
返信がなくて心配になる、状況を見て懸念を持つ、だんだん心配が強くなる。「心配になる」は心配の始まり、客観的懸念、感情の強まりで表現を分けます。
しゅみすけ(大山俊輔)
Contents
「心配になる」の英語を先に整理
| 英語 | 中心の意味 | よく使う場面 |
|---|---|---|
| start to worry | 心配し始める | 遅れ・連絡・結果 |
| become concerned | 懸念を持つ | 問題・傾向・安全 |
| get worried | 心配な気持ちが強くなる | 身近な人・結果 |
| wonder if | 〜ではないかと気にする | 控えめな心配 |

心配が始まる:start to worry
それまで平気だった人が、ある時点から心配し始める変化を明確に表します。
- I started to worry when she didn’t call.
彼女から電話がなくて心配になりました。 - Don’t start worrying yet.
まだ心配にならないで。
start worrying も同じように使えます。
状況を見て心配になる:become concerned
感情的に取り乱すより、問題を認識して懸念を持つ少し硬めの表現です。
- Doctors became concerned about his condition.
医師たちは彼の状態を心配し始めました。 - We are becoming concerned about costs.
私たちは費用を心配するようになっています。
仕事、報道、公式説明でもよく使われます。
だんだん心配になる:get worried
日常会話で感情的な心配の変化を伝える自然な表現です。
- I get worried when you’re late.
あなたが遅いと心配になります。 - She got worried about the test results.
彼女は検査結果が心配になりました。
about + 対象、when + 状況で理由を続けます。
遠回しに心配を表す:wonder if
強い心配という語を使わず、可能性を考えている形で柔らかく示せます。
- I wonder if he’s okay.
彼は大丈夫かなと心配です。 - I’m beginning to wonder if we have enough time.
時間が足りるかなと心配になってきました。
相手を責めずに懸念を伝えたいときにも便利です。
「心配になる」でよくある間違い
be worry と言う
worry は動詞、worried は形容詞です。
I worry. / I’m worried.
concerned を冷たい意味だと思う
concerned は配慮を含む心配にも、客観的な懸念にも使えます。
I’m concerned about your health.
心配の対象に for だけを使う
通常は worried about + 物事、worried for + 人の安全です。
I’m worried about the result. / I’m worried for him.
しゅみすけ(大山俊輔)
時制と副詞で変化を詳しく表す
今まさに変化しているなら be getting / be becoming、変化が起きた結果なら has become を使います。少しずつなら gradually、急になら suddenly、以前より大きく変わったなら much や noticeably を添えると、変化の度合いまで伝えられます。
- I’m starting to get worried.
だんだん心配になってきました。 - They became increasingly concerned.
彼らはますます心配になりました。 - She was suddenly worried about him.
彼女は急に彼が心配になりました。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
中心表現が出てこないときは、変化の原因や結果を身近な単語で説明します。「前より〜」「今は〜できない」「〜について考えている」のような基本文型だけでも、十分に同じ内容を届けられます。
- I keep thinking about the problem.
その問題をずっと考えています。 - I want to know if she is okay.
彼女が大丈夫か知りたいです。 - He is late, and that is not normal.
彼は遅れていて、普段と違います。 - I hope nothing is wrong.
何も問題がないことを願います。
大丈夫か知りたい、普段と違う、問題がないと願う、と説明すれば worry がなくても心配が伝わります。
しゅみすけ(大山俊輔)
ミニ会話で使ってみよう
A: She hasn’t replied yet.
A:まだ彼女から返信がない。
B: I’m starting to worry.
B:心配になってきたよ。
A: How do you feel about the new data?
A:新しいデータをどう思う?
B: I’m becoming concerned.
B:心配になってきてる。
ニュアンスをもう一段深く理解する
worry は個人的な感情、concern は問題を認識した懸念として使いやすい語です。心配している相手に Don’t worry. とすぐ言うより、I understand why you’re worried. と気持ちを認めるほうが自然な場面もあります。
直訳の一語を探すより、誰のどんな状態が、何をきっかけにどう変わったかを整理することが大切です。英語では主語と変化の結果を具体的にすると、短い基本表現でも日本語以上に正確なニュアンスを伝えられます。
関連する「○○になる」の英語
「心配になる」を自分の会話で使うための確認ポイント
get と become はどう選ぶ?
get は日常会話でよく使われ、変化が身近で動きのある響きになります。become は少し整った表現で、説明文や変化の結果を客観的に述べる場面にも向いています。ただし、すべての表現を機械的に置き換えられるわけではありません。まずはこの記事の中心表現 start to worry を一つのまとまりとして覚え、慣れてから別の形へ広げましょう。
「だんだん」「急に」「以前より」を加える
日本語の「なる」には変化が含まれますが、英語では変化の進み方を副詞や比較表現で明示できます。gradually(徐々に)、suddenly(急に)、more than before(以前より)、not as … as before(以前ほど〜ではない)を使うと、暗記した例文を自分の状況に合わせやすくなります。
- It is gradually changing.
それは徐々に変化しています。 - It suddenly became different.
それは急に違う状態になりました。 - It is more noticeable than before.
以前より変化がはっきりしています。
原因を伝えるなら make を使う
「AによってBが心配になる」という因果関係は、make + 目的語 + 形容詞 や make + 目的語 + 動詞 で表せる場合があります。難しい変化動詞を思い出せなくても、This made it change.(これによって変わりました)を土台にし、何がどう変わったかを続ければ会話をつなげられます。
自分で英文を作る3ステップ
- 何が心配になるのか、主語を一つ決める。
- 物理的な変化か、感情・評価・状況の変化かを決める。
- 中心表現を選び、必要なら理由や以前との比較を一つ加える。
たとえば、まず短い現在形を作り、次に because…、when…、than before のどれかを加えます。一度に長い文を作ろうとせず、「変化」「理由」「比較」を一つずつ足すと、文法ミスを減らしながら具体的に話せます。
仕上げのセルフチェック
- 日本語の「心配になる」を一語で直訳しようとしていないか。
- 何が変化したのか、主語が明確になっているか。
- 変化の途中なのか、すでに変化した結果なのか。
- 相手や繊細な話題に配慮した言い方になっているか。
この4点を確認すれば、辞書で最初に見つけた単語をそのまま当てはめるのではなく、場面に合う英語を選べます。中心表現を覚えることと、基本語で言い換える力を両方持っておくことが、実際の会話でいちばん強い準備になります。
まとめ
「心配になる」は、心配の開始なら start to worry、少し客観的な懸念なら become concerned、感情の強まりなら get worried、控えめに示すなら wonder if が自然です。









