited の意味だけで使う
anxious to do は「切望する」の意味もありますが、feel anxious は通常不安です。
I feel anxious about the test.
nervous を長期的心配に使う
本番の緊張には nervous、将来への継続的な不安には anxious が自然です。
I’m anxious about the future.
worry と worried の形を混同する
動詞 worry、形容詞 worried を区別します。
I worry about it. / I’m worried about it.
しゅみすけ(大山俊輔)
時制と副詞で変化を詳しく表す
今まさに変化しているなら be getting / be becoming、変化が起きた結果なら has become を使います。少しずつなら gradually、急になら suddenly、以前より大きく変わったなら much や noticeably を添えると、変化の度合いまで伝えられます。
- I’m gradually becoming more anxious.
徐々に不安になっています。 - He suddenly got nervous.
彼は急に不安で緊張しました。 - We’ve become increasingly worried.
私たちはますます不安になっています。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
中心表現が出てこないときは、変化の原因や結果を身近な単語で説明します。「前より〜」「今は〜できない」「〜について考えている」のような基本文型だけでも、十分に同じ内容を届けられます。
- I keep thinking something may go wrong.
何か問題が起こるかもと考え続けています。 - I can’t relax.
落ち着けません。 - I don’t know what will happen.
何が起こるか分かりません。 - My heart beats faster before the test.
試験前は心拍が速くなります。
悪いことが起こるかも、落ち着けない、先が分からない、と不安の中身を言えば伝わります。
しゅみすけ(大山俊輔)
ミニ会話で使ってみよう
A: Are you okay about tomorrow?
A:明日のこと大丈夫?
B: I’m starting to feel anxious.
B:だんだん不安になってきた。
A: Do presentations bother you?
A:発表は苦手?
B: Yes, I get nervous every time.
B:うん、毎回不安で緊張する。
ニュアンスをもう一段深く理解する
anxious は内側に続く不安、worried は対象のある心配、nervous は本番前の緊張、uneasy は違和感です。強い不安が長く続き生活に影響する場合は、単なる英語表現の問題ではなく、適切な専門家へ相談することも大切です。
直訳の一語を探すより、誰のどんな状態が、何をきっかけにどう変わったかを整理することが大切です。英語では主語と変化の結果を具体的にすると、短い基本表現でも日本語以上に正確なニュアンスを伝えられます。
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「不安になる」を自分の会話で使うための確認ポイント
get と become はどう選ぶ?
get は日常会話でよく使われ、変化が身近で動きのある響きになります。become は少し整った表現で、説明文や変化の結果を客観的に述べる場面にも向いています。ただし、すべての表現を機械的に置き換えられるわけではありません。まずはこの記事の中心表現 feel anxious を一つのまとまりとして覚え、慣れてから別の形へ広げましょう。
「だんだん」「急に」「以前より」を加える
日本語の「なる」には変化が含まれますが、英語では変化の進み方を副詞や比較表現で明示できます。gradually(徐々に)、suddenly(急に)、more than before(以前より)、not as … as before(以前ほど〜ではない)を使うと、暗記した例文を自分の状況に合わせやすくなります。
- It is gradually changing.
それは徐々に変化しています。 - It suddenly became different.
それは急に違う状態になりました。 - It is more noticeable than before.
以前より変化がはっきりしています。
原因を伝えるなら make を使う
「AによってBが不安になる」という因果関係は、make + 目的語 + 形容詞 や make + 目的語 + 動詞 で表せる場合があります。難しい変化動詞を思い出せなくても、This made it change.(これによって変わりました)を土台にし、何がどう変わったかを続ければ会話をつなげられます。
自分で英文を作る3ステップ
- 何が不安になるのか、主語を一つ決める。
- 物理的な変化か、感情・評価・状況の変化かを決める。
- 中心表現を選び、必要なら理由や以前との比較を一つ加える。
たとえば、まず短い現在形を作り、次に because…、when…、than before のどれかを加えます。一度に長い文を作ろうとせず、「変化」「理由」「比較」を一つずつ足すと、文法ミスを減らしながら具体的に話せます。
仕上げのセルフチェック
- 日本語の「不安になる」を一語で直訳しようとしていないか。
- 何が変化したのか、主語が明確になっているか。
- 変化の途中なのか、すでに変化した結果なのか。
- 相手や繊細な話題に配慮した言い方になっているか。
この4点を確認すれば、辞書で最初に見つけた単語をそのまま当てはめるのではなく、場面に合う英語を選べます。中心表現を覚えることと、基本語で言い換える力を両方持っておくことが、実際の会話でいちばん強い準備になります。
まとめ
「不安になる」は、漠然とした不安なら feel anxious、具体的な心配なら become worried、緊張なら get nervous、違和感なら feel uneasy が自然です。









