「邪魔される」は英語で?interrupt・disturb・get in the wayの違い

「邪魔される」は英語で?interrupt・disturb・get in the wayの違い

仕事中に話しかけられた、睡眠を物音に乱された、計画の進行を誰かに妨げられた――日本語では、どれも「邪魔された」と言えます。しかし英語では、何がどのように妨げられたかによって表現が変わります。

会話や作業を途中で止めるなら interrupt、集中や休息を乱すなら disturb、人や物が進行の妨げになるなら get in the way が基本です。このほか、行動を難しくする prevent、仕事の進捗を遅らせる hold up などが自然な場面もあります。

「邪魔される」は英語で?先に結論

日本語の意味 基本の英語 中心イメージ
話・作業を途中で止められる be interrupted 流れがいったん切れる
集中・睡眠・平穏を乱される be disturbed 落ち着いた状態が乱れる
人・物が進行の邪魔になる get in the way 進む道に障害が入る
何かのために行動できない be prevented from … 行動そのものを阻止される
予定や進行を遅らされる be held up 前へ進めず時間を取られる

もっとも、日本語の受け身を必ず英語の受動態にする必要はありません。「電話に邪魔された」は I was interrupted by a phone call. と言えますが、「電話のせいで集中できなかった」と考えて I couldn’t focus because my phone kept ringing. と言うほうが、会話では簡単で自然なこともあります。

しゅみすけ(大山俊輔)

「邪魔された」をそのまま受動態にしようとする前に、「途中で止まったのか」「集中が乱れたのか」「できなくなったのか」を考えると、英語が選びやすくなります。

interrupt:話や行動を「途中で止める」

interrupt は、続いていた話・会議・作業・思考などの流れに割り込み、いったん止めることです。「中断させる」が中心なので、邪魔した時間が短くても使えます。

  • I was interrupted while I was speaking.
    話している途中で邪魔されました。
  • Sorry to interrupt, but I have a question.
    話の途中ですみませんが、質問があります。
  • We were interrupted by a fire alarm.
    火災報知器で中断させられました。
  • My work was constantly interrupted by phone calls.
    電話で仕事を何度も中断させられました。
  • Don’t interrupt her while she’s presenting.
    彼女が発表している間は話を遮らないでください。

人を主語にした I was interrupted. は「私は話や作業を遮られた」、物事を主語にした The meeting was interrupted. は「会議が中断された」です。日本語ではどちらも「邪魔された」と言えますが、英語では何の流れが切れたのかを主語で明確にできます。

interruptとstopの違い

stop は単純に「止める」で、再開するかどうかを含みません。interrupt は、進行中のものへ割り込む感じがあり、一時的な中断を表しやすい語です。

  • The noise stopped me from sleeping.
    その騒音のせいで眠れませんでした。
  • The noise interrupted my sleep.
    その騒音で睡眠を途中で邪魔されました。

前者は「眠ることができなかった」、後者は「眠っていたが途中で睡眠が乱れた」という違いがあります。

disturb:集中・睡眠・平穏を「乱す」

disturb は、人の集中、睡眠、休息、心の平穏など、落ち着いた状態を乱すときに使います。必ずしも完全に止めるとは限らず、「気が散った」「落ち着かなくなった」という幅があります。

  • I don’t want to be disturbed.
    邪魔されたくありません。
  • The music disturbed my concentration.
    音楽で集中を乱されました。
  • Did I disturb you?
    お邪魔でしたか。
  • We were disturbed by loud voices outside.
    外の大声に邪魔されました。
  • Please do not disturb the guests.
    お客様の邪魔をしないでください。
  • Nothing disturbed the peace of the village.
    村の静けさを乱すものは何もありませんでした。

ホテルのドアにある Do Not Disturb は「起こしたり、部屋に入ったりして休息を乱さないでください」という意味です。会話を遮ることだけに限らない点が、interruptとの大きな違いです。

disturbとbotherの違い

bother は「困らせる・わずらわせる・気に障る」という、本人が感じる迷惑や負担に焦点があります。disturb は集中や休息など、保たれていた状態が乱れることに焦点があります。

  • Does the noise bother you?
    その音、気になりますか。
  • The noise disturbed my sleep.
    その音で睡眠を邪魔されました。

「ちょっとお邪魔してもいいですか」は Am I bothering you? が会話的です。Am I disturbing you? も正しいですが、仕事や休息を中断していないかを尋ねる、やや丁寧な響きがあります。

get in the way:進行や目的の「妨げになる」

get in the way は、人や物が文字どおり、または比喩的に「進む道に入る」表現です。誰かが意図的に邪魔したとは限りません。感情、規則、古い習慣など、目に見えないものにも使えます。

  • Don’t get in my way.
    私の邪魔をしないで。
  • Fear got in the way of my decision.
    恐れが邪魔をして決断できませんでした。
  • Nothing will get in the way of our plan.
    何があっても私たちの計画は邪魔されません。
  • His pride gets in the way of honest communication.
    彼のプライドが率直な意思疎通の邪魔になっています。
  • The boxes are in the way.
    その箱が邪魔です。

be in the way は「すでに邪魔な位置・状態にある」、get in the way は「邪魔になる・進行を妨げる」です。人に強く言う Don’t get in my way. は「私のやることを妨害しないで」という対立的な響きもあるため、日常では使う相手に注意しましょう。

interrupt・disturb・get in the wayで表す「邪魔される」の違い

「邪魔されてできなかった」はpreventやstopが自然

「邪魔された」結果、ある行動ができなかったことを強調するなら、prevent A from doing または stop A from doing が便利です。

  • The rain prevented us from leaving.
    雨に邪魔されて、私たちは出発できませんでした。
  • A technical problem prevented me from joining the meeting.
    技術的な問題のせいで会議に参加できませんでした。
  • The noise stopped me from concentrating.
    騒音に邪魔されて集中できませんでした。
  • Don’t let one mistake stop you from trying again.
    一度の失敗に邪魔されて、再挑戦を諦めないでください。

prevent はやや書き言葉・仕事向きで、「実行を阻止した」という結果が明確です。stop は日常会話で使いやすく、形はどちらも A from -ing です。日本語の「邪魔される」を直訳せず、「~のせいで…できない」と組み直す発想です。

遅らされたならbe held up

交通、長引く会議、手続きなどに邪魔され、予定より遅れた場合は be held up が自然です。

  • I was held up in traffic.
    渋滞に邪魔されて遅れました。
  • We were held up by a last-minute problem.
    直前の問題で進行が遅れました。
  • Sorry I’m late. I got held up at work.
    遅れてごめんなさい。仕事が長引きました。

ここでの「邪魔」は、集中を乱すdisturbではなく、目的地や次の予定へ進むのを遅らせる意味です。

文型と語順:誰が何を邪魔したのか

1. be interrupted by+原因

We were interrupted by a phone call. のように、具体的な割り込みの原因をbyの後ろに置きます。原因が重要でなければ We were interrupted. だけでも十分です。

2. disturb+人/状態

The noise disturbed me. のほか、disturb my sleep / concentration / peace のように乱された状態を目的語にできます。

3. get in the way of+名詞・動名詞

Work got in the way of our plans. のように、of の後ろへ邪魔された対象を置きます。「~すること」なら動名詞です。

  • My schedule got in the way of seeing her.
    予定が邪魔で彼女に会えませんでした。
  • Don’t let perfection get in the way of making progress.
    完璧主義に邪魔されて前進できなくならないで。

4. prevent/stop+人+from -ing

The injury prevented him from playing. のように、「人が~するのを妨げる」の順です。prevent him to play とはしません。

日常・仕事・恋愛で使える例文

日常生活

  • I kept getting interrupted while cooking.
    料理中、何度も邪魔されました。
  • My nap was disturbed by construction noise.
    工事の音で昼寝を邪魔されました。
  • Sorry, am I in your way?
    ごめん、邪魔になっていますか。
  • I need an hour without interruptions.
    邪魔されない時間が1時間必要です。

仕事

  • Could we talk later? I don’t want to be interrupted right now.
    あとで話せますか。今は作業を中断されたくありません。
  • The presentation was interrupted by a connection problem.
    接続トラブルでプレゼンが中断されました。
  • Too many meetings are getting in the way of actual work.
    会議が多すぎて、本来の仕事の妨げになっています。
  • The approval process held up the project.
    承認手続きがプロジェクトを遅らせました。

恋愛・人間関係

  • I won’t let other people’s opinions get in the way of our relationship.
    他人の意見に私たちの関係を邪魔させません。
  • We were interrupted just as I was about to tell him how I felt.
    彼に気持ちを伝えようとした瞬間、邪魔が入りました。
  • I need some space. Please don’t disturb me tonight.
    少し一人になりたいです。今夜はそっとしておいてください。

短い会話例

A: Can I ask you something?
B: Sure. You’re not interrupting me.
A: ちょっと聞いてもいい?
B: もちろん。邪魔じゃないよ。

A: Why didn’t you finish the report?
B: I kept getting interrupted by calls.
A: どうして報告書が終わらなかったの?
B: 電話で何度も邪魔されたんだ。

A: Is anything getting in the way?
B: Yes. We still need the client’s approval.
A: 何か進行の妨げになっている?
B: はい。まだ顧客の承認が必要です。

日本人が間違えやすい言い方

× I was disturbed my work.

disturb を受動態にするなら I was disturbed while I was working.、仕事そのものを目的語にするなら The noise disturbed my work. とします。ただし後者より、The noise made it hard to work. のほうが日常的です。

× He interrupted to me.

interrupt は他動詞なので、He interrupted me. と直接目的語を置きます。toは不要です。

× It prevented me to concentrate.

正しくは It prevented me from concentrating. です。preventの後ろは 人+from -ing と覚えましょう。

「邪魔された」=was botheredで固定しない

I was bothered. は「困った・不快だった・気になった」に寄りやすく、会議が中断された事実なら I was interrupted.、睡眠を乱されたなら My sleep was disturbed. が明確です。

この表現を知らなければ、どう言えばいい?

難しい語が出てこないときは、「何ができなかったか」を中学英語で説明できます。これが、しゅみすけ式の言い換えです。

言いたいこと 簡単な言い換え
電話に邪魔されて集中できなかった I couldn’t focus because my phone kept ringing.
話している途中で邪魔された Someone started talking while I was talking.
騒音で眠れなかった I couldn’t sleep because it was noisy.
会議のせいで仕事が進まない I can’t get my work done because of all the meetings.
その箱が邪魔 Can you move this box?

この言い換えは少し説明的ですが、原因と結果がはっきりするので誤解されにくい利点があります。「邪魔する」に対応する一語が分からなくても、I couldn’t … because … で十分伝えられます。

しゅみすけ(大山俊輔)

英単語が出てこないときは、「邪魔された」ではなく「何が起きて、何ができなかったか」を言ってみてください。簡単な英語でも、むしろ状況が具体的に伝わります。

よくある質問

Q. 「邪魔しないで」は英語で何と言いますか?

作業や会話を中断されたくないなら Don’t interrupt me.、一人にしてほしいなら Leave me alone.、進行を妨げてほしくないなら Don’t get in my way. です。最後の表現は強めです。丁寧に言うなら Could you give me a few minutes?(数分、一人にしてもらえますか)が使えます。

Q. 「お邪魔してすみません」はSorry to disturb you.でいい?

はい。仕事中・休憩中の人へ声をかけるときに自然です。話の途中へ割り込むなら Sorry to interrupt. のほうが具体的です。

Q. 「邪魔が入った」はどう言いますか?

We were interrupted. が基本です。予定が狂ったなら Something came up.(急用ができた)、作業を妨げる問題が起きたなら Something got in the way. とも言えます。

Q. interruptは失礼な意味だけですか?

いいえ。停電やアラームなど、人以外も主語・原因になります。ただし人の発言を繰り返し遮る keep interrupting someone は、失礼な行為として受け取られます。

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まとめ

「邪魔される」は、英語では邪魔の種類を分けて表します。話や作業の流れを途中で止められたなら be interrupted、集中・睡眠・平穏を乱されたなら be disturbed、人や物が進行の妨げになるなら get in the way が基本です。

行動そのものができなかったなら be prevented from -ing、予定が遅れたなら be held up も候補になります。迷ったときは、I couldn’t focus because … のように「できなかったこと+原因」で言い換えれば、簡単な英語でも自然に伝えられます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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