
「柔軟にする」を英語にするとき、最初に思いつきやすいのはmake it more flexibleです。ただし日本語の一言には、対象の状態を変える場合と、具体的な操作をする場合が含まれます。英語では「何を」「どの点で」柔軟にするのかを決めると、自然な動詞が選べます。
柔軟性を高めることと、単に規則をなくすことは違います。flexibleは選択肢や変更余地を増やし、relaxは厳しさを弱め、adjustは具体的に日程や条件を動かします。
Contents
先に結論:「柔軟にする」の英語を使い分ける
| 表現 | 中心の使い方 |
|---|---|
| make it more flexible | 制度や条件に変更の余地を作る |
| loosen / relax the rules | 規則や制限を緩める |
| adjust the schedule | 予定を状況に合わせて調整する |
| build in flexibility | 最初から余地を設計に入れる |
迷ったときはmake it more flexibleから組み立てて構いません。その後、対象に合う専用表現へ置き換えると、より自然で具体的になります。
しゅみすけ(大山俊輔)
基本の語順と主語の考え方
make+制度・予定+more flexibleが基本。物理的な素材ならmake the material more flexible。build flexibility into the planでは、柔軟性を計画の中へ組み込むという語順になります。flexiblyは副詞なのでmake it flexiblyとはしません。
- We changed it to make it more flexible.
私たちは柔軟にするために、それを変更しました。 - This small change made a big difference.
この小さな変更が大きな違いを生みました。 - Can we make it better without changing the original meaning?
元の意味を変えずに改善できますか。
場面別の表現とニュアンス
make it more flexible:制度や条件に変更の余地を作る
最も広く使える基本表現です。対象と変化後の状態をそのまま示せるので、専門語が出てこないときにも役立ちます。
- We made the cancellation policy more flexible.
キャンセル規定をより柔軟にしました。 - Can we make it more flexible for beginners?
初心者にも柔軟にすることはできますか。
loosen / relax the rules:規則や制限を緩める
対象や目的がはっきりしているときに使うと、基本表現より短く具体的になります。
- The company relaxed the dress code.
会社は服装規定を緩めました。 - I chose this approach because it fits the situation better.
状況により合うため、この方法を選びました。
adjust the schedule:予定を状況に合わせて調整する
対象や目的がはっきりしているときに使うと、基本表現より短く具体的になります。
- We can adjust the schedule if needed.
必要なら予定を調整できます。 - I chose this approach because it fits the situation better.
状況により合うため、この方法を選びました。
build in flexibility:最初から余地を設計に入れる
対象や目的がはっきりしているときに使うと、基本表現より短く具体的になります。
- We built some flexibility into the plan.
計画にある程度の柔軟性を持たせました。 - I chose this approach because it fits the situation better.
状況により合うため、この方法を選びました。

makeを使う表現と専用動詞の違い
make+目的語+形容詞・比較級は、変化後の状態に焦点を当てます。一方、専用動詞は「何をしたか」まで一語に含めます。会話ではmakeの形が分かりやすく、仕事の報告や指示では具体的な動詞のほうが行動を共有しやすい傾向があります。
| 言いたいこと | 組み立て方 |
|---|---|
| 結果の状態を伝える | make+対象+状態 |
| 具体的な作業を伝える | 対象に合う専用動詞+対象 |
| 状態を維持する | keep+対象+状態 |
| 必要に応じて変更できるようにする | allow / let+人+動詞 |
日常・仕事で使える追加例文
- I changed a few things to make it more flexible.
柔軟にするため、いくつか変更しました。 - We need to think about people using it for the first time.
初めて使う人のことも考える必要があります。 - Could you show me a simpler version?
もっと簡単な版を見せてもらえますか。 - I’d like to keep the original idea.
元の考え方は残したいです。 - Let’s test it before we make a final decision.
最終決定の前に試してみましょう。 - That version works better for me.
私にはその版のほうが使いやすいです。
短い会話例
A: Some people are having trouble with this.
これで困っている人がいるみたい。
B: What exactly is difficult?
具体的にどこが難しいの?
A: The current version takes too much effort.
今の版は少し負担が大きいんだ。
B: I’ll change it to make it more flexible.
柔軟にするように変えてみるよ。
A: Great. Please keep the important parts.
いいね。大事な部分は残してね。
日本人が間違えやすい言い方
make it flexiblyに注意
make+目的語+補語では形容詞flexibleを置きます。
flex the scheduleに注意
flexは筋肉を曲げる、権力を誇示するなど別の意味が中心です。予定はadjust / make flexibleが自然です。
対象を置かずにmakeだけで終えない
makeの後ろには「変える対象」が必要です。make it …、make the process …のように、目的語を明示してから結果状態を続けます。
しゅみすけ(大山俊輔)
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
本題の表現が出てこないときは、「どこをどう変えるか」を中学英語に分解します。
- We can change the date if needed.
必要なら日付を変えられます。 - Give people more choices.
選択肢を増やしてください。 - Don’t make the rule too strict.
規則を厳しくしすぎないでください。
難しい単語を避けても、変える箇所と望む結果が分かれば、相手は具体的に動けます。これがしゅみすけ式の狙いです。
FAQ
makeを使えばいつでも通じますか?
基本的には通じます。ただし、目的語と変化後の状態を省かないことが大切です。対象に合う専用動詞が分かる場合は、そちらのほうが短く正確です。
moreとeasierはどう使い分けますか?
形容詞の比較級がある場合はeasier、flexibleやreadableのようにmoreを取る語はmore flexible / more readableとします。
誰にとっての変化かを加えるには?
for beginners、for customers、for meのようにfor+人を添えます。
まとめ
「柔軟にする」の基本はmake it more flexibleです。ただし、対象や目的に応じてloosen / relax the rules、adjust the schedule、build in flexibilityを使い分けると自然です。訳語を一つ暗記するのではなく、「対象」「変える点」「望む結果」の三つに分けて考えましょう。
「〜にする」全体の使い分けは、「○○にする」は英語で?make・keep・turn・set・put一覧で確認できます。









