「偏見がある/ない」は英語で?be biased・be prejudiced against・be open-mindedの違い

「偏見がある/ない」の英語表現

日本語の「偏見がある/ない」は、英語では一つの単語に固定できません。同じ日本語でも、人の気持ちを述べるのか、物や状況の性質を説明するのか、客観的な事実として伝えるのかによって、主語と表現が変わります。

先に結論:「偏見がある/ない」の基本表現

考え方や判断が一方へ偏っているなら be biased、特定の人や集団への否定的な先入観なら be prejudiced against、偏見を持たず新しい考えを受け入れるなら be open-minded が基本です。

  • be biased:最も基本となる場面
  • be prejudiced against:意味をもう少し限定する場面
  • be open-minded:別の主語・視点で表す場面

まず日本語の「ある/ない」を訳そうとせず、英語で誰や何を主語にするかを決めましょう。人の状態なら人を主語にし、状況の存在を示すなら there is、物の性質なら物を主語にすると、自然な語順が見えてきます。

しゅみすけ(大山俊輔)

「ある」を見た瞬間に there is と決めないことが大切です。何がどういう状態なのかを先に考えると、知っている英語でも自然に言えます。

主要表現の違いとニュアンス

be biased

be biased は判断・報道・データにも使える広い語です。 日本語では名詞で表していても、英語では人や物の状態を形容詞・動詞で言い切るほうが自然な場合があります。場面で最も伝えたい情報を主語の直後に置きます。

be prejudiced against

be prejudiced against は人種・年齢・性別など、特定の対象への不当な先入観を強く表します。 この表現は対象や後ろに続く形を確認することが重要です。前置詞の後ろに名詞を置くのか、to の後ろに動詞を置くのかを、短いかたまりで覚えましょう。

be open-minded

have a bias は名詞形で、無意識の傾向も含めて客観的に述べられます。 日本語の表面だけでなく、話し手が評価しているのか、事実を説明しているのかにも注意してください。強い表現は、相手への批判として響くことがあります。

比較表

表現 中心イメージ 向いている場面
be biased 基本的な状態 日常・仕事の幅広い場面
be prejudiced against 対象を限定 理由や対象を具体化するとき
be open-minded 別視点から説明 結果・評価・状況を述べるとき

「偏見がある/ない」の英語表現の使い分け

主語と語順で迷わないための考え方

日本語では主語を省いて「偏見がある/ない」と言えますが、英語では主語が必要です。自分の気持ちなら I、相手の性質なら you / he / she、物や方法なら it / this method、場全体なら the situation や there is を選びます。

否定形も機械的に no を置くのではなく、be動詞なら not、一般動詞なら do not、存在なら there is no / there are no と文型に合わせます。断定が強すぎるときは not really、not much、little、may not などで程度を調整できます。

日常・仕事で使える例文

英語 日本語
The article is biased. その記事は偏っています。
He is prejudiced against older workers. 彼は年配の労働者に偏見があります。
We all have unconscious biases. 私たちは皆、無意識の偏りを持っています。
She is open-minded about different cultures. 彼女は異文化に対して偏見がありません。
Try not to judge him too quickly. 彼をすぐに決めつけないでください。
The sample may be biased. その標本には偏りがあるかもしれません。

短い会話で確認

A: How do you feel about it?
B: The article is biased.
A: I see. Can you explain why?
B: Sure. Let me give you an example.

最初から長い英文を作る必要はありません。結論を一文で言い、その後に理由や例を一つ足せば、会話として十分に機能します。

日本人が間違えやすいポイント

  • 「ある」だからといって毎回 there is で始めない。
  • 日本語で省略されている主語を確認する。
  • 名詞を直訳するより、状態を表す形容詞や動詞を優先する。
  • 強い否定が必要でなければ、not really や not much で柔らかくする。
  • 前置詞と動名詞を一つのチャンクとして覚える。

しゅみすけ(大山俊輔)

ぴったりの表現を忘れても、意味を二つか三つの簡単な文に分ければ大丈夫です。難しい一語より、相手に伝わる短い英語を優先しましょう。

この表現が出てこなければ、どう言えばいい?

「偏見がある/ない」に対応する表現がすぐに出なくても、意味を具体的な行動・状態・結果へ分けると、中学英語で伝えられます。

  • He judges people before he knows them.
  • She listens to different opinions.
  • This report only shows one side.

しゅみすけ式では、日本語の名詞を英語の名詞へ置き換えることより、「誰が、何をする/どう感じる/どうなる」を作ることを優先します。be、have、know、want、say、feel、work、help など、すでに知っている基本語で十分です。簡単な言い換えは少し説明的でも、何を意味しているかが明確になる利点があります。

場面別の選び方

日常会話

自分の感覚を短く述べ、I think …、I feel …、I’m okay with … などを使います。相手を評価する内容では、断定を避けて sometimes や seem to を加えると柔らかくなります。

仕事

人そのものを批判せず、データ・提案・結果を主語にします。This plan …、The evidence …、There is … のように客観的な対象から始めると、建設的な説明になります。必要に応じて because や for example で根拠を一つ添えます。

人間関係

You are … と決めつけるより、I feel … when … や It seems … と自分の観察として伝えると安全です。肯定・否定の程度を調整し、相手が説明できる余地を残しましょう。

FAQ

there is を使ってはいけませんか?

状況の中に何かが存在することを伝えるなら使えます。ただし、人の気持ちや性質を言うときは、人を主語にした形容詞・動詞のほうが自然なことが多いです。

「ない」は no で作れますか?

名詞の不存在なら no が使えますが、状態や行動の否定は not / do not が必要です。まず肯定文の文型を作り、その文型に合う否定を選びましょう。

どの表現を最初に覚えればよいですか?

まず be biased を短い例文ごと覚え、次に be prejudiced against と be open-minded を場面の違いと一緒に追加するのがおすすめです。

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まとめ

考え方や判断が一方へ偏っているなら be biased、特定の人や集団への否定的な先入観なら be prejudiced against、偏見を持たず新しい考えを受け入れるなら be open-minded が基本です。 一語の対応だけを暗記せず、主語・場面・話し手の意図を確認してください。表現が出なければ、He judges people before he knows them. のように意味を簡単な英語へ分ければ、会話を止めずに伝えられます。

監査で補強した「偏見」の実践ポイント

採用では He may be biased in favor of candidates from famous universities.、報道では The coverage presents only one side.、人間関係では Try to get to know her before you judge her. と表せます。biased in favor of は「〜に有利な偏り」、biased against は「〜に不利な偏り」です。prejudice は人への否定的な先入観が中心ですが、bias はデータや仕組みにも使えます。

簡単な英語へ分解する確認

「その人が嫌い」なのか、「判断材料が一方に偏っている」のかを分けます。前者をすべて prejudice と呼ぶと強すぎる場合があります。I may be seeing only one side. と自分の見方に言い換えると、対立を避けながら偏りを認められます。

仕上げに、同じ内容を I / we / the situation の三つを主語にして声に出してみましょう。主語を変えると、be動詞、一般動詞、there is のどれを使うべきかが見えます。また、強い断定を避けたいときは seem、may、not really、a little を加えます。相手を評価する内容ほど、人そのものではなく、観察した行動・データ・結果を主語にすると、自然で建設的な英語になります。

練習では、まず肯定文を一つ作り、次に否定文と疑問文へ変えてください。そのあと主語を I から we、he、the plan、the situation へ入れ替えます。たとえば、事実を述べる文、話し手の感覚を述べる文、相手に確認する文の三種類を作ると、単語だけでなく語順まで定着します。最後に、専門表現を使わず know、feel、want、need、work、help のどれかで同じ意味を説明できるか確認しましょう。言い換えができれば、会話中に最初の表現を忘れても止まらずに話せます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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