「複雑になる」は英語で?become more complicated・grow more complex・get tangledの違い

become more complicated・grow more complex・get tangled

状況が複雑になる、仕組みが複雑になる、人間関係がこじれる、説明が分かりにくくなる。英語では complicated、complex、tangled、make things harder を使い分けます。

しゅみすけ(大山俊輔)

問題がややこしくなるなら complicated、構造の多層化は complex、関係や糸のもつれは tangled や。

「複雑になる」の英語を先に整理

英語 意味 対象
become more complicated ややこしくなる 状況・手続き・問題
grow more complex 構造が多層化する 制度・技術・生態系
get tangled もつれて複雑になる 糸・関係・話
make things harder 結果として難しくする 規則・変更・条件

become more complicated・grow more complex・get tangled

状況が複雑になる:become more complicated

要因が増え、解決や理解が以前より難しくなる変化です。

  • The situation became more complicated.
    状況が複雑になりました。
  • Things get complicated when money is involved.
    お金が絡むと話が複雑になります。
  • The process has become too complicated.
    手続きが複雑になりすぎました。

問題の扱いにくさや面倒さを含むことが多い語です。

仕組みが複雑になる:grow more complex

多くの要素が関係し、構造として高度・複雑になる変化です。

  • The system grew more complex over time.
    仕組みは時間とともに複雑になりました。
  • The network is becoming increasingly complex.
    ネットワークはますます複雑になっています。
  • As the business grows, its needs become more complex.
    事業が成長するとニーズも複雑になります。

complex は必ずしも悪い意味ではなく、精巧さを表すこともあります。

関係や話がこじれる:get tangled

物理的なもつれから、人間関係や説明が絡み合う比喩まで使えます。

  • The cables got tangled.
    ケーブルが絡まって複雑になりました。
  • Their relationship became tangled.
    二人の関係が複雑になりました。
  • The story gets tangled near the end.
    物語は終盤で複雑になります。

整理しにくい絡まりのイメージがあります。

分かりにくく不便になる:make things harder

complicated が出なくても、基本語だけで複雑化の結果を伝えられます。

  • The new rule made things harder.
    新しい規則で状況が複雑になりました。
  • Adding another step makes the process harder.
    手順を増やすと工程が複雑になります。
  • This explanation makes it harder to understand.
    この説明で理解が複雑になります。

誰にとって何が難しいかを加えると具体的です。

「複雑になる」でよくある間違い

complex と complicated を完全に同じにする

complex は構造の多層性、complicated は扱いにくさを強く感じさせます。

a complex system / a complicated problem

more complicated の代わりに complicater とする

complicated は more で比較級を作ります。

more complicated

人間関係に difficult だけを使う

意味は通じますが、絡み合いなら complicated / tangled が具体的です。

It’s a complicated relationship.

しゅみすけ(大山俊輔)

要素が多いだけか、解決が面倒か、関係がもつれたか。この3つを分ければええで。

時制と副詞で変化を詳しく表す

変化の途中には be getting / be becoming、変化後の状態には has become を使えます。gradually、suddenly、increasingly、noticeably などを添えると、変化の速さや程度も伝わります。

  • The process is gradually becoming more complicated.
    工程が徐々に複雑になっています。
  • The system has grown noticeably more complex.
    仕組みは明らかに複雑になりました。
  • Their relationship suddenly became tangled.
    二人の関係は急に複雑になりました。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

中心表現を知らなくても、以前との比較や、できること・できないことを基本語で説明すれば大丈夫です。

  • There are more steps now.
    今は手順が増えています。
  • More people are involved now.
    今は関係者が増えています。
  • It is harder to understand than before.
    以前より理解するのが難しいです。
  • One problem is connected to another.
    一つの問題が別の問題とつながっています。

手順が多い、人が増えた、理解しにくい、問題同士がつながっていると説明すれば、複雑さの中身が見えます。

しゅみすけ(大山俊輔)

complicated が出てこんでも more steps、more people で十分や。むしろ何が増えたかが相手に伝わるで。

ミニ会話で確認しよう

A: Why is the application taking so long?
A:なぜ申請に時間がかかるの?
B: The process has become more complicated.
B:手続きが複雑になったから。

A: Is the system easy to manage?
A:仕組みは管理しやすい?
B: Not anymore. It’s grown more complex.
B:今は違う。複雑になったよ。

もう一段深いニュアンス

complicated は問題としてのややこしさ、complex は多くの要素からなる構造、tangled はもつれです。簡単な仕組みが高度化しただけなら complex、不要な手順で扱いにくくなったなら complicated が合います。

日本語の一語をそのまま置き換えるのではなく、何がどう変化したかを主語と結果に分けると、基本語だけでも自然で具体的な英語になります。

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「複雑になる」を自分の会話で使うための確認ポイント

get と become はどう選ぶ?

get は日常会話でよく使われ、変化が身近で動きのある響きになります。become は少し整った表現で、説明文や変化の結果を客観的に述べる場面にも向いています。ただし、すべての表現を機械的に置き換えられるわけではありません。まずはこの記事の中心表現 become more complicated を一つのまとまりとして覚え、慣れてから別の形へ広げましょう。

「だんだん」「急に」「以前より」を加える

日本語の「なる」には変化が含まれますが、英語では変化の進み方を副詞や比較表現で明示できます。gradually(徐々に)、suddenly(急に)、more than before(以前より)、not as … as before(以前ほど〜ではない)を使うと、暗記した例文を自分の状況に合わせやすくなります。

  • It is gradually changing.
    それは徐々に変化しています。
  • It suddenly became different.
    それは急に違う状態になりました。
  • It is more noticeable than before.
    以前より変化がはっきりしています。

原因を伝えるなら make を使う

「AによってBが複雑になる」という因果関係は、make + 目的語 + 形容詞make + 目的語 + 動詞 で表せる場合があります。難しい変化動詞を思い出せなくても、This made it change.(これによって変わりました)を土台にし、何がどう変わったかを続ければ会話をつなげられます。

自分で英文を作る3ステップ

  1. 何が複雑になるのか、主語を一つ決める。
  2. 物理的な変化か、感情・評価・状況の変化かを決める。
  3. 中心表現を選び、必要なら理由や以前との比較を一つ加える。

たとえば、まず短い現在形を作り、次に because…when…than before のどれかを加えます。一度に長い文を作ろうとせず、「変化」「理由」「比較」を一つずつ足すと、文法ミスを減らしながら具体的に話せます。

仕上げのセルフチェック

  • 日本語の「複雑になる」を一語で直訳しようとしていないか。
  • 何が変化したのか、主語が明確になっているか。
  • 変化の途中なのか、すでに変化した結果なのか。
  • 相手や繊細な話題に配慮した言い方になっているか。

この4点を確認すれば、辞書で最初に見つけた単語をそのまま当てはめるのではなく、場面に合う英語を選べます。中心表現を覚えることと、基本語で言い換える力を両方持っておくことが、実際の会話でいちばん強い準備になります。

まとめ

「複雑になる」は、扱いにくい状況なら become more complicated、構造なら grow more complex、関係や糸のもつれなら get tangled、基本語なら make things harder が自然です。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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